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=HITORIGOTO=旅するココロ

 金沢→能登→東京…暮らしでのこと

水に祈る

2005-10-29 | 日々の暮らし.金沢
 実家では、朝、ごはんが炊けると、仏壇にそなえるための「おぼくさま」をいちばんに取り分けた。
 そのおぼくさまを、中高にまぁるくもりつけるのが、子供ごころに楽しくって、よくよそわせてもらった。そんな毎朝のことをふと思い出した。
 ここ数ヶ月ほど、朝起きると、まずすることは、ちいさなコップに水を入れて、台所にお供えすること。なんのことはない、水道をひねって、コップに水を入れるのです。
「今日も一日過ごせますように」
 願いにもならない感謝の気持ちを込めて、窓のひかりがあたるところにコップを置きます。
 コップには小さなクリスタルの球を入れてあります。
 台所には、火の神様、水の神様がいるといいます。
 家のなかで、いちばん神聖なる場所かな…と思っています。
 いや、家が家たるゆえんたる場所かもしれません。
 水に祈る朝は、清々しく、まっすぐに暮らしていくためのもの。(20051029)

 - なんとまぁ、慌ただしい一週間でした。
 近江八幡へ行ってきたり、シンデレラ残業したり、焼き鳥屋に飲みに行ったり…。
 今日は、珍しく手帳に予定の書き込みのない1日だったので、朝からパンをこねたり、(今日のは無農薬レモンで仕込んだピールとラムレーズン入り)、台所のすみっこでせっけんになるのを待っていたごま油でまたまた石鹸を仕込んだり、アドレス整理したり、旅の品々を出し入れしてみたり(来週、ちびっと行ってくるので…笑)
 結局、掃除は手つかずで…、これから日用品もろもろの買い物に。

ベジミートソースパスタ

2005-10-21 | 日々の暮らし.金沢
 買い物はいつも週末にまとめ買い。
 だから、週末が近くなると、冷蔵庫がからっぽに近くなることもあって、残った食材で何を作るか、お知恵拝借…みたいなゲームを楽しんでいる。
 そんな時に強い味方は、長持ちする野菜、そして、乾物、缶詰。
 そんなこんなで今週作ってみたのは、タマネギと人参とトマトの水煮缶、そしてひき肉に似せた大豆たんぱくで、トマトソースパスタ。
 大豆たんぱくは、乾物で長期保存可能であり、水で戻して使う。おそらく台湾の「素食」用の食材なのだが、カジマートに売っていたのを、ずいぶん前に一袋買って、少しずつ使っている。
 お肉やお魚だと少し余っても冷凍保存するしかなく、それでも長持ちはせず、風味も落ちてしまうのだが、この大豆たんぱく…常温ですごく長持ちするし、工夫次第で、こんなふうにミートソースもどきとか、青椒肉絲もどきとかに使えて、とても便利。なんちゃってベジタリアン?ならずとも、これは使えます…。(オススメ) トマトソースなどで、はっきりした味をつけると、お肉といってもだまされてしまうかも。それより、くせのない淡白な味なので、私は、お肉とかよりずーっと美味しいと思っています。(20051021)

足湯

2005-10-20 | 日々の暮らし.金沢
 朝晩、冷え込むようになってきた。ちょいと喉に痰がからまる感じがして、このまま転がっていくと「風邪」かも…と思った昨日、「足湯」をやってみた。
 野口晴哉さんの「整体入門」(ちくま文庫)を読んでいて、なんだか気持ちよさそうだったので。
 いつものお風呂の温度よりやや高めのお湯に、くるぶしまで足をひたすこと6分。その後、足を拭いて、赤いほうは○で、まだ白いほうの足だけさらに2分つけるというもの。
 私の場合、右足が赤く、左足だけさらに2分。
 そのあったかい足のまま、ふとんに入ったら、朝までぐっすり。(すごく深く眠れたように思う)
 これからの季節、足湯はいいかも。あったかいまま眠れば、湯たんぽも足ゴタツもいらないし。
 秋の夜長、オウチでの楽しみがまたひとつ増えました。(20051020)

流し台革命

2005-10-11 | 日々の暮らし.金沢
 当たり前だと思っているけれど、それは我が家の当たり前…ってことって実はたくさんあるんだと思う。
 実家では、食器を洗った後は、洗いかごにふせて、水気を切ってから食器棚に戻す…それが当たり前だと思っていた。けれど、食器を洗った後、すぐにふきんでふいて食器棚に戻すお宅もあるみたいだし、どれが正しいなんてことはないのだろうけれど、食器洗いのかごが古びてきたことをいいことに、「食器かごを使わない」実験をしてみることにした。
 食器かごを置かないので、シンクの平らな部分が広くなる。ここに「花ふきん」を広げて、その上に洗ったばかりの食器や調理器具を並べておく。いわば、花ふきんが食器かごのかわりか。
 花ふきんは、随分前に、友人が送ってくれた便利モノ。ガーゼ素材の大きな正方形の布を花びらのような直線模様で2枚縫い合わせたもので、とても吸水性がいい。奈良で買ったみたいでした。
 うちでは、食器洗いもスポンジを使わず、食器洗いふきんを使う。いわゆる「ガラ紡」で、「びわこふきん」ともいうらしい。洗剤を使わなくても油落ちが…ということだが、うちでは魔法の洗剤(ってほどでもないか…5倍に薄めた洗剤をムース状にして出す泡ポンプ)もつけて洗っている。
 で、洗い物が終わったら、花ふきんと食器洗いふきんを並べて乾かしておく。
 シンクの上を台ふきんでふいたら、なーんにもなくってぴっかぴかな感じがすごくいい。
 身の回りにごちゃごちゃあるのが本当に苦手で、このすっきり感のためなら、食器かごなんていらないや!とすら思う。
 またひとつ手放して生きていけるようになった。(20051011)

胡麻石鹸

2005-10-10 | 日々の暮らし.金沢
 ごま油が大好きで、業務用の1.5リットルのを買ったはいいけれど、酸化してきたのか、風味が落ちてきた。半分くらい使ったけれど、残りどうしよう…と。「油っ固」でかためて捨てるかぁ…と思っていたのだが、油だもん、せっかくだし?石鹸つくってみよーかな。
 油と水と水酸化ナトリウムでつくるのが、石鹸。その分量は、油によって異なる。いつもはオリーブオイルなので、分量は分かるけれど、ごま油になったらどうなるのだろう?と探してみると、計算してくれるサイト発見。
 ごま油500g,精製水175g,苛性ソーダ61.2gと出た。オリーブオイルでも、ほぼ同じ分量。どうやらいつものオリーブオイルと同じ分量でいいらしい。
 油がごま…になっただけで、いつもと同じ要領で。
 作ってみると、ごま油で作ったため、黒褐色の液体になった。そして、せっけんにしてもなお、ごまの香ばしい香りが…。半日くらいして、どろーっと固まってきたところで、ラベンダー少々と、ベルガモット多めに、ミント少々と、エッセンシャルオイルを入れてみました。
 廃油石鹸さながらの胡麻石鹸…、ボディ石鹸のつもりでつくってみたけど、はたして肌にいいんやろうか? この後、三ヶ月くらいかけて熟成させて使ってみまーす。(20051010)