作家のねじめ正一さんが日本経済新聞の8月3日のコラム
「あすへの話題」で書いています。
(前略) ー 先日、小学2年の孫が熱をだしていると、学校
から連絡があった。私が孫を迎えに行くことになった。孫は
38度5分の熱で辛そうな顔つきで、保健室のベッドから
出てきた。
私がランドセルを持って学校を出たのだが、そのランドセルの
重いこと! 右の腕に持ったランドセルが重くて持ち切れず、
肩に掛け直したのだが、それでも重い。熱のある子が、こんな
重い鞄を背負って帰るのは論外だし、元気な子でも、低学年
でこの重さは大変だ。道すがら孫に、「こんなに重いランドセル
をいつも背負っているの」と聞いたら「この2倍ぐらい重いときも
あるよ」と、孫が言う。 そういえばNHKで、小学生のランドセル
の重さの問題を扱った番組があったが、その時は漫然と見ていて、
ランドセルの重さのリアリティがなかったが、孫のランドセルを持った
時にずしっと感じた重さで、子どもの背骨が歪(ゆが)んだり、
腰を痛めたりする問題を十分理解できた。
肩に掛けたランドセルが食い込む!ー