保育所つくってネットワーク

保育園をつくって~! 東京都足立区のママたちが立ち上がりました!!

東京都との懇談、認可外保育所の指導監督強化へ!

2016-10-10 | 議会のお知らせ・報告

すでに報道などでご存知の方も多いかと思いますが、先日9月27日に待機児童問題や保育事故に直面したママたち、そして元保育士さんたちと、東京都知事宛ての要望書を提出し、都との懇談を行なってきました。

都知事との面談はかないませんでしたが、東京都のこども・子育て施策推進担当部長と保育支援課長さんと、14人のママさん元保育士さんたちとの懇談になりました。

そして日本共産党、都議会民進党(旧民主)、民進党都議団(旧維新)、かがやけTokyo、生活者ネットワーク(会派規模順)の5会派から都議さんたちが参加してくださいました!

5会派の都議さん方が一堂に会して親や保育士さんの声を聴いてくださり、とても画期的な懇談となりました!

 

 

 

<要望内容>

要望書の柱は以下の4つです。

*安心、安全で、こどもの健やかな成長を保障する認可保育園をたくさんつくってください

*保育士さんの待遇改善を行なってください(すべての保育士さんの待遇改善につながるよう、賃金アップのための支援を要望)

*基準の切り下げによる待機児童対策は行わないでください

*保育事故をふせぐため、保育園にたいして抜き打ち調査を行い、その結果を公表してください


<ママたち・元保育士さんたちの声>

江東区、大田区、足立区からのママたち、保育士の仕事を辞めざるをえなかった元保育士さんたちから切実な状況が訴えられました。

ネットでアンケート調査を行なったママは約200人の回答の中から、「預け先が見つからず、仕事をやめざるをえない」「妊娠中からの保育園探しで身体的に負担が大きい」などの声が多くあったことなどが紹介されました。

江東区で異議申し立てをしたママからは、せっかく職場に育休制度があっても、保育園が足りないために育休を早めに切り上げて一番入りやすい0歳のときから保育園に預けざるをえない実態があることなどが訴えられました。

認証保育所などに入っても、やっぱり1歳半くらいになると大きな園でのびのび過ごさせてあげたいというママの声もとても切実でした。


元保育士さんたちからのお話も深刻でした。

監査の前に出勤記録を改ざんする園の実態や、過労で亡くなった同僚の方のお話。。

基準の切り下げ、児童が詰め込みされた園ではこどもの情緒が不安定になり、かみつきや積み木などのおもちゃが飛んでくるような状況になること。

「でもこういう話は、私が保育士を辞めたからできるんです。現役だったら園長や同僚の目が気になって、声を上げることなんてできません」という言葉が印象的でした。


中央区の事業所内保育所でお子さんを亡くされたご遺族のママからの訴えは本当に胸につまるものでした。

午睡中に泣いていたあかちゃんをうつぶせ寝にして(泣けないようにし)、放置していた保育園。

「まさか、保育園でこどもが死ぬことがあるなんて、保護者は思ってもいません。せめてこどもが死なない保育にしてほしい」という言葉に、最低限のことさえ守られていない現状があることをあらためて突き付けられました。

いまでさえ保育園でのこどもの死亡事故が相次いでいるのに、基準の切り下げは認められません!!

親が求めているのは安心して預けられる保育園の増設です。こどもの健やかな成長を保障できない、命の安全さえ守れない保育園はつくってはならないと思います。

東京都の指導監督の強化もしてほしいと、みんなの声で要求しました。


<東京都の指導監督の強化へ!要求実現!>

抜き打ち検査も含めた東京都の指導監督の強化は、この間に、保育園を考える親の会や専門家の方からも求められていました。

これを受けて、都議会では10月5日の一般質問の中で質疑が行われ、小池知事が認可外保育所にたいして抜き打ち検査を含めた指導監督の強化をすると答弁しました!

みんなの声で、より良い保育の環境つくりに向けて一歩前進になりました!!

http://www.yomiuri.co.jp/local/tokyo23/news/20161006-OYTNT50009.html?from=tw



あかちゃんの命を守るため、保育園でのこどもたちの健やかな成長を保障していくためにも、保育の基準の切り下げは行わず、安心安全な認可保育園を増やしていくことが急務です。

みんなで声をあげれば行政や政治を変えられる!!このことを胸に、今後も保育所つくってネットでも力を尽くしていきたいです!




 


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