=HITORIGOTO=旅するココロ

 金沢→能登→東京…暮らしでのこと

身体そして心…開くということ

2006-06-15 | バリ舞踊
 前々回のバリ舞踊レッスンの時、実は胃の調子が悪かったのです。季節柄、うまく消化できず、おもーい感じ。
 その後、自分でも面白いと感じられるほど、いろんなものが身体から排出されていくのを感じました。 
 で、前回のレッスンを受けたわけですが、そのときに、「前回は、ほら体調がよくないみたいだったから…」 あまりアドバイスをしなかったと言われました。
 師は、すべてお見通しです(笑)
 調子がよくないときは、身体も心も閉じているような気がします。
 でも、何かをきっかけとして、いえ、きっかけなんてないのかもしれないけれど、ぷわーっと開きはじめて、いらないものを出す。プラスでもマイナスでもない身体と心になる。
 こころとからだは、ひとつのものだなぁーと思う。
 よくレッスンで言われる「身体を開く」ってどういうことだろうと思っていました。最近思うのは、心を開くことで、身体も開かれるんじゃないかなーということ。いえ、身体を開くと、心が開くのかもしれません。
 例えば、みんなで先生の真似をして同じポーズ(姿勢)をとろうとします。でも、誰一人とて、同じポーズではないのです。ひとりひとりは違う身体をしているからというだけではありません。完全に真似できる素直な身体の人はいなくて、それぞれ何かしら自分のくせのある身体で表現します。くせとなって出てくるところは、骨格のゆがみであったり、日常の習癖でついてしまったものだったりします。
 どうして、ちゃんと踊れないんだろうって思っていたときに、気づいたことでした。そのゆがみや癖をとれば、もっと素直に楽に表現できるんじゃないかって。踊りの基本以前に、自然な身体として、素直であるかどうかってこと。
 で、ちと考えたら、踊りにかぎらず、なんでもそうなんですよね。
 心のありようも、そう。
 身体の開き方はいまだ分からず…ですが、もしかしたら、身体を開くための鍵は、もっと別のところに隠されているのかもしれません。
 そんなことを考えながら、人間観察すると、すごーく面白い。
 そして、思うのは、閉じてるより、開いているほうが、ぜーったい人生、楽しいと。
 難しいのは、自分はオープンマインドだーって人でも、身体や心が閉じていることもあるように思います。自分を過信しないこと、謙虚であることも、心や身体を開くには、欠かせないひとつであるからなのです。(20060615)