日本人台湾独立促進会

台湾旅行から三月余り経ちましたが、その間、極東情勢、公私共々めまぐるしい変化がありました。
元々私はノンポリな人間なのですが、台湾旅行の前後からそういうところに何故か目がいくようになったのです。
台湾は日本の鏡のような存在だと思います。台湾を見ると、日本、そして世界の一端がかいま見えてくるようです。
「平和ボケ」と日本人はよく称されますが、
「台湾に旅行に行った。飲んだ、食った、楽しかった」
だけでは済まされない様々な問題が、内外に横たわっていることを意識せざるを得ません。

私はいつも日本人台湾独立促進会の掲示板にお邪魔させていただいていますが、ここの掲示板では、台湾を含む極東情勢の様々について、皆で議論したりしています。日本人、そして、在日の台湾人、時に「日本語」で顔を出してくれる台湾の高校生もいます。
もっとも、格式ばった敷居の高い雰囲気という訳ではありません。メディアの一次ソース等をもちよるなどして、皆それぞれ率直な意見を交換しています。
このところは主に中国の「反日デモウォッチング」が旬のネタで一番盛り上がっていましたが、政府の強権で収束傾向にあり、ちょっと拍子抜けといった塩梅です。

参加している皆に共通しているのは、自由・民主を尊ぶという価値観だと思います。ですから、先に中国の全人代で可決された「反国家分裂法」という、台湾への武力侵攻を容認する悪辣極まりない法案には断固反対ですし、そうした共産党一党独裁体制の覇権主義国家たる中国を警戒しています。
中国では政府によるメディア規制が行われていますから、国外からのアクセス何でしょうが、たまに中国人が目ざとくこのHPを見つけて書き込んできます。もっとも、およそ議論しようという姿勢ではなく、ただの罵詈雑言を書き捨てるのみです。
反日デモの無秩序ぶりを見るにつけても、
「こういう連中なら、さもありなん」
と納得です。

「日本人台湾独立促進会」のHPは台湾の歴史的背景等も詳説されており、お勧めです。

※写真・・・・228記念館

歴史の悲劇の舞台です。戦前はNHK台北放送局でした。台北駅からは５分程度です。