帰国後「なる台NEWS」(HP)を眺めておりましたら、
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<烏来公園の高砂義勇軍記念碑に批判の声> 02-17
烏来公園の高砂義勇軍記念碑に一部の台湾人観光客から非難の声があがっているという。烏来高砂義勇軍記念碑は2月8日に落成式が行われたばかりで、日本から退役軍人やその親族が集まり、李登輝前総統と共同で記念碑の除幕式を行ったという。記念碑周辺には多数の日本国旗が飾られ、日本語で高砂義勇軍の歴史について記されているが、一部の台湾人観光客の間では屈辱的な日本植民地時代を思い出させるとして評判がよくない。先住民立法委員の孔文吉氏は、高砂義勇軍の歴史を記念碑として残すことは重要だが、日本国旗を飾り日本語で「大和魂の復興」を強調しすぎると日本の軍国主義を鼓舞していると誤解される恐れがあると語った。
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・・・・私自身孔文吉立法委員と同様の懸念を抱いていただけに、やはり厄介な事態になるのは必至だろうなという感がいたしました。
◆高砂義勇兵慰霊碑 台北県が撤去要請(西日本)
◆War memorial to be demolished(Taipei Times)
西日本新聞の「行政のミスもあったが、環境規定などに適合しておらず、碑文も公有地に建てるものとしては不適切」という件は、端的に言うと「公序良俗に反する」といったニュアンスなのでしょう。「慰霊碑の移転ということで瀑布公園の公用地を提供することには確かに同意したが、ここまで〝派手〟なものになるとは想定していなかった」といったところではないでしょうか。
日本側と高砂義勇隊記念協会の間で事前にどういうやり取りがあったのかは存じませんが、撤去の危機にあった慰霊碑が日本側からの「善意」で難を免れたという話自体は美談で、台湾側もその提案は有難く思ったでしょう。ただ、金を出して寄贈するのだから何を置いてもよいということにはなりませんし、昨年の地方選で台北懸知事のポストが野党の国民党に移ったという状況や、台湾の民族の多様性等も日本側としては慎重に考慮すべきではなかったかなという気がいたします。(小泉首相のお決まりの「よく状況を見極めながら」というヤツですね・・・・)
昨年の同時期に以前慰霊碑があった場所を訪問したのですが、それこそ猫の額程の敷地にひっそりとという感じで、撤去するにしてもその敷地が何か別の用途に転用できるとも思えませんでした。そこに慰霊碑を建立した故周麗梅氏はどういう思いだったのか。少なくともこのような騒動に発展することは望んでいなかったでしょう。
CNA配信の台湾の英字紙(日本語訳)にも、高金素梅立法議員のコメントが出ていましたが、彼女が騒いでいることを糾弾するという具合に事を矮小化させるのが果たして適切なのか。一方、某メルマガには「台湾人民の人権と生命を踏みにじった蒋介石の銅像こそ撤去されるべきであろう」とも記されていましたが、それとこれとは全くの別問題だと思います。
「瓜田に靴を入れず、李下に冠を正さず」という配慮を欠いたことが、かえって政争のネタを与える結果になってしまったのではないかという気がいたしますし、彼我の「温度差」と申しますか、日本人の台湾観の死角がここにも垣間見えるようです。(『還ってきた台湾人日本兵』(河崎眞澄著)にまた目を通してみましょうか・・・・)
私個人としては、一緒に参拝したIさん夫妻やHさんが気を揉んでいなければいいなぁと案じております。
※写真・・・・烏來風景区のトロッコの終点
乗車時間は5分強といったところでしょうが、その間を歩くと30分位はかかるような。
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やはり、本当だったんですね(仰天
軍服+日章旗数本+君が代(中文)…とセットで来た日には…。
台湾在住のむじなさんにお願いして、翻る日章旗の数々を引っこ抜いて貰えばよかったですね(汗
少なくとも、あそこは「日本」じゃありませんので。
しかし、調べれば調べるほど派手派手しい慰霊碑のようですね。(某靖国神社ではありませんが)「誰もが気軽に慰霊できる記念碑を」と言いたくなります。
結果として、敵(反日活動家)に塩を送ってしまいましたからね。批判の余地を与えるモノは、よろしくないです。
と言う所でしょうか。
たしかにやり過ぎた感はありますね。
(個人的見解ですが)
慰霊碑の上には元々十字架が載っかっていたようですが、それを「軍服の日本兵像」に変える予定で、それだと何だからと「配慮」した結果がアレだったようです。
・・・・う~ん、という感じですねぇ。
http://messages.yahoo.co.jp/bbs?.mm=GN&action=m&board=1835412&tid=bfoqa4nc0na4na43a4hj9a4aba4bba4f&sid=1835412&mid=158
もう少しひっそりとした謙虚なものならば、OKサインを出すところなのですが。
保守系の方々の中には、中・韓の歴史捏造を暴くのは大いに結構ですが、たま~に、やり過ぎと言うか、空気が読めない行動が見受けられるので、中道の左右をウロウロしているような私の目からすると、危なっかしく思えてなりません。
真剣に日・台友好を考えるならば、思い込みを排除した細心の注意が必要でしょう…