京都のいぬぅ

I wanna be a master of life.

胎教の意義(2)

2006年10月27日 13時50分18秒 | 
マウスをつかった実験で面白い報告があります。 大人の場合、血液脳関門が血管から脳へと入ってくる物質の種類を制限し、脳を守っているのですが、 胎児や新生児の場合、血液脳関門が開きっぱなしになっており、 胎盤や母乳を通して母親から受け取る物質に脳の発達に役立つものが含まれているのではないかという仮説のもとに実験が行われました。 おもちゃでたくさん遊べる環境の母ネズミと 毎日一定時間狭いカゴに移され . . . 本文を読む

胎教の意義(1)

2006年10月26日 13時49分51秒 | 
人はみな親ばかなもので、 自分のことではどうでもいいことでも、 こと自分の子供となると、何でもやってやりたくなるものです。 胎教も昔から盛んで、ビジネスとしてもなかなかの市場を形成していますが、 そもそも子供は勝手に育つもので、 親が子供のためにできることなんて限られており、 胎教も親の自己満足であり、 それで親が納得し、いい親になれるなら それで十分だ というのが私の考えです。 胎教の必要性 . . . 本文を読む

ボケないインド人 アルツハイマー病への備え(2)

2006年10月25日 14時02分26秒 | 
アルツハイマー病の早期発見の研究も進んでいます。 微小管と形成するタウと呼ばれるタンパク質がアルツハイマー病のバイオマーカーになると分かっており、 脳脊髄液にこのタウがあるかないかを調べることでアルツハイマー病が発症しているかを確認します。 (アミロイドベータの蓄積により神経細胞の微小管の構造が変わり、神経細胞が死滅すると、タウは細胞の外へと漏れ出ます。) この診断では、初期段階からアルツハイ . . . 本文を読む

ボケないインド人 アルツハイマー病への備え(1)

2006年10月24日 08時14分28秒 | 
「カレーを毎日食べているインド人にはボケる人が少ない」 そんなうわさも確かめてみようとするのが科学者。 で、実際調べてみると驚くべきことに カレーをよく食べるインド人は米国人に比べ アルツハイマー病の発症率が4分の1しかないことがわかり、 そのあと、カレーの成分とボケ予防について本格的に始まったのです。 さて、アルツハイマー病とは 神経細胞の脱落により大脳が萎縮し、一般に痴呆と呼ばれる症状がでる . . . 本文を読む

高速回転 フル稼働(2)

2006年10月23日 23時02分42秒 | 
前回は脳をフル回転させるために 栄養補給食材としてバナナをとることを薦めました。 今回はもうひとつのキーワードである細胞の呼吸について説明します。 われわれは常時呼吸していますが、細胞も呼吸しています。 細胞はヘモグロビンによって運ばれた酸素を取り入れ、 細胞内のミトコンドリアが酸素を利用してエネルギーを作り出します。 つまり、細胞が活性化するために酸素が必要なのです。 つい最近、予備校生に市 . . . 本文を読む

高速回転 フル稼働(1)

2006年10月21日 22時53分52秒 | 
人生にはここぞという踏ん張りどころがあります。 みなさんもいろいろ経験してきたことと思います。 絶対に負けれない試合や、受験、就職活動の面接や大事なプレゼンテーションなど、 自分の実力は発揮するために皆さんは何か対策をしていますか? 緊張をほぐす、前日は良く寝る、いろいろありますけど、 せっかくなので、脳に注目して考えてみましょう。 運動だろうが勉強だろうが発表だろうが、 脳がどの程度回転、機 . . . 本文を読む

母は賢し!? (1)

2006年10月16日 17時43分57秒 | 
女性は生まれつき母親なのではない。子を宿し産み落とすことはじめて、それまでひたすら自己の欲求と生存だけを追及していた生物が、子供の世話や幸せに重点を置くようになるのである。その変化は脳内でも確かに現れていた。 . . . 本文を読む

神経伝達物質と性格

2006年08月04日 21時54分30秒 | 
やる気や快感などに関与するドーパミン神経、 ストレスに反応し興奮をつかさどるノルアドレナリン神経、 これらを抑制しバランスをとり、心の安定を寄与するセロトニン神経、 この3つは、心の三原色と呼ばれ、 これら神経伝達物質の濃度などが時間的空間的にさまざま変わることで 気分も変わってくることは以前述べたとおりです。 そして、そのどの神経伝達物質がよく出ているとか、 効率よく働いているといった傾向は、 . . . 本文を読む