簿記と会計は同じかもしれませんが、次のことは理解しておく必要があります。
■簿記の原理原則は変えられない
「仕訳」「資産・負債・資本・費用・収益」「借方・貸方」「試算表・貸借対照表・損益計算書」などは、算数の「九九」「円周率」「台形の面積」などと同じで今後も揺らぐことのない世界共通の原理原則です。ですから、自己流は許されないのです。また、会計ソフトもこの原理原則に基づいてプログラムが組まれています。「この会計ソフトは使いにくい」のではなく、「簿記の知識がない」なのです。
■会計にはルールの適用と解釈が必要
簿記は「与えられた」会計の数値を機械的に「分類」「集計」「集約」「整理」する計算技術です。扱う数値の内容や妥当性は問題とはしません。簿記で扱う数値の内容や妥当性を検討するのが会計(会計学あるいは会計理論)です。「どのような勘定科目を使えば明瞭な決算になるのか?」「どのような数値で仕訳をすれば理論的に正しい利益が算出されるのか?」「いつ仕訳をするべきか(どの事業年度の数値に反映すべきか)?」を検討するのが会計です。この会計は時代によって変化します。また、国によって違いがあります。
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★会計ソフトではなく「簿記ソフト」
市販されている会計ソフトは「簿記ソフト」と呼ぶのが正しいです。会計ソフトは「与えられた数値」を簿記という計算技術で機械的に処理します。会計ソフトは与えられた数値そのものは検討しません。会計ソフトは会計知識の不足を補ってはくれません。仕訳を分類集計する作業をしてくれるだけです。
■簿記の原理原則は変えられない
「仕訳」「資産・負債・資本・費用・収益」「借方・貸方」「試算表・貸借対照表・損益計算書」などは、算数の「九九」「円周率」「台形の面積」などと同じで今後も揺らぐことのない世界共通の原理原則です。ですから、自己流は許されないのです。また、会計ソフトもこの原理原則に基づいてプログラムが組まれています。「この会計ソフトは使いにくい」のではなく、「簿記の知識がない」なのです。
■会計にはルールの適用と解釈が必要
簿記は「与えられた」会計の数値を機械的に「分類」「集計」「集約」「整理」する計算技術です。扱う数値の内容や妥当性は問題とはしません。簿記で扱う数値の内容や妥当性を検討するのが会計(会計学あるいは会計理論)です。「どのような勘定科目を使えば明瞭な決算になるのか?」「どのような数値で仕訳をすれば理論的に正しい利益が算出されるのか?」「いつ仕訳をするべきか(どの事業年度の数値に反映すべきか)?」を検討するのが会計です。この会計は時代によって変化します。また、国によって違いがあります。
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★会計ソフトではなく「簿記ソフト」
市販されている会計ソフトは「簿記ソフト」と呼ぶのが正しいです。会計ソフトは「与えられた数値」を簿記という計算技術で機械的に処理します。会計ソフトは与えられた数値そのものは検討しません。会計ソフトは会計知識の不足を補ってはくれません。仕訳を分類集計する作業をしてくれるだけです。