綱敷天神社 禰宜日誌

大阪梅田の綱敷天神社のご案内ブログです

令和5年(2023)1月15日 とんど祭のご案内

2023年01月13日 | 日記

謹みて新年の御祝詞を申し上げます。 今年も氏子崇敬者皆々様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。

さて、来る1月15日 神山町の御本社において、古しめ縄、古い御神札、御守などのお焚き上げ行事である「とんど祭」をご斎行申し上げます。


 ◯日時:1月15日 08:00~10:00(受付ご対応の時間)
     (小雨程度であれば斎行します)

 ◯場所:大阪市北区神山町9-11 綱敷天神社 御本社 境内


※ 事前に持ち込まれる方へのお願い ※
しめ縄を外すのは15日当日の朝というのが本義ですが、会社の休業日などの都合で事前にお持ち込みになられる方もおられます。そうした方の為に、当宮では、御本社、御旅社ともに、古しめ縄をお納めいただく為の箱を境内に置いてございます。こちらにお納め頂きましたら、15日当日お焚き上げさせて頂きます。なお、必ず、しめ縄から「ダイダイ」「ミカン」などは取り外していただくようお願いいたします。お焚き上げ出来ないものについては下記「お焚き上げ出来るもの、出来ないものについて」をご参照下さい。


※ 御旅社(茶屋町)での受付締め切りについて ※
茶屋町の御旅社では火炉が設けられませんので、例年、古しめ縄などは取り纏めてトラックで御本社に運んでおります。トラックでの運搬は1月15日の午前8時の予定ですので、御旅社にお持ち寄りの場合は、 午前8時までにお持ち寄り下さい。
それ以降は御本社に直接お持ち寄り下さい。(8時以降に御旅社にお持ち寄りの場合は有料となる場合があります)

 

【お焚き上げ出来るもの、出来ないものについて】

 ◯お焚き上げ出来るもの
  ・しめ縄(ダイダイ、ミカンは外して)
  ・古い御神札、御守
  ・可燃の縁起物(福笹、熊出)
  ・木製の神具品

このお焚き上げの忌み火でもって、年神さまにお帰り頂くという信仰から、上り調子の午前中にお焚き上げするのが吉例とされます。ですので午前中にお持ち寄り頂きますようお願い申し上げます。(午前8時~10時までは受付の者がおります。午後からはお受付致しておりません)

 

 ◯お焚き上げできないもの
 !!下記のものはお受付しておりません!!

   ☓ 他宗教のもの(仏教、キリスト教など)
   ☓ おモチ (パックのおモチも)
   ☓ ダイダイ、ミカン
   ☓ 串柿
   ☓ 陶器類
   ☓ 金属類、銅像
   ☓ ガラス類
   ☓ ビニール製品
   ☓ 書籍、分厚い紙
   ☓ 樹脂類
   ☓ 財布、写真、ぬいぐるみ等、個人的なもの

おモチや串柿などは、強いて申し上げれば年神さまにお供えした御饌のお下がりです。ご自宅でお召し上がり頂くのが本義でございます。(お餅は砕いて揚げれば「おかき」になります。ダイダイは半分に切り、洗濯ネットなどに入れて、湯船につけて、ダイダイ風呂としてお楽しみになられるのも良いでしょう)


【諸注意】

近年多く見られるのですが、とんど祭にしめ縄をお持ち寄りになられて、受付の者にポンと放り投げるように渡して、そのまま帰られる方がおられます。(特に会社員と思われるスーツ姿の方に顕著です) 
また、財布や、思い出の写真などを大量に持ち込まれる方も近年多く見受けられます。
とんど祭は神様の御稜威の籠もったものを、天にお返しする神事でありますので、ゴミ焼却ではありません。日本人であるならば、まず御神前に参拝し、しかる後、受付の方に丁寧にお渡しして、神火炉にしめ縄をご投入頂くのが最低限の礼儀です。そうした行いの一つ一つを大切にしましょう。

当宮のとんど祭は、昔からのご縁で無償のご奉仕を頂いている方々や、周辺氏子皆様のご理解のお陰で何とか維持いたしております。そういった方々のご負担を増やさぬよう、何卒、ご協力頂きますようお願い申し上げます。

なお、とんど祭終了後に、古しめ縄などをお持ち寄りになられる場合は、有料となる場合がございます。また、とんど祭のお焚き上げをしている神火炉は15日以降は冷却期間を置く必要がありますので、追加で古しめ縄などを投入する事は絶対にやめて下さい。


古くから梅田で続く「とんど祭」を今後も伝え残していく為にも、皆様のご協力を何卒宜しくお願い申し上げます。