=HITORIGOTO=旅するココロ

 金沢→能登→東京…暮らしでのこと

季節はずれのTシャツ

2006-02-27 | バリ舞踊
 何かと物持ちのいいほうで、Tシャツにいたっては10年選手も珍しくない。
 いちばん最近買ったのは、バリ舞踊のためのもの。バリ舞踊Tシャツは、無地で大きくえりぐりのあいたものがいいと思っている。
 それにサロンとステップレス(黒くて太いゴムベルト)を巻く。サロンが華やかな分、Tシャツはシンプルなのがいちばん…なのに、なのに、なかなかそういうのに巡りあえない。
 少し身体を動かせばすぐに熱くなるので、冬でも半袖。
 今使っているのは、綿の黒の無地の。襟ぐりは丸くあき、割と薄地で、身体にややフィットする。これユニクロの肌着売り場で見つけました!
 もう一着、今度は違う色で欲しいなぁと思って、この度ユニクロに行ってみましたが、いまひとつ色がピンとこなかったのと、袖丈や素材の厚みなど、合格点のがありませんでした。
 あーあーと思って帰って、その後、とある肌着売り場を覗いたら、ありました!短い袖の、綿素材100%で、淡い色のが。(ババシャツに並んで…笑) 冬場はみなさん、こういうのを下に着ているから、Tシャツシーズンの夏場よりもかえって、手に入りやすいのですね。もっと買っておこうかな!(20060227) 

原動力

2006-02-24 | たわいもないこと
 フィギュア女子のSPがあった朝、仕事場でもその話題に。「銅メダルかね…」。
 私はそんな気がしなかった。「ミスがあるかもしれないし、順番どうりになるはずないじゃないですかー」。蓋をあけてみると、大きなミスがなかった選手が金メダル…という結果に。
 自分の身体を動かす…ということを少し意識してやってみると、それが思いのほか、思い通りにならないことが分かる。だから、どんなに素晴らしい選手でも、ミス無くできるなんて思えないし、完璧にできるということはない。ただ神様が味方してくれるようなことはあるのだとも思う。
 一生懸命努力していたら、ある程度味方してくれそうなものだが、それぞれみんな努力している場合、皆味方してくれてもいいはずなのに…とも言えるが、実際はそうでもないみたいだ。
 「人をひきつけるのは笑顔がある真央ちゃん。あなたにはそれがない」
 荒川選手が、コーチから言われたことは、ひとごととは思えず、ずっしり心に残る。
 謙虚に受け止めたことで、磨かれた部分もあるだろう。
 そういった存在があったことで、競い合って伸びた部分もあろう。
 人が人によって、伸びたり、磨かれたりする部分のもつ可能性。近頃の私は、その大きさを改めて原動力と意識することが多い。(20060224)

祈る心

2006-02-23 | たわいもないこと
 その人を信じられるかどうかということを見極めるひとつのこととして、「祈るような心」を感じられるか…ということを、無意識のうちに見ているような気がする。
 もちろん、実際に祈っているか、どうかは分からない。
 そして、あまりにも横柄な人や、ぱさぱさとして痛々しい人に出会うと、心の中で「お祈りなさい」と思ったりする(笑)そんな俯瞰的な自分もどうかと思うけど…。
 それぞれが、みんな祈るような心を持っていたら、戦争も、けったいな事件もなくなるだろうなぁ。
 少なくとも、私は、持っていたいと思っている。祈るような心。(20060223)

つぶつぶが好き。

2006-02-22 | たわいもないこと
 最近好きな食べ物は、お米系のつぶつぶなもの。
 なんのこっちゃ…といっちゃなんだが、要は、オコメおよびオコメ関連のもののこと。ふつうのごはんにはじまり、おにぎり、おせんべい、おはぎ、おもちとか…そんな感じ。
 オコメを頂くとき、その小さな粒ひとつひとつを見ていると、そこにひとつひとつ命がぎゅっとつまっていて、なんていうかな…愛おしいなぁと思う。
 つぶつぶしているものを食べると、その数の分だけ元気になるみたい。
 それに、じんわりとおなかにあるから、力もじわじわわいてくる。
 だから、おなかすいたぁ…と、お店いって、手にするのはおにぎり…。小腹がすいたなぁと、ロッカーから出てくるのは、おせんべい…笑
 なかば意識しているところもあるけれど、本能的なものも大きいのかな…と思った。
 だって、何代さかのぼっても、お米の民なのですもの、DNAに深く刻まれているのかもしれませんね。(20060222)
 

ゲミュートリッヒ

2006-02-20 | 旅のこと
 ドイツのお話し会も無事終わりました。
 3年前に行ったので、もう記憶のかなたのことも多く、前日夜から一夜漬けで当時のことを思い出し、臨みました(笑)
 私にいったい何が話せるだろう…という思いは、引き受けたときからあったけれど、「まぁ、自分が見て聞いて感じたことを話せばいいじゃないか」と気持ちを切り替えて、正解でした。
 基本的には、ドイツでの写真をうつしながら、お話ししました。
 今回お話しを受けた時に、このことだけは話そうと決めていたことが、ひとつありました。
 それは「ゲミュートリッヒ」というドイツ語のことです。
 ドイツから帰って間もない頃に書いた文にも触れていました。
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…(略)… 観光バスではなく、住民と同じく自転車や路面電車で町を回ることで、どんな意図をもって、まちを作ろうとしているか、そして人を育てようとしているかが肌で感じられました。
 そんな時に出会った言葉が「ゲミュートリッヒ」という言葉です。日本語に訳すのは難しいとはいうものの、心地よさを表す言葉だそうです。日本人なら、温泉に首までつかって「ゲミュートリッヒ」とでもいうような感じというのです。
 この「ゲミュートリッヒ」という感覚をドイツではとても大切にしています。人と接するときの感じのよさや、自分の住む家やまちを大切にし、さらには地球環境をも大切にするのは、「ゲミュートリッヒ」なのです。そして、ドイツが環境先進国であり得るのも、自分の周囲に対して「ゲミュートリッヒ」でありたいという気持ちのあらわれであると思うと妙に納得しました。
 人間が人間らしく暮らすことについて忠実に行動した結果が、環境先進国と言わしめる、今のドイツ…なのだと思いました。
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 今、私がここでこういうふうに暮らし生きているのは、ドイツでのこと、「ゲミュートリッヒ」というコトバに出あったことが、少なからずあるのだなぁと、今さらながら再認識。
 思い出すことが、すべて夢のように感じられるほど、記憶は遠いのに、この心の中にぎゅっとつまって入っている感じがします。(20060220)