=HITORIGOTO=旅するココロ

 金沢→能登→東京…暮らしでのこと

いりたて玄米茶

2006-09-29 | 日々の暮らし.能登
 作りたてのものが美味しいのは、言わずがもな。炊きたてごはんにしろ、炒りごまにしろ、珈琲だって、そりゃ風味が違う。そんなことを思っていて、我が身を振り返るに、そういえば、これまで玄米を炒ったことがなかった。
 玄米を炒ったもので、何をしようかというと、それは、玄米茶。
 能登島産の野草、ヤーコンの葉、かきどうし、げんのしょうこを、たくさん仕入れてきたので、これでお茶にしようと思ったのだが、何か物足りないような気がして、この際、玄米野草茶にしようと。
 玄米を洗って、少し籾殻があったのを除いて、中華鍋で中火から弱火の間で、ひたすら炒る。お米が黄金色に色づいてきたら、香ばしい匂いが立ちこめてきたので、もうオッケーかなぁと。
 さっそく出来たので、お祝い記念?に、玄米茶をいれる。
 石動山から取って来たお水を沸かし、玄米を急須に入れる。茶葉も少し入れようと、出してきたのは、丸八製茶場の「献上加賀棒茶」。もともと、この棒茶は香ばしいのだが、どこからどこまでがの玄米の香ばしさか分からないほど…いい風味になりました。
 今度は、野草のと混ぜてみて、いろいろ試してみようっと。
 もっと深炒りにして、珈琲みたいな風味の玄米珈琲にならないかなぁ。
 実家の母は、今年はまだ去年のお米がいっぱい残っていて、新米はおあずけ…と言っていたのだが、こんなふうに玄米茶にして、たくさん消費しようかな…。(20060929)

フラガール

2006-09-27 | たわいもないこと
 どうしても観たかった映画「フラガール」。
 仕事終えて速攻金沢向かって、たどり着いたら、CMも終わって上映が始まっていたけど、気にしない。(だって、なんだか今日みたかったんだもん)
 あらすじは、おおよその展開は、知っていました。だから、観たかったという部分もあるのですが、そんな前評判抜きにして、「きちゃいました」
 私自身、踊りを齧っているので、そういうところで、ダブる部分もあるのかなーなんて思っていたのですが…、「きちゃった」のは、「別れ」とか「家族」とか「夢」とか「女性の生き方」とか、そういうところでした。
 ほんの遠くもないときのこと、私たちが、今当たり前のように享受している「自由」でさえ、ままならない時代があったってこと。
 そして、今、その「自由」はいくらでもあるのに、もっと幸せや楽しみを追い求めずにはいられない時代になっていること。
 もしかして、人は、たった一瞬でも、本当の「幸せ」を感じることができたら、その後は、どんなことがあっても生きていける動物なのかもしれないなぁーなんて思いました。
 そんなことを考えて、七尾まで運転していたら、またまた、ぽろぽろ…どころか、うぇーんって、なりました。ネタバレなのか、なんなのか、分からない感想になりました…笑(20060927)

- そういえば、恋っぽいところのない映画でした。それが、今の私には、安心してみられるというか…(小学生か?!) ポイント高かった理由のひとつかも?!

米パンへの道のり

2006-09-26 | 日々の暮らし.能登
 うちの実家には、田んぼがあります。といっても、近年は、ほとんど手伝いらしい手伝いもしていないので、その存在を忘れてしまうほどです…苦笑
 でも、いつも、ごはんを食べるとき、心の中で「これは、うちの田んぼでとれたお米だ」って、少し誇らしい気持ちで食べています。(ちっとも世話していない人間なのにー)
 ごはんは、もちろん大好きな私ですが、パン作りも大好きなことは、いわずがもな…です。
 で、で、で、以前、実家に寄生(パラサイト)していたとき、母がこぼしていました。
「家で、お米とれるのに、毎朝パン食べんでもー」
 おっしゃることは、分からんでもないんですけど、「好きなんだもん」。
 胃袋はひとつしかないので、お米が比率として「2」好きだとしたら、パンも「1」好きなわけで、それも、パンは食べるのが好きなこともさることながら、つくることがもっと好きだから、手に負えない…笑 で、朝は、パンなのです。
 パンといえば、小麦…強力粉なのですが、ごく最近になって、米粉でもパンが焼けることを知りました。
 でも、米粉をよそで買ってくるかぎり、母のこぼしの根本的なものは解決しません。
 ウチのお米で、パンを焼く…
 そのためにどうしたらいいか…を考えたら、ひとつ「過程」が必要なことが分かりました。
 それは、米粒を粉末にする「過程」。そのための道具が必要ということ。
 製粉機…ほしい。
 HPで検索しながら探してみました。しかし、たとえ家庭用のものであれ、た、高い。
 そんなこんなであきらめていたところ、ふとドイツの民家村みたいなところで見かけた水車を思い出しました。何も機械に頼らなくても、もともとやっていたのは…
 あ、そ、そっかー。石臼!
 もともと製粉は石臼でやってたんだー。
 ということで、今、石臼探してます…。どなたか譲ってください。
 どこかの納屋とかに眠ってないかなぁ…って甘い?
(ヤフオクで出てないかなぁ…真剣)
 もしかして、もしかして、めんどくさくなってやらないかもしれないけど…笑
 一度やってみたいな。製粉!
 小麦とお米のハーフパンが目標ね! 果たして?! (20060926)

…長者になる?

2006-09-25 | たわいもないこと
 布のテープを買おうと、アルプラザ鹿島へ。
 帰り道に、おなかすいたなぁと思って、ソフトクリームミックスを。160円を払うと、レシートに当たりが出て、300円の金券を。もう帰ろうと思っていたのに、9月末まで有効という金券を使い果たすために、なにやら物色し始める。500円以上買わなくちゃいけないんだなぁ…と思いつつ。
 パン屋さんで、米粉の食パンを見つけたことをいいことに、ここで600円分くらいパンを買い占める。しめしめ。
 レジで、これ(金券)使っていいですか?と聞くと、アルバイトのお兄さんが、では、3××円になります。と言われ、レシートを出すと、また「当たり」…笑。
 え?、また?? この券使ってまた当たりなんていいの?と思いつつ、お店を出て、また物色…苦笑
 何かこじゃれたものでも買おうかなぁと、小物とかアロマ系の店とか、いろいろ回ってみるけれど、どうも欲しいものが見つからない。やっぱ、食べ物関係だな…笑と、気を取り直して、結局、ダートコーヒーのモカブレンド200gを525円なり。
 レシートが出た時、おばさんが「当たりー」と冗談で言ったのですが、「え;」と引きつってしまいました…
 わらしべ長者ならぬ、ソフトクリーム長者ってとこ…笑(20060925)

カイニョBBQ

2006-09-24 | 建築・まちづくり
 10/29(日)午後にいよいよ「眺めピザの集い」@井波(富山)をカイニョイズム研究会で開催します。 で、23日は、その集いの打ち合わせと称して、 "念願"の大橋さんちでバーベキューです。(単にBBQしたかっただけという説…濃厚)
 さわやかな秋晴れの中、七尾から砺波へ。向かう方法はいくつもあるけれど、今回は、宝達山を越えて福岡(高岡市)へ抜けるルートで。山頂から日本海へのパノラマはそれはそれは最高で、途中いがぐり拾って、秋を感じてみたり…。高速+有料を使っても1時間半コースなのに、宝達山道コースでも2時間で着く。(道草込…笑)なので、結構お得なコースですよね。
 さてと、大橋家に着いて、買い出しに行く前に、なぜか「お納屋拝見」…笑
 ちらっと覗くと、そこには、なんとまぁ、可愛い色合いのランクルが。(車が趣味と聞いたことがあったような気もするけれど、…!百聞は一見にしかず…とはまさにこのことです)で、ドアには、なんと「pizza factory」と、愛らしくペイントされており…(掘り出し物だそうです)。これは、絶対、29日の集いには、会場へ…と、めちゃめちゃ盛り上がる。
 で、もう一台の車も渋くてイイ感じ(私の生まれ年と同じ年に作られたもの…!)で、さらには、バイクも…!もうただの納屋と思うなかれ、そこは「大橋ワールド」そのものでした…笑
 何よりも感動したのは、大橋さんの性格そのものの作業スペース。形容するに、そこは、コックピット。スパナ等工具が、大きさ順に壁に理路整然と並べられていたりします。
 納屋の2階も、懐かし自転車とか、イイものいっぱい。宝物がいっぱい詰まった、納屋でした…。
 そうそう、気を取り直して?!、本題BBQです。
 お隣のスーパーで、材料を買い出しに行って、やはりピザの準備もしてと…。
 その間、高多くんは、自宅の畑にあるバジルを取りに!!(カイニョピザには、やはりこれがなくちゃなのです)
 いよいよです。米軍グッズなんぞも飛び出しつつ設営?して、炭火を起こして、おなかもすいてきたことだし、さぁ、BBQ!!!
 麦酒、梅酒、しそジュース、思い思いのドリンクを飲みながら、炭火にしたたるジューシーなお肉をつつき、ピーマン、タマネギ、椎茸をころがし、はまぐり焼いたり、秋刀魚+大根おろしもあって、もう、じゃんじゃん食べる、飲む。そして、青空のもと、火を囲んで、だらだらと…気持ちよく。サイコー♪
 そんななか、ピザ生地も程よく発酵して、ピザ大会へと移行!(まだ食うか…笑)
 と、この時、たらふく麦酒を飲んでたはずの大橋さんが、急にしゃきんとなって(笑)、コンロやアウトドア用オーブン登場…。動きが機敏で、ちょっと道具取りに行くのにもダッシュして、その行動ぶりに、ゆるーい私たちは、もうびっくりするやら、おかしいやら。ピザ係となって、生地を伸ばしたり、焼け具合をみる「少年」ぶりも、微笑ましい限りでした。
 最後の1枚になって、「これはスペシャルにしよう」と、どこからともなく、市販のピザソースが出て来たので、「あれ?いつのまに?あったの??」 よく見ると、大橋少年は、ピザの1/4(=自分の分)だけピザソースをぐるぐる塗って、ご満悦な表情…。
 「なんで?」
 どうやら、私が「シンプル好き」なのを気遣っていたみたいで、市販ソースをかけると「邪道~」って言われるかとおそれていたらしいのです…笑
 「えー、そんなことないよー。全面に塗ってー」(まぁ、邪道であろうが、美味しければすべてよし…だもん…)
 とまぁ、まさに、全身胃袋な一日でした。
 後片付けを、さっとして、大橋家を見学させて頂きました。
 おじいさまが建てた家とのことですが、大切に住み継いでいらっしゃることが隅々から伝わってきました。材料や素材がすばらしいということもさることながら、愛情込めて、お掃除をし、お手入れをしてきた美しさが、そこにはありました。
 ほんとに、家って、生き方というか、人生というか、家族というか、そういうことに、まっすぐつながっています。
 そういうことを、ずしんと頂いたというか、教えていただいたような気がしました。
 さすが、カイニョイズム。たかがBBQとあなどるなかれ…。会員限定?ではあるけれど、オープンハウスならぬ、オープンカイニョで学んだことは数知れません。ここんとこ、ココロに小骨がつっかえているような気がしていたのですが、さぁ、これから頑張ろうって気になりました。
 本当に、ありがとう。(20060924)

 - ということで、10/29(日)午後~「眺めピザの集い」@井波…お楽しみに! 希望する方にもそうでない方にも、チラシ出来たらメールで送付しますね♪
 
- 日が暮れてから、皆で高岡の「中田のかかし祭り」を見に行きました。
 それぞれの家の前に、ご自慢の案山子が飾られているのですが、
「稲(イネ)バウアー」(農家のおばちゃんがイナバウアー)とか
「左手けがした松井選手」(これがとてもよく出来ているのです)とか
「ジダンの頭突き」(動くんです…笑)とか
 気持ちよーく笑えましたー。