綱敷天神社 禰宜日誌

大阪梅田の綱敷天神社のご案内ブログです

玉姫稲荷神社の本坪鈴

2012年12月29日 | ノンジャンル
茶屋町の御旅社 末社の玉姫稲荷神社の鈴が、今月初旬に老朽化の為、破損してしまい、難儀しておりましたところ、それを知った崇敬家の永井さまから、

「ぜひ、新しいものをご奉納したい」

というご篤志のお申し出を受け、本日新しく付け替えさせて頂きました。

ご奉納頂いた鈴には、奉納者であらされる永井滋さんらご家族のお名前が入っており、「家族にとってとてもよい記念になりました」と、一緒にご参拝頂いたお子さま方も、神妙な面持ちで、奉納の神事にお立ち会い下さいました。

神事の後、ご家族みなさまで、”鳴らし初め”をして頂き、これから新年を迎えるに当たって、大神さまにもきっとお慶び頂いたのではないかと思う次第です。

ご奉納頂きました永井さまには篤く御礼申し上げます。ありがとうございました。





牛さんの「飾り綱」と「よだれかけ」

2012年12月13日 | ノンジャンル
当宮御本社の門前の道路「旧池田街道(能勢街道)」。この道を北へ少しく行くと新田ふとん店さんがあります。 大変質の高いお布団を作られるお店として有名で、当宮とも大変長いお付き合いがあり、現ご当主は町会長もされておられる地域の要であられる方です。

そんな新田ふとん店さんから、いつも年末になると、あるものが当宮に届きます。

それは「牛さんの飾り綱とよだれかけ」です。

新田ふとん店さまは当宮のご崇敬家であらせられ、一際、天神さま、牛さんへの尊崇のお心並々ならぬものがあり、神社からお願いしている訳ではなく、真心でこの手作りの「飾り綱」と「よだれかけ」をご奉納下さいます。

現今、これだけの素晴らしい飾り綱をつけている神牛像は滅多になく、何より、ご奉納下さいます、新田さまのお心が何よりもの宝物であります。

神社は、こうした地域の皆さまのお心を寄せて成り立っております。 信じる信じないというのではなく、大切なものを守りたい・伝えたい そのお心を育む土壌こそが神社という場所なのかもしれません。

新品の飾り綱は年始にお目見えです。きっと新しくなった綱を締めて、牛さんも喜ばれる事でしょう。

新田ふとん店さまには心より御礼申し上げるばかりです。有り難う御座いました。