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=HITORIGOTO=旅するココロ

 金沢→能登→東京…暮らしでのこと

サワドウ

2005-12-16 | 日々の暮らし.金沢
 星野道夫さんの「イニュニック[生命]」(新潮文庫)に、アラスカのパン種「サワドウ」について触れられている。寒さに強く長持ちするサワドウの存在は、ずっと心の片隅にあった。イースト菌の保存がままならない暮らしのなかで、大切に継がれてきたサワドウ。100年近く生き続けているものもあるという。
 さて、うちのパン種はというと、夏に起こして、途中やや絶えかけたものの、つないで今に至っています。5か月目ってとこだから、アラスカのサワドウに比べたら、赤ちゃんみたいな存在です。
 でも、この金沢の雪の降る寒さのなかでも、頑張っていることを思えば、「サワドウ」候補なのかもしれません。
 そういえば、去年までは、直液法で発酵していたため、この季節は寒すぎて、天然酵母発酵のパンを焼く事ができませんでした。(こたつなどであっためたり、努力すればよかったんでしょうが、そんな性格ではないもので…)それでも、今年は、パン種法にしているため、ちゃんと酵母が生きているんですよ!
 アラスカでパンが主食の民にとっては、それがどんなにありがたいことなのか、少しは分かる気がします。
 暮らしの中で、大切なものって、ほんとうにささやかなもので、その存在があるから、心の中がぽーっと明るくなるのだなぁと思います。パン種を想うときの私の心は、そんな気持ちに満ち満ちています。(20051216)

 - パン種でも踊りでも何でも、少し深い域?まで入ってくると、必ず教えられることがあります。ちゃんと物事と向き合うというのは、そういうことなのかなぁと、ようやく分かりかけてきた今日この頃の私です。
 

ホホバオイル

2005-12-07 | 日々の暮らし.金沢
 秋口から肌荒れに悩みまくって、「ホホバオイル」にたどり着いた。オイルはべたべたしそうで…と敬遠していたのですが、ホホバオイルは別格です。下手な乳液よりもさっぱりした使い心地! 
 化粧品などに、その成分明記が義務づけられてから、その内容に興味津々でした。と同時に、これって本当に肌にいいの?という疑問はぬぐえなく、そんな不信感のあるものを、自分の身体に直接触れることにだんだん抵抗感も。
 どんなに自然派とうたった化粧品でも、自然なものだけでつくられているものは売っていないようでした。ならば…お得意?のハンドメイドの出番です。
 さしあたって、自然なクリームはどうやってつくるのだろう?と調べていたところ、ホホバオイルと蜜蝋で作れることが判明し、その原料としてホホバオイルを手に入れたのが、そもそもの出会いです。
 今では、クリームにはもちろんのこと、ホホバオイルそのものも大のお気に入りになりました。
 そして、肌につけるものに対して、不信感が消えたことは、長年の迷いが拭えたようなさっぱりした気持ちにさせてくれました。もう探さなくっていいんだぁという安心感も、とても大きいです。
 さてと、そのホホバオイル…酸化しにくいのは素晴らしいのですが、融点が高いらしく、12月になると、固まってしまいました…。ということで、この季節は、しばしオイルヒーターの上にのっけて、溶かしてから、肌にのせることになりました。愛すべきホホバオイルですね~(20051208)

「はりめし」を読んで

2005-12-05 | 日々の暮らし.金沢
 鍼灸師の方が、はりよりきくごはん…として書かれた本「はりめし」(若林理砂・しょういんの本)。
 読みながら、本当にそうだよなぁと、この数年間の自分を振り返りながら読んでいました。
 3年前には、毎月病院に通っていた日々が私にもあったということ。月1万近い医療費は、その時は、わらにもすがる思いだったけど、今となってみれば、なんてもったいない…笑。高い授業料でした。それでも、あのときの不調があったらからこそ、今の私があるわけで。
 で、最終的に、私のなかに残ったのは、「食」そして、身体を動かすこと(=バリ舞踊)でした。
 食のことは、いろいろ試行錯誤を繰り返し、今は、基本的なルールこそあるけれど、○○ではならないとか、□□はダメという思いはありません。自分が美味しいと感じられるものを、極力とるようにしています。そんな心の声を聞けるようになるまで、しばらくかかりましたが…。
 食べ物に対する心の声だけじゃなくって、いろんな心の声もちゃんと聞こえるようになったような気がします。そうなると、自分だけじゃなくって、他の方の心の声も聞こえてくるのですよ。声というよりは、「気」に近いかな。人だけじゃなくって、風や水や木や雨…、森羅万象から伝わってきます。
 人に比べると、自然はとても素直です。ただそのまま、ありのままです。なのに、一部の人は、時々、そういったことを、まるで受け入れられず、ただ人間としてのエゴをむき出しにしているものを発していることがあります。これまで、本能的に、なーんかなんかなぁという方がいて、その違いは一体なんなんだろう?と首をかしげていたのですが、今になって思えば、こういうことなのかなぁと。
 おっと、本題は「はりめし」でしたね(笑)いろんなサプリメントを買うよりも、この本を買って、読んだほうが効きますよー。お値段は1冊1050円でした。私の食へのモットーと重なる部分も多いです。(20051205)

旧暦で簡素に!

2005-12-03 | 日々の暮らし.金沢
 ここ数年、12月になると気が重ーくなる。それは年賀状。もともとしなければならないことをやるのが人一倍苦手な気まぐれ屋なので(笑)
 年とともに年々膨れ上がる枚数。どの時点かで、簡素に革命しなれば…という思いは、毎年つのる一方。今時、引っ越しのあいさつだって、近況報告だって、メール…のご時世に、年賀状は本当に必要なのだろうか?そんなへそまがりな思いもあって、今年(いや来年か…)は1月1日に年賀状を送るのをやめることにしました。その旨御理解いただいた方には、直接お会いした時、あるいはメール等簡単な文面にてご挨拶させていただくことにしたいと思います。なので、間に合う方は、年賀状の送付も控えていただけるとありがたいです…礼
 ただ、そういった趣旨や信条を事前にこちらから連絡するのもおかしな話で、今回説明しがたい方に対して、今年は、時期をずらして、年賀状といったものではなく、ご挨拶さしあげようと思っています。年賀状として送ると、また翌年年賀状を送っていただくことになってしまいそうということもあって…。あるいは、失礼にならない程度に、メールにてご挨拶させていただくことにしようかなと。
 そういえば、今年、旅友から、旧正月(テト)だといって葉書を頂きました。旧正月は毎年、変わるのですが、1月末から2月にかけてです。2006年の旧正月は、1月29日(日)とか。
西暦1月1日を祝う気持ちは勿論ありますが、本能的に、この日あたりに1年の始まりを愛でるほうが自然だなぁと思いも、最近は強くなってきました。(アジアの民ですから~)
 ということで、要は年賀状放棄宣言なのですが(笑)
 そういった形骸化したことにとらわれず、季節感を大切に、この地球の上に生き、さまざまなつながりがあることを感じ、本当に心を尽くすべきことに、精進して参りたいと思います。よろしくお願いいたします。(20051203)

竹炭ウォーター

2005-12-02 | 日々の暮らし.金沢
 うちの台所の窓辺には3本の透明なガラス瓶に、水をいれて置いてある。
 夏場、水道水を美味しく飲むために汲みおくためのものだったけれど、それは今も…。
 三本の瓶は、もともとジュースが入っていたもの。1リットル弱入り、かたちもなかなかなことから、汲み置き瓶となった。
 その瓶に、最近、竹炭を浮かべて入れている。実家に帰ったら、母に「竹炭いらない?」と言われて、「じゃーすこーしちょうだい」とひとかけもらってきたのだ。
 ごはんを炊くときに…と言われていたけれど、それより「水」に入れておいて、ごはんにもなんにでも使えばもっといいなぁと閃いて、そうしているのです。
 今のところ、味の違いが分からない私ですが、この前炊いたごはんは、その気持ちの分だけ美味しかったような気がしました。おまじないみたいなものかもね(笑)
 この水を使って、パンも焼いてみるつもり。パンなら何か違いが分かるかも?!(20051202)