私の「認識台湾」

個人的な旅行(写真)の記録を主眼としつつも、実態は単なる「電子落書き帳」・・・・

特急「自強號」で花蓮へ

2005年02月11日 | 台湾
いわゆる「駅弁」も日本人が台湾に持ち込んだ文化のようです。昨年京王百貨店に「排骨弁当」の名で逆上陸し、大ヒットした駅弁と「日式」のお茶を手にし、車中の人となりました。
早速中身を広げてみますと、アルミ容器 2 段重ねで上に甘いタレ味の排骨に煮卵、下には漬物が敷かれています。下は炊き込みご飯ですが、そのまま取り出して左右に並べると、上段の底が下段にくっついて収納されていたため汚れてしまいます。ティッシュを膝の上に敷きましたが、この辺の配慮は不足しています。おかずも前述したような感じで、彩り豊かに多種多様にきちんと盛り付けられた日本の駅弁と比べると物足りない感は否めません。やはりその辺りは日本に一日の長ありです。もっとも、質実剛健な台湾の弁当も、味はなかなかのものです。一気に食べて茶でも … と思い缶を明けて飲んだらジャスミン茶にシロップ入れたような甘い味で、吹き出しそうになりました。
「こんなお茶、日本にはありませんよ!」
単体のお茶として見た場合香もよいいい感じでしたが、ご飯にはどうかと思いました。

当日は曇天でけだるい雰囲気がただよっていました。位置的には博多から日豊本線で延岡に行くようなものでしょうか。海岸線もどんよりとしていて美しい車窓、というわけにはいきませんでしたが、 3 時間超の汽車旅も久しぶりです。車窓を眺めながらとりとめない思いにふける時間がぜいたくに思えました。車窓はこれまた日本のような、日本でないような印象を持ちました。

3 時間 30 分の旅を終え、花蓮に降り立ちました。何故花蓮なのか?何となく名前が素敵だったから行って見ようかと思った次第です。タクシーの呼び声を振り切り視界に入った駅前の蒸気機関車に駆け寄り写真を撮ったところ、雨が振り出しましたので、そそくさとタクシーを拾いホテルに向かいました。街の規模も延岡のようでした。

※写真・・・・花蓮駅

市街地にあった旧駅から移転したようです。のどかな雰囲気でした。

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1 コメント

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花蓮 (tw_dot_com)
2005-06-29 02:40:53
台北に住んでいると花蓮は何故かほっとします。特に路地裏は日本の南国の田舎町のようで、だらだら歩きたいですね。
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