=HITORIGOTO=旅するココロ

 金沢→能登→東京…暮らしでのこと

東京烏骨鶏プリン

2009-09-24 | 日々の暮らし.東京
 食べ物話ばかりで恐縮ですが、先日の柿の葉ではありませんが、それより少し前に、烏骨鶏の卵を頂きました。
 ご自宅で飼われている烏骨鶏の卵だそうです。(そのご自宅、聞けば、東京のとある住宅街ど真ん中なのですが、いったいどんなお屋敷なのか…)そういえば、今まで烏骨鶏の卵、食べたことありませんでした。頂いたものは、意外と小粒で、アジアのどこかの国の市場に並んでいそうな色合いの卵でした。
 いったいどうやって食べればいいだろうと、家族会議で相談した結果、プリンを作ることになりました。(オムレツにはやや量が足りず、ゆで卵・生卵じゃ能がないということで…)
 割ってみたところ、さすがに黄身が箸で掴めそうなくらい、ぷりんぷりんしてました。
 冷たく冷やしていただきましたが、ぷりんぷりん…なほどのインパクトはありませんでしたが、美味しく頂きました。
 巡り巡って来た食材で、知恵をしぼって、何かを作るというのは、なかなか楽しい作業だと思いました。普段食べるものをつくるときって、○○を作ろうと思って、食材を買い揃えることが多いけど、こういう食材があるから、何が作れるかなーというほうが自然ですね。(20090924)

キウイとマンゴー

2009-09-18 | 日々の暮らし.東京
 気がつくと9月なかば。近頃少しだけ凝っているのは、ジャム作りです。
 初夏に鎌倉のジャムやさんで買った「マンゴーミルク」ジャムが美味しくって、目覚めました。
 文旦の皮だけで作ったマーマレード、バナナミルクココア…は以前触れたかもしれませんが、最近作って美味しかったのは、マンゴーのと、キウイの。
 マンゴーは八百屋の店先で、4つ1パック100円で並んでました。1つだけ熟れすぎていたためと思いますが、ジャムにしようと思っていたので、大歓迎。皮をむいて、鍋の中で木べらでつぶしながら、種ごと煮込みました。煮詰めているうちに、さらっとした果汁がなくなり、濃縮したマンゴーの味と香りの詰まったジャムになりました。早速ヨーグルトにかけて、混ぜながら頂きました。
 それからキウイは、ジャムにしようと思って買ってきたのではなかったのですが、2つ食べたところ、かなり熟れていたので、残りの3つを急遽ジャムにしました。キウイの種のつぶつぶ具合と、程よい酸味が、思いのほか美味しくって、また作ってみたい!と思えるヒット作だと思います。キウイは一年中出回っているのでいつでも作りやすいし、味はストロベリージャムに相通じる食感と甘酸っぱさがあるのです。
 季節の果物は、時期が限られています。ブルーベリーとか、いちじくとか、桃とか、ジャムを作りたいと思った頃には、時期を逃して、手頃なものが店先から消えている…なんてものも多々有りますが、そう思えばこそ、より愛おしいです。はてさて、次はどんなのを作ろうかな…(20090918)

柿の葉寿司

2009-09-15 | 日々の暮らし.東京
 大きな柿の枝を手に現場から帰ってきた人がいた。
 柿についている実はまだ青く、誰も手にしようとはしない。
 私は、その実よりも、枝につく葉に『!』となった。
 もうすぐ実家では秋祭りで、柿の葉又は笹の葉にくるんだおすし。
 東京暮らしも1年半。そのお寿司は、ふるさと限定と思い、ここ東京で自分ひとりで作る日が来るなんて思ってなかったです。
 でも、目の前に突如あらわれた葉っぱを手にして、その葉を頂くことにして、一枚一枚はさみで切り取っているうちに、「これは、柿の葉寿司をつくらねば…」という気持ちがむくむくと。
 具材は油揚げと魚(シイラとか鮭)を使うのだけれど、ここは簡単にしめさばを買ってきました。それを一口大に切って、千切り生姜も用意。
 よく洗って、乾かした葉の上にしめさばと生姜をのせ、ひとくち大のおにぎりにした酢めしをのせた。その上に黒ごまをちらす。真っ赤な干し桜えびはこちらでは売ってないので、省略。
 真四角のタッパーウェアがあったので、それを押し寿司の型のように使うことにして、(夫実家ではそうしているようです)葉っぱを下に、隙間なく並べた。一段並べたら、ラップをのせて、もう一段。二層にして、さらにラップをかけ、軽く押して、蓋を締めておきました。
 で、半日ほどたって、蓋をあけると、多少不格好ではありますが、柿の葉ずしが、出来てました!(パチパチ)
 さっそく夫が食べてもらったけれど、まずまずの出来!(母の味には至らぬと思いますが、無言でぱくぱく食べてました)。
 もう少しあった葉っぱは、乾かして、柿の葉茶にして頂こうと思っています。
 縁あって作る事ができたお寿司、とても感慨深いものがありました。(20090915)