琉球新報からワシントン・ポストに至るまでネットで閲覧できる時代ともなると、紙媒体の新聞はどこもそれなりに部数減には悩んでいるのでしょうが、公共交通機関で移動する暇リーマンには手元の新聞は欠かせないですね。朝刊を駅で買っていた時期もありましたが、雨の日も風の日も全国津々浦々配達される宅配制度は有難いものだと改めて思います。(こちらでは日刊ゲンダイが売っていないので、帰宅時に過激な一面記事や競馬欄を眺める楽しみが・・・・)
福岡は日経、讀賣、産経(西日本新聞社内に間借り)の各紙は福岡市に、朝日、毎日の二紙は現在も北九州市に居を構えていますが、新聞もこだわりのある人とそうでない人はこれまた極端で面白いですね。(景品目当てで三ヶ月サイクルの知人もいますが)
◆台湾の主要紙、相次ぎ休刊(朝日)
◆台湾・国民党の機関紙が停刊 民主化に泣いた 反共の要(東京)
◆「金持ち政党」下野し窮乏 台湾・国民党 党本部ビル売却(西日本)
「人口約2300万人の台湾では90年代の民主化に伴い日刊紙が相次いで発刊。現在も20紙近くが発行され、過当競争が指摘されている」のだそうですが、台湾の駅やコンビニでは、色とりどりの新聞各紙が目立つ印象でしたね。(イエロー・ジャーナリズムの類は英国→香港→台湾と伝播したのやら・・・・)
そういう中で「台湾の主要紙の中で最も独立色の強かった台湾日報」と「台湾の最大野党・国民党の機関紙、中央日報」という対照的な二紙が休刊の憂き目にあったようですが、台湾日報の方は「従業員の給料を既に6か月以上滞納しているほか、健康保険費の流用や従業員の不当解雇などを行っている」(なる台NEWS)ほどの惨状のようです。市場が飽和状態だと同じ業界での再就職も中々大変でしょうね・・・・
一方中央日報の方は、バックの中国国民党のリストラ策の一環のようですが、「世界一の金持ち政党」が何故わずか6年余りで党本部まで叩き売らねばならないほどの窮乏に陥ったのやら。西日本新聞が「1党独裁下での特権利用や日本統治時代の資産の強制接収など不明朗さが指摘されており」と言及している(このKMT本部も元は日本赤十字だろうに!)のは秀逸ですが、期せずして「黒が隣にあれば灰色でも白く見える」ようなスキャンダル報道のその後が気になるところです。(日本の前例だと有権者は「黒も灰色も白でない点は五十歩百歩」といったところになるのでしょうが、拘留期限は何日なのか?)
反共大中華路線はもはやオールド・ファッションだが、さりとて日本の一部で喧伝されているような急進独立路線も主流世論とは言い難い中で、台湾の新聞各紙にも統独という二元論とは違った「やじろべえ」のような微妙なバランスが求められているのでしょうか。機会があればその辺の現地の感覚もうかがってみたいものです。
(参 考)
■ 「報禁」解除後の台湾マスメディアの動向―活字メディアの場合― ①(中華週報)
■ 「報禁」解除後の台湾マスメディアの動向―活字メディアの場合― ②(中華週報)
■ 「報禁」解除後の台湾マスメディアの動向―活字メディアの場合― ③(中華週報)
■ 「報禁」解除後の台湾マスメディアの動向―活字メディアの場合― ④(中華週報)
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その後駅の改修工事で、八徳路に移りました。
陳水扁台北市長時代に、台北の役所・学校等の機関で、中央日報購読を禁止するという事もあり、部数が激減してきました。
政権党でなくなり、強制的にとらせていたのが
なくなったのが大きいですね。一説には2万
から3万部とか。
国民党員全部がとればつぶれることはない
と思われるですが(共産党の赤旗みたいなもの)、政党が機関紙をもつ時代でもないので
しょうね
駅改築で八徳路に移転したころはともかく、陳水扁市長時代
に台北市の役所・学校の購読禁止令が出されのがけちの
つけはじめだったかな。
政権をなくしたのが最大ですね。
最近では、コンビニに行っても、1部か2部くらいしかおいて
なかってですもん。
個人的には、国際航空版をとってたことがあり(とっくの
昔に廃刊)、堅い紙面がおもしろいという境地になって
いましたね。
ここ数年は、中副も精彩をなくし、文史等の特集もなく
なってしまい、おもしろみのない新聞でしたね。
自由時報が緑派代表としても、なにか数字が変だったりも
するし、聯合報は日本の産経チック、中国時報は読売風
で、朝日的な新聞がないのが、台湾新聞界かなって
思いますが、どうですか?
で、ほとんどすべての大陸メディアのような
政府系のご用新聞でもなく、緑・藍の色の
濃い新聞でもないメディアって本当にどれ
かなって思いますね。
中国にいるときは、いつもSouth China
Morning Post(南華早報)を唯一の
メディアにしてました。
過去に有名な記者もいたのですが、圧力を
受けて退職させられたりもしてますが、いま
でも中国情報は結構買えますね。台湾の
ことも私はまあまあだとおもっています。
一般の方は、ネットになるかもしれませんが
SCMPは課金性なんで読者が少ないかも
しれませんね。
中国関係の資料室をもってるところだと
プリント版(通常2~3日遅れ)をとって
いますね。
自由時報は大手新聞朝刊が15元になったときに10元で勝負しかつ景品がすごい新聞というイメージです(なんかせこい話ですが)w。
私自身は一般人なのでネットやTVニュースが専門で、新聞はあまり読まないほうに入りますが、実際に買って読むならネタで東スポ感覚のリンゴ新聞かな。
台湾人がよく出入りする喫茶店+食事のできるしゃれた店に台商と一緒にときどき行きます。
新聞としては、中國時報がおいてますね。
みんな結構ちゃんと読んでたりします。
台湾第一・自由至上なんて書いてる自由
時報をおくわけにいかないしね。
ちなみに、連戦が前々回大陸にいったとき、
大陸で中央日報を発行するなんていう話
がありましたよ。
連戦が中央日報を買うとか、陳立夫の息子
(昨年旅行中の北京で死去)の未亡人が
買うとかといった噂があったけど、、、
どうも来月電子版で復活を目指している
らしいが、どうなることやら。
・聯合報=産経風
・中国時報=読売風
・リンゴ日報=東スポ風
といった感じで、朝日風が該当なし、自由時報は?、経済日報が日経といったところなのでしょうか。私自身マンダリンは読めないので、旅行中は日経が置いてあるホテルでないと辛いかな? 花蓮のホテルに読売が置いてあったのには驚いた記憶があります。(笑)
昔、「旅行に行ったら現地の新聞でお土産を包んで渡すとそれっぽい」という記述を見て、英国の新聞なんかでくるんで渡したことがありますが、そういえば中文は試したことないですねぇ。
機会があれば今度実験してみたいですが、「中国に旅行に行ってきたんですか?」と言われそうな気が。(爆)
ないのですね。
それに自由時報は党派が強いですし。
台湾も中国世界も、インテリと普通の人の差が大きいですよね。
普通の人向けには、リンゴが港・台で流行ですね。
一方、インテリ向けの新聞ってないような気がしますね。
政論誌だと、新新聞かな。もっともむじな的には藍そのもの
って一刀両断されそう。
英米系メディアだと、とくにイギリスなんかだと、
Financial Timesとか、The Economistなんかはそれ
相当な人じゃないとまったく見向きもしないけど、英語
帝国主義のおかげで、世界的な読者をもってるでしょ。
中国は、大陸はメディアコントロールが、報禁以前の
台湾状態で、まともなメディアは育たないですね。
友人は、香港の明報がよいと言ってるヤツもいますが、
私は見られる環境にないのでわかりません。
中國時報は、会社として、読売を習っているようです。
朝日の日曜の読書欄って堅いですよね。それに夕刊の
文化欄も。立場は180度違うんだけど、最盛期の
中央日報ってあんな感じでしたよ。「文史」という特集
が週に一度あるけど、大抵大学教授の論文。
まあ日経の経済教室みたいなものかもしれませんね。
鬼太郎というHNのやからは、おそらく別の掲示板では「福州街」を名乗り、経済アナリストを自称する国民党工作員ですから、気をつけましょう。
鬼太郎:
>威権時代には、
日本語では普通は、この単語は権威主義と翻訳すべきものだし、あるいは文脈的に国民党独裁時代とすべき。君が中国人であることがばればれ(w)。
>自由時報が緑派代表としても、なにか数字が変だったりもするし、
意味不明。
統計ものなどの記事や表の数字が当てにならず、テキトーという意味か?
それは同意するが、それをいうなら、他紙も似たり寄ったりなのが台湾らしいところ。
>聯合報は日本の産経チック、中国時報は読売風で、朝日的な新聞がないのが、台湾新聞界かなって思いますが、どうですか?
>
????
別に日本の分布と同じようになっている必然性はないのでは?
韓国みたいに、日本の提携紙を常ににらみつつ、瓜二つな新聞界になっているのも、あれはあれでキモイわけだし。
政府系のご用新聞でもなく、緑・藍の色の
濃い新聞でもないメディアって本当にどれ
かなって思いますね。
>
英米仏独など先進国では普通、新聞の党派色は明確で、日本みたいにみんな「中立」を装っているほうが、偽善なんだが?
ただし台湾の問題は、ストレート記事まで党派的な偏見を加えて、論評なのか事実報道なのかがあいまいになっているのは、はっきりいって未熟だというべきだが。
>中国にいるときは、いつもSouth China
Morning Post(南華早報)を唯一の
メディアにしてました。
>
あの新聞ももはや駄目だめじゃん。昨年香港にトランジットしたとき、香港TDLが開幕した記事で、中国首脳をヨイッショしていて、キモかった。
>過去に有名な記者もいたのですが、圧力を
受けて退職させられたりもしてますが、いま
でも中国情報は結構買えますね。台湾の
ことも私はまあまあだとおもっています。
>
80年代ならともかく、台湾情報なんて、いまや香港の新聞なんてぜんぜんあてにならない。