=HITORIGOTO=旅するココロ

 金沢→能登→東京…暮らしでのこと

焼バナナ

2006-06-09 | 日々の暮らし.能登
 こちらでお世話になっているスーパー「どんたく」。(能登のスーパーといえば、どんたく)。
 その店頭でいつも気になっているのが、バナナ。普通のフィリピンバナナとか有機栽培バナナに並んで、モンキーバナナとか、赤い皮のモラードバナナとかがごく少し入荷されている。バナナ好きの私には嬉しい限りだが、この度、金沢でも見かけることのなかった、加熱用バナナが! それも長ーい2本で100円なり。バリでは野菜カレーの中で発見して、度肝を抜かれたが、バナナというよりは、こっくりしたお芋のよう。
 1本目は勢い余ってナマで食べて、「おいしくなーい」と思ったけれど、もう1本のを、やはり正規の頂き方として、焼バナナにする。切って、片栗粉をまぶして、多めの油で揚げるようにソテーしてみた。ひとくちほおばると、それは、サツマイモの天ぷらのよう!。甘みもないので、メープルシロップをかけてみた! おやつというか、これはこれでいける。結局、晩ご飯は、焼バナナでお腹いっぱいに!
 まさか、能登で焼バナナにありつけるとは思ってもなかった…笑
 ベトナムの街角でも、ちょっと小腹がすいたとき、揚げバナナを買って食べたっけねー。
 旅は、時折、私の暮らしにシンクロしてくる。
 旅をすると、暮らしは、もっと膨らむんだなぁ。バナナひとつとってもみても、いろんなことを思い出しては、ニマニマ。ただ今、能登暮らしを旅しているところかな。(20060609)

 - 能登は半島でもあり、南(付け根)から順に「口能登」「中能登」「奥能登」といいます。私が住んでいる七尾は、中能登ですが、いかにも、能登といえば、やっぱり奥能登でしょうか。でも、やっぱり能登は能登。
 能登をめぐっていると、小さいときに、祖父母にかわいがってもらっていたときのことをふと思い出します。なつかしいやさしさとでもいうのでしょうか。人も水も緑も花も山も川も、みんな「能登」なのですよ。 事務所の窓からは、今、白いハナミズキがそれはそれは満開で、その清々しさに時折見とれております。少し前の能登ドライブの折に、道沿いに愛らしいピンクの花がちょうど見頃でしたが、それは「谷うつぎ」だよーって教えてもらいました。
 まだこちらに来て2ヶ月もたっていないのに、ずーっとずーっと前からここに住んでいるんじゃないかとさえ思えてきた今日この頃です。