goo blog サービス終了のお知らせ 

=HITORIGOTO=旅するココロ

 金沢→能登→東京…暮らしでのこと

心の住人

2008-06-16 | 建築・まちづくり
 昨日の夜、お風呂に入った後、布団に入って目を閉じたら、肌寒い秋の夜の石引通り(金沢)。
 「おかもとさーん」と澄んだ声で呼ばれて、振り返った、あの時のことを思い出した。
 懇親会に行けない、どこかうしろめたさで、こっそりこっそり見つからないように、その会場を去ろうとしていた時のことでした。
 重鎮?や有名な方々が集まっていたその会に参加していた私ごときの名前をちゃんと覚えて下さっていたことや、私のうしろめたさなど微塵も感じさせない丁寧な態度に、いたく感動したことを思い出したのでした。
 冬の東山通りを歩いていたときの、白いナイロンジャケットが、とても印象的でした。案内していただいた、お味噌屋さんの糀の白さと、どこか重なるなぁと、思っていたのでした。
 人の運命とは、本当に分からない。分からないものと思いたい。
 人と人は一瞬一瞬を出会い、交わり、生きていく。
 そんななかで、誰かの心に住んだり、住まわれたりする。それは、永遠に。
 そんなことを思った。
 いつかまたどこかでお会いできると思っていました。
 私の心の中では勿論生きているし、その人が生きていた一瞬に交われたことを幸せに思う。出会いは、数奇なもの、そして、人生もそんなところがあるのだなぁと思った。「一瞬一瞬を悔いなく」そう言われたような気がした。
 そして、あの時のすごく救われた気持ちを思い出した。うすらぼんやりと蛍光灯の灯る、あの石引通りの情景は、あまりにもあの時の私の人生そのもののような気がしていて。
 その後、私は、金沢(石川)を離れてしまい、何もできないまま…と思うことは多々ある。だからこそ今ここで思う。出会いは数奇、人生もそんなところがあるけれど、それは、全て意味あってのことなのかもしれないと。でも、まだ、どこかで呼ばれて、振り返ると、そこにいるような気がしてなりません。(20080616)

有名建築占い?!

2007-06-29 | 建築・まちづくり
 久しぶりにネット占い(笑)それも、ちょっと玄人っぽいけど、有名建築占い
(keiさんのところで見つけてしまいました…)

 で、わたくし、「ポンピドゥ文化芸術センター」ですって(きゃー…なんか、ホントあたってるの??)
 おふらんすですよ。それも、ハナのパリにある!

 コメントを読んでますます疑問…。だってだって、以下、本文引用
「センスが良く、とても洗練された人。品のあるもの、優雅なものを好むタイプで、あくせくした暮らしは好きではないでしょう。それにふさわしいだけの心の余裕や、品位を持っている人なのです。経済的な生活レベルは普通でも、美的感覚に優れているので、日々の生活に自然と美しいものを取り入れていけるはず。庭の花を一輪飾るにしても、あなたが飾ると、その場が急におしゃれな空間になるのです。そういった才能に早くから気づいた人は、インテリアやファッション関係、デザイン関係の道に進むかもしれません。恋愛面は、どちらかと言うと受け身でしょう。特に意識することはありませんが、相手に合わせた恋愛をしていきそうです」
っだってーーー。書かれてる内容は嬉しいけど…現実は…ねっ…笑

有名建築というだけあって、このほか、FLライト先生の「落水荘」や、丹下先生の「東京カテドラル」、パルテノン神殿やら、香港上海銀行本社なんてのもあるみたい…。
 なんか建築史の試験問題みたいやけど、ま、、、いっか(笑)
 建築にお詳しい方もそうでない方も、自分がどんな有名建築か、占ってみられては…。
 (建築物と占い内容の相関性は????ですが、ま、楽しいからいいでしょう?!)(20070629)

泊まりで 見合いで カイニョ

2007-04-10 | 建築・まちづくり
「となみ野の散居村と木々に囲まれたアズマダチを満喫してみませんか?…
 いつかそんな暮らしを手に入れたいと思う方を探しています」

 ということで、
 2007年4月28日(土)~5月6日(日)までの間、カイニョ(屋敷林)に囲まれたアズマダチ(伝統的家屋)での体験宿泊を募ります。カイニョイズム研究会が、その仲介人となります。
 詳しいことは………→ご興味ある方、メールにてご一報くださいませ。チラシと申込関係、利用の手引きなどをまとめて送付しますね。なお興味の有無に関わらず、チラシをメール送付させていただくことがあるかもしれませんが、(はは、PRです。PR…笑) どうぞよろしくお願いします。(20070410)

- ナマのチラシも先着10枚限りで手元にあります(笑)

- GW…気がつけばすぐそこに。。皆さん、どのように、過ごされるのでしょう?
 私は、ここ半月以上、取り遅れてしまった時間を取り戻したい!
 勉強と、石鹸づくりと、布をいくつか縫うことができればサイコーです。
 

菌座…第二回

2006-12-21 | 建築・まちづくり
 なんだかとっても不思議な1日だった。しとしと雨の七尾を出て、羽咋あたりで雨がしっかり降ってきて寒いなぁと思いつつ、金沢着いたら、曇りゾラ。
 日がとっぷり暮れて、会場である東山2丁目の鬼子母神「真成寺」へ。
「菌座」第2回は、天才コンピューター青年川口さんと、出島二郎さん。
 川口さんは、通産省関係から研究費として450万円程!支援されているという。それも史上最年少で。まだ大学生でもある。
 私の座っていた前に、きりっと正座して座っていた青年が、川口さんだった。
 川口さんのコンピューターに対して、出島さんのペリカンの万年筆とブルーのインク。そして原稿用紙。そこには「愛」があるという。
 どちらかというと、アナログな私ではあるけれど、この駄文を書くときでさえPCを使っている。PCだからこそ書ける私の脳味噌は、これでいいのか、なんて思ったりもした。
 おふたりとの決定的な違いは、いかに真摯に打ち込んでいるかどうか。
 私は、どれもこれも、何もかも中途半端だ。
 おふたりの共通する部分は、一見何もないように見えて、十分すぎるくらい通じ合っていると思えた。
 「愛」あるものの存在。もしかしたら、それは、女性と男性の違いなのかもしれないなぁと思った。女性である私には、何かを深く追求することについて、どうしても男性にはかなわないなぁと思う部分がある。それは、女性が産む性として存在していることと関係しているのかもしれない…と最近気づいた。その他大勢が中途半端でも、「産む」「育てる」ことが全うできれば、生きてきたことについて、十分真摯たりうると。(といっても、私、そのどちらの経験もありません…)
 おっと、菌座とは、話がそれてしまいました…
 さて、その後は、東山の「次平」で二次会です。引き続き、テーマは「愛」…でしたっけ?…笑
 やはりあるでしょう…の自己紹介で、ありきたりの自己紹介をしてしまい、我ながらつまらん人間やなぁと思いました。そんな私に、松島さん「彼女は、優秀でして…???」と身に余るコメントをいただいたのですが、そこはさすが出島さん間髪入れずに「優秀にもA、B、Cがある…」(一同爆)終始こんな具合に、あつーい夜でした。ドジョウの唐揚げ、アジのフライ、根菜の炊き合わせ、アスパラとホタテ…、笹寿司…と胃袋も 、そして脳味噌?も満たされていくー。
 で、その後、また東山の坂をのぼり、帰路に着くところが、訳あって?片町へ…笑。今岡嬢と奈美さんと3人で、お茶…?!哲学と神のこととか、下心のお話とか、…、だんだん濃くなっていった夜でした。
 やはり「愛」だなぁ。いや、私は、今そうは言いながらも、淡々と暮らしていて、いや、決してそうではないのだけれど、時に悩み?、時に笑い、とにかくとにかく生きてます。これでいいのか。これでいいのだと言い聞かせながら…(20061221)
 
 - そうそう、二次会へ移動する間、「高木糀店」を見学させていただきました。丁度できたばかりの糀は、白くふわふわつやつやしていて、とても美しかった。心の中まで、ぽーぉーっと発酵しそうでした。

ようこそ眺めピザの集い

2006-10-31 | 建築・まちづくり
 ピザ焼きにむけて、フード&ドリンク担当の、私+金岡ちゃんは、前日の「夜なべ談義」が終わってから、砺波のスーパー大阪屋にて買い出し。スーパーに着くなり「何買わんなんかったっけ?」「買い物リスト忘れた…(二人とも)」「えっと、ごみ袋とー…」という二人の会話に、ヘルプで来ていた高多くんもびっくり…笑。「僕、リスト持ってますよ…」「えー、高多くん、えーらーいー」と持ち上げる二人に、高多くんの疲れは絶頂…笑。かなり急降下した二人の株価が再び回復することはありませんでした。
 さらに「手伝わなくっていいですか」とのお言葉に「大丈夫。今晩こねてから寝るし…明日の朝にも少しこねる」というと、やはり心配だったのか、「明日の朝手伝いますよー」(やさしいー)
 9時半には会場での準備があるので、逆算すると「午前6時に金岡家集合…」と相成り、いったん金沢へ帰らねばならんかった私たちは、5時起きかー…「高多くん、モーニングコールよろしくねっ♪」
 で、深夜生地をこね始め、眠りについたのが午前3時…。
 当然、モーニングコールにも気づかず、けたたましい携帯アラームで飛び起きて、朝焼けの中、顔も洗わず、砺波へ。でも、6時に間に合った…。(前の晩?、翌日の服を着たまま寝た効果もあるー!)
 早朝の金岡家で、今度は3人で生地こね。途中から、金岡ちゃんひたすら野菜カット…その間、コーヒー&ミニパン…お母さん手作りのおにぎりを二つも食べ、豆乳バナナジュースでパワーをいただきました。ありがとうございました!
 いざ大量の資材を積んで会場へ。(その前に、ピザカッター買おうと、開店前のカーマホームセンターに並んだりもしました…笑) 
 到着すると、前日に仕込まれた窯が設置され、資材担当メンバーがせっせと働いてました。
 どこに何置こう…、オロオロワタワタする私…。
 高多くんちでとれたバジルの葉っぱを摘んで、洗っていたりしていると、窯に火が入りはじめて、あっという間に、オープンタイムに。
 最初のお客様は、近所のおばあちゃんでした。「孫がピザ買うて来い言うてー」
 ピザは売り物ではありません…「お孫さんに、来んとあたらんよーって言うてきて」笑
 で、おばあちゃんは、試し焼きのふちっこ焦げ焦げの試食ピザだったのに「美味しい」とほおばって下さって…。しばらくすると、本当に孫…二十歳前後の兄妹…を連れてきてくれました!
 はじめは人も少なかったので、手取り足取りピザ生地づくり指導!
 そんなこんなところへ、金沢から自転車で水野さんさっそうと登場!(すごーい!かっちょいいー!!)大好きな希和子さんが、スマイルいっぱいでおっきな椎茸を手にいらっしゃって、スタッフ不足をたてに「ピザづくり一緒にお願いしますー」…笑。しかし、しかし、もっとわらわらっとたくさんの方がいらっしゃってアヤさんの顔を見るなり、「助けてくださーい」…半泣き&笑。アヤさんと会うのは3度目なのに…、ずっと前から友達だったかのような気持ちになって…。
 で、そこからどんどんみんなピザを広げたり、具をのせたり、との雰囲気になって、私は「口だけ動かす」係に昇格…てへ。その間、携帯には、じゃんじゃん道案内などなどの電話が。あまりにみんな道を聞くもんで、地元の方から「今日はいったい何があるんじゃー?」と聞かれた方から、ちらしを見せただけで場所を教えてもらえた方…しまいにゃ軽トラに先導された方まで…笑
 そんなうちに、今年4月に愛娘ひなちゃん誕生の歩ちゃんが、夫婦+ひなちゃんで来場。すごーくうれしかった。子育て中で、赤ちゃんも小さいのに、ここまで来てくださって…。ひなちゃんを抱いた歩ちゃんは、本当に幸せそうで、その3人をみているだけで、私はなんだかなんだか泣きそうだった。本当は、もっといろいろお話したかったのだけれど、記念撮影のため、ちょっとひなちゃんだっこさせてもらって…。(リクエストのお湯わかしたところまでは、覚えているのだけど…そういえば、あのお湯は???」…今思うに、そうとう舞い上がっていたみたい…笑。ごめんね。
 あの松島健さんもいらっしゃるみたいー!と話していたら、まさにそのご本人が目の前にいらっしゃって…聞けば、松島さん…こちらをお読みいただいていると聞き…「は、はずかしー(柄にもなく赤面)」だって、あの松島さんですよ、松島さん!
 これまでお世話になってきた清水さん、千映子さんも、はるばる小松からかけつけて下さいました。迷いに迷ったともちゃんも、無事着いて、いつの間にやらピザ隊へ。(以前、一緒にパンづくりやった効果もあるかな…ありがと)…それはそれは大盛況でした。
 ふと気がつくと、火でマシュマロあぶる者あり…笑。隣の畑からの新鮮大根のそのまんまもうまかったーーし、ネギをホイルで包んでオイルと塩たらしたのとか、リンゴとブルーチーズとクラッカーのオードブルは、やはり水野さん!ピザは、生地さえ用意しとけば、みんなやってくれることが分かって、紫芋の焼き芋とか、しいたけとかソーセージとか、焼きリンゴとか、いろんな焼き物のつまみぐいに目がハート。(働いてないのバレバレ)
 ピザ窯のお世話はヤスヒロくん。その隣でミネストローネ結社大橋さんと野村くんが、仕込み始める。すこーし、人も落ち着いてきて、やがて、あたたかなスープが会場に行き渡りました。(あったかいスープ…ミネストローネとかあったらいいねー…大橋さん!って前回のBBQ会議の時に言ったら、本当に用意されてて、やったね♪って思いました。美味しかったー。ちなみに会場にあったPIZZA FACTORYとあったキュートな車は大橋さんの手作りマイカーです…みんなあの車見て、デリバリー頼んだなーと思ったらしい…笑)
 で、その頃、ケイコさん、澄江ちゃん、章恵ちゃんが、ようやく無事たどり着きました!おつかれさま?。で、やがて、三谷先生ファミリーもやってきて、愛娘ちゃんは、ハート形のピザを形作るー。(かわいいー)
 スタッフである研究会メンバーも、会場にいらっしゃった方も、本当に笑顔で満ち満ちていて、美味しい空気と、あったかい食べ物…ふと見上げたカイニョ(屋敷林)まで、すべて「幸せ」そのものでした。
 いらっしゃった方には、この日のために作られたオリジナルはがきをお渡しして、手紙を出そうという企画もありましたー。
 だんだん日も傾いてきた頃、裏の庭のところで、ようやく「眺め」を堪能しました(おばかなポーズの記念撮影大会つき)ちょっと自分が戻ってきました。(ほんと寝不足ハイテンションで自分でも止められなかったー笑)
 だんだん窯の火力も尽きてきて、「日が落ちるよー」と、後片付け。
 まだたくさんあった生地も、持って帰ってくださるという、優しい方がいらっしゃって、まるーくおさまりました。
 カイニョを通して、たくさんの人が出会って、つながって、広がりました。
 研究会のメンバーにいたっては、誰一人欠けても、成り立たないほど、みんなよく働き、よく笑いー。一人だけでは為し得ないことでも同じ気持ちを持っている者となら実現できること、それがもしかして大変なことであっても一緒にやるなら楽しめること、まさに「チームワーク」でした。仕込みやら、準備やら…で、妙にハイテンションな故障者多数…。自称元気のない野村くんのツッコミに、ついつい本音?トーク炸裂。「なんでもできるけど…男を見る目だけがないー」(自爆)と、メンバー同士の会話もスパイシーでサイコーでした。ありがとう!打ち上げ=クリスマス会?楽しみやねぇ♪
 帰りの車のなかで、ほんと「感謝」の一言に尽きるねーと。
 そして、人生の愉しみって、いかに気持ちのいい場所で、気持ちのいい人たちと、気持ちよく過ごせるか…それに尽きると思いました。こむずかしいことを並べたら、キリがない。でも、生きること、暮らすことをよりシンプルに深く考えたい…最近、とみにそう強く願う私への、神様からの贈り物みたいな、かけがえのない1日でした。(20061031)