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綱敷天神社 禰宜日誌

大阪梅田の綱敷天神社のご案内ブログです

大嘗祭前二日大祓

2019年11月10日 | ノンジャンル
以下の通り、明後日11月12日に大嘗祭前二日大祓を
茶屋町の御旅社で斎行致します。ご参列自由です。


日時:令和元年11月12日 午後4時から(30分間ほど)

場所:綱敷天神社御旅社(大阪市北区茶屋町12-5)

参列:自由です。15時55分頃に御旅社社殿前にお集まり下さい。

概要:16時から御神前にてお清めの祝詞である
   大祓詞を参列者一同と奉唱し、大嘗祭の無事のご斎行と、
   令和の御代の安寧と五穀豊穣を祈念します。
   (大祓詞については事前によみがなのついたものを配布します)


詳細:11月14、15日に執り行われる、
   天皇陛下の御即位の最重要祭祀である大嘗祭。

   令和の御代の安寧と五穀豊穣を、
   陛下にはより清々しくご斎行頂く為、日本全国の神社に
   おいても、臨時の大祓を執り行います。
   
   大祓(おおはらえ)とは、毎年6月30日、12月31日に
   半年間の間に溜まった罪穢れをお祓いする神事で、
   天皇陛下をはじめ、全国の神社でも
   遥か奈良時代以前から執り行われてきたお清めの神事です。
   
   今回の大祓は、大嘗祭の為の臨時の大祓であり、
   天皇陛下一世一代限りの特別な大祓です。
   ぜひ、ご参列頂き、令和の御代も清々しくあるよう、
   ともに祈念致しましょう。




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黄櫨染御袍 絵馬

2019年10月21日 | ノンジャンル
いよいよ明日、天皇陛下の御即位を内外に宣明される「即位礼正殿の儀」が皇居松の間で挙行されます。令和の御代の萬歳を祈念し、奉祝の誠を捧げる日本国の一大盛儀であります。

その儀式の中で、天皇陛下がお召しになられる装束を「黄櫨染御袍」と申します。

この黄櫨染という色は、日陰で見れば濃い黄土色ですが、日を浴びれば金色のように輝き、天皇陛下のみがお召しになる事を許される「禁色」の色とされています。

その禁色をご制定になられましたのが、当宮御祭神の嵯峨天皇さまであります。

今から約1200年前の弘仁6年(815)10月25日の詔にその事が記録されています。(また5年後の弘仁11年には正式に天皇の装束としてご制定)

平安の御代より令和の御代に至るまで、嵯峨天皇さまの美意識は現今に伝えられている。その証の一つといえます。

当宮では嵯峨天皇さまの御事績にちなみ、御代替りの記念として、限定で黄櫨染御袍を象った絵馬を年初よりお授けしておりますが、いよいよ残りわずかとなってまいり、恐らく、この御即位大礼前後ですべてお授け仕切ってしまう見込みです。

無くなり次第、終了となります。 今後、御即位などの特別な事由の無い限りは再度のご奉製の予定は暫くございません。何卒ご了承下さいませ。

ちなみに、明日22日は茶屋町の御旅社では9時~17時で授与所の方、ご対応しております。
(平日は留守が多うございます。土日の午後なら概ね詰めております)

※なお、22日の御朱印は神職が御本社での神事や、テロ警戒で出向の為、お受付できません。



  

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令和元年 秋祭

2019年10月17日 | ノンジャンル
過ぐる10月15日は当宮御本社の秋祭でした。現在は神事のみの奉仕となっておりますが、特殊神饌をお供えするお祭りで、往古の梅田の食文化を伝える神事でもあります。

さて先日、台風19号の被害によって、数多くの方々が被災されました。心よりお見舞い申し上げますとともにお亡くなりになられた方々の御霊のご平安を祈念するばかりです。

私達が普段、何気なく食べている食べ物も、こうした災害を乗り越えて、命がけで実りを繋いで来られた先人のお陰です。この梅田においても有史以来、数多くの水害に遭って来た地域です。今は小さな秋祭ではありますが、その神事に込められてきた先人の思いというのは大切にしていかなければならないものです。

「いただきます」「ごちそうさま」この僅かな言葉に込められてきた心を日本人であるならば忘れないようにしたいものです。



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歯神社門帳の新調

2019年10月01日 | ノンジャンル
今月22日、天皇陛下の御即位大礼が挙行されます。それに先立ち奉祝記念として、このたび歯神社の門帳を新調いたしました。

野筋という紫赤の布に、通常であれば千鳥という鳥と、胡蝶という蝶々の文様があしらわれますが、この新しい門帳には歯神社らしく歯と歯ブラシの御紋を特別に入れて頂いております。ご参拝の折には、ぜひご覧ください。



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御本社大屋根の部分修理完了

2019年10月01日 | ノンジャンル
8月から工事に入っておりました御本社大屋根の部分修理が先月末に完了いたしました。

修理部分は地上からは見えませんが、これで雨漏りも無くなる事と思います。

いよいよ今月22日には天皇陛下の御即位大礼が挙行されます。御大典をきれいな状態で迎える事が出来て、大神さまもきっとお慶びの事と思うところです。



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義援金泥棒

2019年09月10日 | ノンジャンル
茶屋町の当宮 御旅社の災害義援金箱が何者かにより壊され、中に入っていた義援金が盗まれてしまいました。

未明の犯行と思われ、残念ながら防犯カメラの録画機が故障中であった為(今週中に新しいものと取り替えるところでした)、犯人の姿も防犯カメラに残っておりませんでした。

災害で困っている方々への義援金を募り、また災害を忘れないようにという思いで義援金箱を設置しておりますが、こうした犯行を突きつけられますと、本当に悲しいやら情けないやら、憤懣遣る方無い思いでいっぱいになります。

現在、警察の方に巡回強化をお願い致しておりますが、かような事情ゆえ、義援金箱の修理と、防犯体制の強化が完了致しますまでは、しばらく義援金箱の設置は中止したいと思います。誠に申し訳ございません。



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御本社 大屋根 修理工事

2019年09月03日 | ノンジャンル
平成29年、30年の台風と、大阪北部地震などで傷んでおりました、
当宮御本社の本殿大屋根ですが、先月末から修理工事に入りました。

大屋根に使われております銅板は現在価格が高騰しており、
全面葺き替え致したくとも神社単独では難しく、
時勢柄、ご奉賛のお声なども、上がり難い状況です。

しかし、令和の御即位大礼を雨除けシートをかけたままでは
大神さまに申し訳なく、今回無理を押して
部分修理だけでもという事で、修理工事に入って頂きました。

作業の関係上、今月半ば頃までは
本殿前に足場を組んだままの状態となります。
修理完了までは何卒ご容赦下さいませ。



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令和元年 遣梅式

2019年07月24日 | ノンジャンル
令和元年7月24日。本年も茶屋町の御旅社にて、遣梅式の御儀滞りなくお納め申し上げました。

この神事は、日本三大祭の一つとして知られる大阪天満宮の天神祭と、当宮との間で行われる特殊神事です。

この天神祭で最も重要な神事として行われるのが、御神霊を鳳輦にお遷しする際に行われる神霊移御の儀という神事で、その御神霊にお遷り頂く為に梅の枝を用いる慣わしがあります。

その梅もただの梅ではなく、太宰府天満宮の飛梅と並んで、天神信仰の御神木として知られる当宮の紅梅の枝(梅塚の梅ヶ枝)を用いる慣わしがありました。

当宮の梅は一説には、梅田の梅の字の由来にもなったといわれ、古くは古墳時代の仁徳天皇さまの御代に讃えられた「難波津に咲くやこの花」の梅も当宮の梅といわれており、天神さまの所縁の梅である事はもちろん、大阪の歴史においても、また和歌の歴史においても非常に重要な梅として、江戸時代には遠近に知られていました。

そうした霊験あらたかなる梅である事から、天神祭において御神霊をお遷り頂くのに相応しい梅として、古くから大阪天満宮より神霊移御の儀に使わさせて頂きたいとの依頼を受けて、当宮が授与して参りました。

神事自体の歴史も古く、江戸時代まで行われていたようですが、幕末の動乱で神事が行えなくなった事から途絶し、そのまま140年あまりが経過していましたが、平成22年(2010)に当宮と大阪天満宮との両神社で史料が発見された事から、古儀復興の気運が高まり、本年で古儀復興ちょうど10回目になります。

本年も、西天満小学校に通う児童の中から選ばれた神童さんが、恭しく当宮に参拝の上、しっかりと梅ケ枝(梅の瑞枝とも)を拝受致しました。

実は、昨夏のあまりもの暑さで、梅の木が大変に弱ってしまい、5月頃になっても新芽が出ないので、今日の遣梅式がどうなるかと大変心配しておりましたが、6月の梅雨入り以降、一気に枝葉を伸ばしまして、何とか間に合いました。

明日25日は、大阪天満宮におかれては、陸渡御、船渡御と天神祭の最高潮を迎えますが、神童の持つ梅ヶ枝にもぜひご注目下さい。

 



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御旅社の狛犬100歳

2019年07月15日 | ノンジャンル
御本社で例祭が執り行われた今日、令和元年7月15日。実は茶屋町の当宮御旅社にあります狛犬が、ご奉納頂いてからちょうど100年目となります。

大正八年(1919)7月に茶屋町・芝田町の氏子中から奉納された事が、狛犬の台座に彫られており、当時の氏子さん方からのご寄進のものという事がわかります。

実はこの奉納の前年、米価高騰による米騒動が勃発しており、またさらにその前年には芝田町で大きな火災が発生し、120戸が焼失するなどの事件があり、世情としては大変厳しい状況でしたが、

茶屋町・芝田町の氏子の皆さんが、「苦しい時こそ助け合い、そしてその姿を神さんに見守ってもらって明日が良くなるように」という強い祈りのもと、ご奉納されたものといわれております。

この百年で茶屋町・芝田町は大きく変化しましたが、御旅社の狛犬さんはこれからも変わらず、御神前を守り、そしてお参りされる方、街を行き交う人々を見守り続けています。



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令和元年 例祭

2019年07月15日 | ノンジャンル
令和元年の当宮 例祭、本年も無事にお納め申し上げました。

例祭とは、その神社にとって一番大切なお祭りの事で、当宮の場合は主祭神であられます、嵯峨天皇さまの崩御の日に当たり、平安時代から毎年この7月15日に神事が執り行われて参りました。

旧暦が用いられていた江戸時代までの7月15日は、ちょうどお盆にあたり、周辺の商店などはすべてお休みになる中、当宮だけは賑やかにお祭りが行われていたので、大坂市中から人々が集まるお祭りだったようです。

現在は都市化による道路事情の悪化や、地域住民の減少、担い手不足などにより、往時のような賑やかなお祭りは出来なくなっておりますが、神事だけは途絶えることなく執り行っております。

今年は令和の御代替わりにあたり、この新しき御代も穏やかなる年まわりとなりますよう祈念申し上げると共に、氏子崇敬者皆々様のご平安を併せてお祈り申し上げました。



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