保育所つくってネットワーク

保育園をつくって~! 東京都足立区のママたちが立ち上がりました!!

3月19日の区議会審議の内容

2014-03-24 | 足立区へ働きかけ
アップが遅れてしまいましたが、3月19日の区議会でのども施策調査特別委員会の報告は以下のとおりです。

傍聴に参加したのは認可保育園に入れなかった方を含む、5人のママたち。

以下のような質疑がありました。


公明党:区民は認可保育園を望んでいるが、小規模保育室や認可外保育サービスの区民への周知が足りていないのではないか。
区:今年度は補助金を3000円アップしたことにより、利用率が上がった。今後も広報などをつかって周知していくように努力したい。

共産党:今年の認可保育園の不承諾通知を受け取った人が1483名(約3000人の申し込み)だが、待機児童の対策はあるのか?
区:他の施設の案内をしている。

共産党:今後の認可保育園の増設についてはどのように考えているのか。
区:小規模保育室から認可園への移行も検討している。国の制度の詳細が出てから検討する。


共産党:ベビーシッターの事件が起こったが、区内ではどんな業者が利用されているのかなどの実態調査は行なうのか。
区:今後の「待機児童対策アクションプラン」の中でも調査していきたい。

共産党:東武伊勢崎線の高架下に認可保育園を作る予定だが、場所は決まったのか。
区:3月中に決定する。

自民党:公立保育園の民営化にあたって、業者を公募したところ、1つの業者からしか応募がなかったと聞いている。
    1社しかない場合に、その評価が低ければ、民営化を見送る選択肢はあるのか。
    それとも評価が低くても、運営業者として決定してしまうのか。
区:評価が低い場合は業者の選定、民営化を見送る選択肢もあったと思います。


*その他の質疑については、約2か月後に公表される議事録でご確認ください。区のHPで公表しています。
(まだ1月23日の委員会までしか公表されていません)
区議会議事録


初めて審議を傍聴したママの感想は以下のとおりです。

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(栗原在住のOさん・・・二児のお母さん)

認可から不承諾もらっても、その受け皿である認証や保育ママなどが十分にあるのでは、といった内容の発言にはガッカリでした。
価格や時間等の問題から、認可しか選べない方もいるでしょうに…。
それに、保育ママや小規模から出なくてはいけない3才児の受け皿は足りてるのかな…。
仮に不承諾をもらった1400人以上の子供がどこかしらに預けられたとして、それでもどうしてまず認可を希望してきたのか?
ということが理解してもらえてないのではと思ってしまいました。

待機児童となった家庭への調査をして今後の計画をたてるのに参考にするとのことでしたが、どんな人を対象にするのか、
調査の内容なんかも気になります。

また、梅田地域の認可保育園の増設について、27年度に開園するのにまだ場所が決まっていなくて大丈夫なのかな…と心配になりました。

公設→私立へと移行となる保育園はなんと先生がかなり入れ替わるとのこと!
引き継ぎは3ヶ月かけて行い子供の負担とならないようにするとのことでしたので、引き継がれる先生には頑張ってもらいたいです。


(竹ノ塚在住のNさん・・・妊娠中の方)

ある議員が"保護者は認可保育園しか知らないのではないか。認可保育園以外の施設がたくさんあるのを周知させる必要がある"と言っていましたが、
保護者は保育の質と保育料で認可保育園を選択しているのです。認可に入れなくて認可外に預けることになっても「空きが出れば年度途中でも移りたい」、
「来年こそ認可に」と希望しているのです。(もちろん認可外施設でも素晴らしい保育をしてくださるところもありますが。)

国の新制度がまだはっきりしない中、なんか釈然としない委員会でした。

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