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綱敷天神社 禰宜日誌

大阪梅田の綱敷天神社のご案内ブログです

令和元年 御旅社七夕祭

2019年07月07日 | ノンジャンル
本年も茶屋町の当宮御旅社での七夕祭、無事にお納め申し上げました。

今年は祭礼日が土日にあたり、来街者の方も多くお参りになり、大変賑わいました。ですが大きな混乱も無く、お天気にも恵まれ佳い七夕となりました。

どうぞこの令和の御代も穏やかな御代となりますよう願いを込めて、またご奉賛者の皆様はもとより、ご参拝になられました皆様の祈願の成就とご健康ご多幸をお祈り申し上げる次第です。



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夏越大祓の茅の輪

2019年06月30日 | ノンジャンル
今日6月30日は夏越大祓です。お正月からの半年間に知らず知らずのうちに積もった罪穢れをお祓いする日です。

この日、多くの神社では無病息災を祈念して茅の輪くぐりが行われます。この「茅の輪(ちのわ)」とはチガヤ(茅)というイネ科の植物で作った輪っかで、奈良時代の『備後国風土記逸文』によれば厄災疫病除けの御守ともいわれています。

元々は腰につける程度の大きさでしたが、室町時代以降、だんだんと大型化し、昨今では立って歩いてくぐれるほどの大きなものが各地の神社に設けられています。

しかし当宮周辺は繁華街の為、材料のチガヤが自生しておらず、境内で栽培したチガヤで作りますので、収量の関係上、おひとりさま専用の茅の輪となっております。

これまで大祓の神事で神職が用いる分だけでしたが、令和元年の慶節、ご参拝の皆さまにもくぐって頂き、令和の御代も健康無事に過ごせますようにという願いをもって茶屋町の御旅社本殿前に設置致しました。

今日午後17時までの設置でございます。ご参拝の折にぜひおくぐり下さい。



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令和元年 七夕祭のお知らせ

2019年06月24日 | ノンジャンル
本年も7月6日、7日の両日、茶屋町の御旅社において、
16:00~22:00までの間、七夕祭を執り行ないます。

1階の特設授与所にて短冊(1枚100円)の授与も致しております。
(境内に飾られました笹にお結び頂けます)

七夕は日本の天之棚機比売(棚機津女)の伝説と、
中国の織姫彦星の伝説、習い事の上達を祈念する乞巧奠という
行事が合わさり、今の形になったといわれ、
技芸上達、家内安全、愛情結縁を祈念する行事です。

当宮では、全国天神社の総本社である、
京都の北野天満宮の七夕祭である、
「御手洗祭(みたらしさい)」に倣い、
御神前に短冊、硯、墨、筆、角盥などを
奉り皆さまのお願い事の成就を祈念して、
神事を斎行致します。

どうぞ皆さまのお参りをお待ち致しております。


【祭礼名】 綱敷天神社御旅社 七夕祭
【場 所】 大阪府大阪市北区茶屋町12番5号
【日 時】 令和元年7月6日、7日の両日 16:00~22:00
【行 事】 五色の短冊の授与(1枚100円)

なお、本年は7月6~7日が土日にあたり、大変な混雑が予想されます。
お参りの際はご自身のお足元はもとより、
小さいお子様などにご注意頂きますようお願い申し上げます。

※御朱印は6月25日~7月15日までは社務多忙の為、お断りしております

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令和元年 歯神祭 お納め致しました

2019年06月05日 | ノンジャンル
令和元年の歯神祭、滞りなくお納め申し上げました。本年はお天気にも恵まれ清々しいお祭りとなりました。今回、巫女の奉仕を頂きました方は、遠くベラルーシから日本に留学に来ている方で、訪日外国人の増える中、当宮でも国際化の新しい風を感じているところです。ご参拝の皆様ようこそお参りでした。



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令和元年 喜多埜稲荷神社、白龍社 例祭

2019年05月15日 | ノンジャンル
5月15日。神山町の当宮御本社の末社、喜多埜稲荷神社と白龍社の例祭の方、滞りなくお納め申し上げました。

昭和40年代頃までは近隣に自営業の方も多くおられた為、商売繁盛を祈念して賑やかに執り行われたそうですが、現在は氏子の方のご参列のお申し出も無い為、神職のみの神事奉仕となっており、梅田の街中とは思えないのどかな神事となっております。

どういった謂れでこの5月15日が例祭日になったのか等の記録は戦災の為残っていませんが、ちょうど田植えの時期でもある事から、梅田が農村だった時代、この頃に豊作祈願などが行われていた名残ではないかと考えられています。
また当宮の御祭神、嵯峨天皇さまともゆかりの深い、賀茂下上社の「葵祭」も同じ15日であり、室町時代に一時的に葵祭の運営費用を、当宮の氏子地域の古称である北野村が負担したという記録もある事から、そのあたりとの関連性も考えられています。

梅田が農村だった名残を今に伝えていると思われるお祭りであり、また梅田の商売や土地家屋を見守り続けている神さまですので、今後とも大切に奉仕を勤めていかなければならないお祭りです。



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令和元年(2019) 歯神社例祭のご案内

2019年05月13日 | ノンジャンル
令和の御代始め。この慶賀の本年も例年通り歯神社にて年に一度の例祭 「歯神祭」(正式名称:歯神社例祭、通称:歯ブラシ感謝祭)を執り行います。

日時 令和元年6月4日(火) 午前11時 斎行(~11時30分頃まで)
場所 大阪市北区角田町2-8 歯神社
   (HEPの赤い観覧車の裏手、ねぎ焼きやまもとエスト店の裏側)

奉賛 全日本ブラシ工業協同組合、㈱サンギ、角田町振興町会


 ※ 本年のみのご注意 ※

 本年は歯神社の向かい側のエスト1番街East Areaの
 改装工事の為、例年のように、高架下でお並び頂く事が
 難しくなっております。
 当日のご参列方法については、現在検討中でありますが、
 交通事情の激しいところの為、当日の状況をみて
 判断せざるを得ないところもございます。
 その点何卒ご了承の上、ご参列につきましては、
 神職らのご案内にお従い頂きますようお願い申し上げます。


 ○歯ブラシの無料授与について

  整理券をお持ちの先着100名さままでとさせて頂いております。
  整理券は当日神事前に配付いたします。

  なお、整理券はお1人につき1枚限りとさせて頂いております。
  その場におられない方の取り置きは原則お断りしております。
  あくまでも神事ですので、お参り頂いてお受け下さい。

  数に漏れられた方には、御神前にお供えしました歯ブラシを
  一袋(3本入り)500円で授与致しております。

 ○その他ご注意
  ・歯神際では御朱印の授与はしておりません。
  ・歯神守、御神札当日歯神社で授与します。(数に限りあり)
  ・この日は御旅社の授与所は終日お休みします。
  ・歯神社は小さな神社の為、祭礼はすべて立席です。


歯神社例祭に関するお問い合わせは、
歯神社社務所(綱敷天神社御旅社)まで。

電話:(06)ー6371-1586

※3日、4日は準備で多忙の為、お問い合わせのお電話等のご対応は出来ません。


なお、最新情報は当宮職員が配信しておりますTwitterでご確認下さい。
https://twitter.com/#!/tunashiki

http://www.hagamisan.com/

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平成31年 菜種守の授与

2019年02月24日 | ノンジャンル
本年も例年通り、イライラ封じの「菜種守(なだねまもり)」の授与を明日、2月25日から4月上旬までの菜の花の時期限定で、茶屋町の御旅社で授与致します。

この春は平成の御代から、新しき御代への御代替わりとなる節目の春です。

新しき御代が、春の和らぎの如く、穏やかな年まわりとなるよう、祈念致し授与申し上げます。



●授与についてのご案内●

初穂料:700円

昨今、社務多忙の為、平日は留守がちでございますが、土日の13:00~17:00であれば概ね授与所に神職か巫女が詰めております。

なお、菜種守は御旅社限定の御守ですので、御本社では授与しておりません。



●菜種守について●

茶屋町はかつて一面の菜の花畑で、俳人の与謝蕪村が「菜の花や月は東に日は西に」と詠むほどに菜の花の名所でした。

また当宮の御祭神、菅原道真公も菜の花にはご縁があり、道眞公が天神さまとなられた後、京都では落雷や災害が続き、天神さまの祟りと恐れられましたが、道真公の御命日である旧暦2月25日頃に咲く菜の花の風情に、天神さまの荒ぶる御心が年を重ねるごとに次第に宥ね(菜種)られて、学徳の神さまと成られたという信仰があり、この菜種守はそういったトゲトゲしい心を宥ね、開運を祈念する御守です。

御守の中には御神符と共に、茶屋町産の菜種が封入されております。かつて梅田で菜種を栽培していた頃は、その出来の良し悪しを鞘を振って確かめ、その音が良ければ笑顔になったという言い伝えもあり、この菜種守もそういった故事に倣い、菜種の音が鳴るようになっています。

また御守袋の織り柄が近世までの梅田の風景になっており、まさに梅田・茶屋町ならではの御守です。






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兎我野のイノシシ

2019年02月05日 | ノンジャンル
本日、平成31年2月5日は旧暦1月1日です。中国では春節という事で、休暇を日本で過ごされる中国人観光客の方を梅田でも多く見かけます。

さてそんな本年は亥年ですが、日本で動物としてのイノシシの最古の記録をたずねますと、実は梅田にいたイノシシが、日本史上最古の可能性が高いのです。

日本最古の書物『古事記』によれば、猪の文字が最初に出てくるのは、大國主神が兄弟である八十神に騙されて、赤く焼けた巨石を赤い猪と騙されて、それを受け止めてしまって焼け殺されかけた時が文字としては最初です。
しかしこれは赤い猪に見える「焼けた石」ですので、猪ではありません。

次に見えるのは第八代 孝元天皇の皇子である少名日子建猪心命の名前の中の1字ですが、こちらは猪とは関係なく、音の当て字と思われます。

その次に見えるのは、倭健命の伊吹山での白猪の祟りの段ですが、この白猪は神の使者とされていますので、動物とみるべきでは無いでしょう。

そして次に見えるのが、倭健命の孫にあたる応神天皇が生まれたばかりの頃。異母兄である香坂王、忍熊王、の二皇子が応神天皇を亡き者にしようと悪企みをし、その企みの成否を占う為に、「トガノ(斗賀野)」で、良い獲物が獲れたら大吉、ダメなら凶という事で狩りをしたところ、どこからともなく赤い怒った猪が出てきて、香坂王を食い殺したという記述。


これが日本史上、最古の動物としてのイノシシの記述です。


このトガノの場所がどこだったのか。諸説ありますが、大きくわけて2つあり、1つは神戸説(兵庫区夢野町や都賀川周辺)、もう1つが、ここ梅田の兎我野町説です。

その中でも、筆者としましては梅田のトガノ説を強く推しております。地元という事もありますが、史料的見地などから考えても梅田の可能性が高く、主なものを上げただけでも、

①応神天皇の次代の仁徳天皇の御代にもトガノの地が出てきており、そのトガノの地はいまの梅田でほぼ間違いない事から、同年代で同じ地名を使っていれば、同じ場所と考えるのが自然。

②江戸時代の暁鐘成の『摂津名所図会大成』で、湊川(夢野町)をトガノとしているのは「むかしの杜撰」であると言い切っている点。

③地勢的に夢野町周辺は高低差のある崖地であり、狩りには不向きな土地である点。(源義経の鵯越えもすぐ近くであり、かなり落差のある崖が多い)

④近年、梅田の埋蔵文化財の調査で、古墳時代に人が生活していた形跡が見つかっており、応神天皇の御代には梅田はすでに人が住んでいた事がわかっている。また、近くの森ノ宮遺跡からイノシシの骨も出ており、イノシシもいたのは間違いない点。

⑤日本書紀には香坂王らが陵墓築造と偽って陣地を明石に築いたという記述があり、これが夢野町説の根幹であるが、この陣地築造の時期と、軍を起こしたタイミングは違う可能性があり、日本書紀にも「時、」とわざわざ時期が違いますという事を示す言葉が入れられており、当時のニ皇子の本拠地が奈良であった事を考えると、陣地は予め明石に築き、いよいよ決起する「時」、奈良から大阪まで出て、梅田のトガノで占いをして、それが大凶だったので、南の住吉に退却したという方が、流れとしては自然な点。(明石から一気に住吉に退却では距離が開きすぎる)

⑥都賀川周辺をトガノと比定している文献もあるが、都賀川の名の由来は都賀庄の荘園名からで、野の字は無かった。野の字が出てきたのは村の合併で生まれた都賀野村が明治22年になって出来た時からであり、比較的新しい。また夢野町も仁徳天皇の「菟餓野の鹿」に由来すると考えられる摂津国風土記の「夢野の鹿」から取られた地名であるが、この摂津国風土記の中では「トガノ」と「夢野」は明確に区別されており、トガノ≠夢野である事は間違いない。 梅田の兎我野町は江戸時代初期の古地図「石山合戦配陣図」にもトガノの転訛とみられる「トコノオ」という地名が既に見られるなど、史料の観点からも梅田の方が古い点。

などなどの理由から、斗賀野は梅田であったという可能性が高いといえます。

このイノシシ年。ぜひ梅田はイノシシの記録上最古の地の可能性が高いという事を一つ覚えていただけたら幸いでございます。 

(なおこれらは全て筆者の独断と偏見による推測であり、綱敷天神社の公式見解ではありません)

写真は兎我野町に眠る江戸時代の大阪の画家、森狙仙の「猪図屏風」
(江戸時代(18~19世紀) 紙本墨画淡彩 株式会社千總蔵)



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とんど祭のお知らせ

2019年01月11日 | ノンジャンル
謹みて新年の御祝詞を申し上げます。 今年も氏子崇敬者皆々様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。

さて、来る1月15日 神山町の御本社において、古しめ縄、古い御神札、御守などのお焚き上げ行事である、とんど祭をご斎行申し上げます。

 ◯日時:1月15日 08:00~10:00(受付ご対応の時間)

 ◯場所:大阪市北区神山町9-11 綱敷天神社 御本社 境内

   ※茶屋町の御旅社では火炉が設けられませんので、
    例年、古しめ縄などは取り纏めてトラックで御本社に
    運んでおります。トラックでの運搬は午前8時の予定
    ですので、御旅社にお持ち寄りの場合は、
    午前8時までにお持ち寄り下さい。
    それ以降は御本社に直接お持ち寄り下さい。
    (8時以降に御旅社にお持ち寄りの場合は有料となる場合があります)

このお焚き上げの忌み火でもって、年神さまにお帰り頂くという信仰から、上り調子の午前中にお焚き上げするのが吉例とされます。ですので午前中にお持ち寄り頂きますようお願い申し上げます。(午前8時~10時までは受付の者がおります。午後からはお受付致しておりません)

また、例年お願い致しておりますが、おモチ、ダイダイ、ミカン、串柿は燃えませんので、火炉には絶対にご投入にならないで下さい。必ずお取り外し下さい。

強いて申し上げれば、これらは年神さまからのお下がりです。ご自宅でお召し上がり頂くのが本義でございます。(ダイダイは半分に切り、洗濯ネットなどに入れて、湯船につけて、ダイダイ風呂としてお楽しみになられるのも良いでしょう)

なお、陶器類、金属類、ガラス類、ビニール、樹脂類も不燃物の為、火炉にはお入れ出来ません。ご自宅でご処分下さい。

それと、近年多く見られるのですが、とんど祭にしめ縄をお持ち寄りになられて、受付の者にポンと放り投げるように渡して、そのまま帰られる方が目立ちます。 とんど祭はゴミ焼却ではありません。日本人であるならば、まず御神前に参拝し、しかる後、受付の方に丁寧にお渡しして、火炉にしめ縄をご投入頂くのが最低限の礼儀です。そうした行いの一つ一つを大切にしましょう。

当宮のとんど祭は、昔からのご縁で無償のご奉仕を頂いている方々のお陰で何とか維持いたしております。そういった方々のご負担を増やさぬよう、何卒、事前のダイダイの取り外しなどご協力頂きますようお願い申し上げます。

また、少々の雨天であれば、とんど祭は斎行の予定です。

古くから梅田で続く「とんど祭」を今後も伝え残していく為にも、皆様のご協力を何卒宜しくお願い申し上げます。

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平成最後の遣梅式

2018年07月24日 | ノンジャンル
本年も7月24日。茶屋町の御旅社におきまして、遣梅式の神事、無事にお納め致しました。
この神事は、日本三大祭の一つ、大阪天満宮の天神祭に先立ち、天神信仰の霊木として名高い、当宮の梅ヶ枝を、天神さまの御神霊の依代とする為、神童自ら拝受に参拝するという神事です。

例年にない、大変な暑さの中の神事となりましたが、神童さんは立派に勤められ、無事に梅ヶ枝を大阪天満宮へとお持ち帰りになられました。

明日25日は天神祭のヤマ場である陸渡御、船渡御が行われます。その際に神童さんが持つ梅ケ枝。こちらにも是非ご注目下さい。



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