私の「認識台湾」

個人的な旅行(写真)の記録を主眼としつつも、実態は単なる「電子落書き帳」・・・・

【廻って】お題バトン・台湾について【キタ━━(゜∀゜)━━!!!】

2006年03月10日 | 台湾

いつもお邪魔させていただいているチラシの裏様(超特選ブログ)より、「お第バトン」なるものを頂戴いたしました。[   ]内にお題を指定して相手先のブログにTBするという面白い企画のようです。私の場合は<台湾>というお題を頂戴したのですが、
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1.本棚やPCに入っている[   ]は?
2.今、妄想している[   ]は?
3.最初に出会った[   ]は?
4.特別な思い入れのある[   ]は?
5.[   ]への愛ゆえに一言物申す
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・・・・なるほど、1~5に回答汁!ということのようです。タイトルはチラシ様のブログをパクらせていただきますか!

■ 本棚やPCに入っている台湾は?

本棚には「台湾」の二文字が付く本が、PCの中には台湾で撮った写真が・・・・これじゃ何の回答にもなってませんね。
私が最初に読んだ「台湾」と名の付く本は『台湾の主張』(李登輝著)です。99年の刊行当時は現役の〝大統領〟が日本語で書いた本ということで大変な話題を集め、私も付和雷同して読んでみました。(総統といえば「デスラー総統」といった感じでしたが・・・・)
この頃の台湾の印象としては、飛行機はよく墜落するし、フィリピンでの三井物産社員の誘拐事件と台湾での故梶原一騎氏の娘の誘拐殺人事件が印象深かったのか「何かあの辺ってヤバくね?」と思っていただけに、そのコントラストが印象的でした。
因みに私は写真撮影には元々興味がなく(他人様が撮った写真を見るのは好きですね)、六回行ったことのある英国ですら写真は一枚もないのですが、たまたま九州新幹線の初乗りに関連してデジカメを衝動買いしたために「台湾にも持っていってみっか?」と思った次第です。
台湾関係の書籍にあまねく目を通しているわけでは勿論ないのですが、近刊で抜群に素晴らしいのは『台湾 したたかな隣人』(酒井亨著・集英社新書)。市民運動や社会運動といった台湾社会の内部に視点を据え、政界の動向や多元的かつ流動的な台湾社会の今日の姿を克明に描いており、「草の根の視点から描かれた初の台湾現代史」というコピーは掛け値なし!台湾社会と共に汗を流す著者が足で稼いだ記録といった風情の力作だと思いますね。

■ 今、妄想している台湾は?

高速鉄道ヲタクの私的にはやはりTHSR(台湾新幹線)絡みでしょうか。台湾新幹線はR6000、設計最高速度350km/hという超高規格路線ですので、JR東日本のFASTECH360が営業運転を開始する頃には第二世代の車両として「台湾でも時速360キロ運転キタ━━(゜∀゜)━━!!」という妄想が膨らみます。
とりあえずは無事に開業にこぎつけて欲しいのですが、台北~高雄の空路は世界第三位の輸送量を誇りますし、需要創出効果というのが新幹線の真骨頂。台湾新幹線が台湾の未来をどう切り拓いていくか楽しみですね。
日本はバブル期にJR東海が「シンデレラ・エクスプレス」のCMで遠距離恋愛を煽って(?)いましたが、台湾でも近い将来そういう光景が見られるようになるかも?

■ 最初に出会った台湾は?

私の台湾に関する最初の記憶は甘い梅の香りのする年賀状です。70年代の後半頃父親が仕事で数回訪台したのですが、L工場長から毎年届く上等な年賀状は我が家の年末の風物詩(年内に届いていました)でした。
父親も「台湾の人は礼儀正しいし、仕事熱心だ。たった数回会っただけなのに毎年こうして年賀状までくださる」と大変褒めていたのを覚えています。果たせるかな父親の予想通り(父親の予想は大体は外れていたような・・・・)経済発展を遂げた台湾ですが、「三越やそごうもあるし、熊谷組が世界一のビルを建てて来年は新幹線が走る」と述べたらまさに隔世の感といった反応でした。
一度行ってくればいいのにと思うのですが、父親は極度の飛行機嫌い何ですよね。「当時は戒厳令下で台湾の領空を離れるまでは窓のブラインドを開けてはいかんかったらしいけど、覚えてる?」と聞きましたところ、機内ではそんなこと気に掛ける余裕はなかった、ゴルフに連れて行ってもらって楽しかったと申しておりました。

■ 特別な思い入れのある台湾は?

英国ならまだしも、三回行った程度では難しいのですが、その中で一つスポットを挙げるなら、<太魯閣(タロコ)峡谷>でしょうか。ここは「台湾のグランドキャニオン」とでも形容すべき絶景で(高所恐怖症の人はダメでしょうが・・・・)、何よりこの日だけは快晴の素晴らしい日和でした。目下晴天の日に当たったのはこの一日だけなので、その意味でも感慨深い気がいたします。

■台湾への愛ゆえに一言物申す

投資の基本はリスク分散、陳総統の「積極管理、有効開放」政策は長い目で見れば台湾(自社)のためになるという点をよく理解する必要があるように思います。
台湾の対中投資額そのものは峠を過ぎた感もあり、製造業等ではベトナム等への分散傾向も見られるようですが、反面ノートPCの製造拠点が完全に中国へ移転してしまったような例もあります。
中国の怪しげな市場経済が永続的に発展しつづけることは有り得ないし、それがクラッシュした際にもっとも影響を被る国が台湾であるという点は陳総統も指摘していました。中共の独裁体制とその狡猾さは彼らの想像以上のものであると思われ、蒋経国時代の末期の台湾のような見通しで<チャイナ・ドリーム>を抱いているのであれば楽観的に過ぎるように思います。
これまた能天気な日本人でも、今さら(今から)中国熱に浮かれるというのは疑問符が付きだしているのであって、中国熱に浮かれる台商には日経新聞の購読を激しくお勧めしたい。(この新聞はケツ撒くって逃げるの早いですからね!そういえば韓国の大統領の31演説については社説で怒っていたな・・・・)

・・・・そういえば件のチラシさんのお題は<イヌ>でしたが、台湾は犬が放し飼いでまったりしてますね。

さて、どなたにどういうネタでバトンをお渡ししようか、ですが、私の趣味のクラシック音楽をネタに<シューベルト>とかでは流石にあれですので、<アジア>というお題でI Love ASIA様(超特選ブログ)に、<車>というお題で台湾ダウンタウンライフ様(超特選ブログ)にお願いしてみましょうか!

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
強制更新に (tw_dot_com)
2006-03-11 02:27:18
謝罪と賠償を(藁
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車は第二案でした! (tsubamerailstar)
2006-03-11 09:30:30
> tw_dot_com様



どうも有難うございます!

・・・・一瞬<林森小姐>にしようかと思ったんですが。 (爆)

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お題バトン有難う存じます。 (チラシ)
2006-03-11 21:53:35
お題記事、有難う御座います。

台湾では犬は放し飼いでまったりですか。

なんだかホノボノな光景ですね。

台湾は自分もぜひ、訪ねてみたい所ですが、なかなか資金繰りに目処がつきませんです・・・orz

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