池田進のひとり言

少年サッカーコーチの皆さんへ。

「そのランドセルの重いこと!」

2019-09-21 08:19:37 | 日記

作家ねじめ正一さんが日本経済新聞8月3日のコラム

あすへの話題」で書いています。

 

(前略) ー 先日、小学2年の孫が熱をだしていると、学校

から連絡があった。私が孫を迎えに行くことになった。孫は

38度5分の熱で辛そうな顔つきで、保健室のベッドから

出てきた。

私がランドセルを持って学校を出たのだが、そのランドセルの

重いこと! 右の腕に持ったランドセルが重くて持ち切れず、

肩に掛け直したのだが、それでも重い。熱のある子が、こんな

重い鞄を背負って帰るのは論外だし、元気な子でも、低学年

でこの重さは大変だ。道すがら孫に、「こんなに重いランドセル

をいつも背負っているの」と聞いたら「この2倍ぐらい重いときも

あるよ」と、孫が言う。  そういえばNHKで、小学生のランドセル

の重さの問題を扱った番組があったが、その時は漫然と見ていて、

ランドセルの重さのリアリティがなかったが、孫のランドセルを持った

時にずしっと感じた重さで、子どもの背骨が歪(ゆが)んだり、

腰を痛めたりする問題を十分理解できた。

肩に掛けたランドセルが食い込む!


運は自分でつかむもの

2019-09-11 09:12:45 | 日記

プロ野球選手で監督も務めた野球評論家の権藤博さんが、

8月1日付けの日本経済新聞のコラム「悠々球論」で書いて

います。

 

(前略) -なんといっても勝負事は「運」だ。私は色紙にも、

そのひと文字を書いている。運には「軍を進める」の意味が

あり、戦い続けることだ。

つまり、運は天に任せるものではなく、自分でつかむもの。

原監督の運も、自らつかみ取ったものだ。  原監督は

ベテランの中島宏之を、不思議なくらいよく使っていた。

9月になったら起用できないかもしれないし、今のうちに、

いうことだったのかもしれないが、よほど余裕がないと

できないこと。こんなふうに、人がやらないことをやるから

運も向いてくる。


「政治的ホームレス状態」

2019-09-01 09:50:55 | 日記

作家幸田真音さんが、7月31日の日本経済新聞夕刊のコラム

あすへの話題」で、さきに終わった参議院選挙にふれて、こう

書いています。

 

(前略) ー近年の投票率の低下は気になって仕方がない。政治

への関心が低いわけでは決してなく、政治への期待感が持てなく

なっているのだろう。失礼ながら、この人ならと積極的に投票したく

なる候補者よりも、この人だけは絶対に当選してほしくないと思う

候補者のほうが多くなった。

それは日本に限ったことではないしく、世界でも極右と極左

ばかりが存在感を増している。いわゆる中道右派・中道左派という

大半の有権者は、まるで居場所を失った「政治的ホームレス状態」

なのである。

投票用紙に名前を書いたり、丸印をつけるという様式だけでなく、

いっそこの候補者だけは「ノー」という意思表示ができるように、

バツ印をつける投票形態にならないかしら? 選挙のたび、

ひそかにそう願っているのは私だけだろうか。ー

 

ひそかに願っているのは、ここにもいますよ。