星野道夫さんの「イニュニック[生命]」(新潮文庫)に、アラスカのパン種「サワドウ」について触れられている。寒さに強く長持ちするサワドウの存在は、ずっと心の片隅にあった。イースト菌の保存がままならない暮らしのなかで、大切に継がれてきたサワドウ。100年近く生き続けているものもあるという。
さて、うちのパン種はというと、夏に起こして、途中やや絶えかけたものの、つないで今に至っています。5か月目ってとこだから、アラスカのサワドウに比べたら、赤ちゃんみたいな存在です。
でも、この金沢の雪の降る寒さのなかでも、頑張っていることを思えば、「サワドウ」候補なのかもしれません。
そういえば、去年までは、直液法で発酵していたため、この季節は寒すぎて、天然酵母発酵のパンを焼く事ができませんでした。(こたつなどであっためたり、努力すればよかったんでしょうが、そんな性格ではないもので…)それでも、今年は、パン種法にしているため、ちゃんと酵母が生きているんですよ!
アラスカでパンが主食の民にとっては、それがどんなにありがたいことなのか、少しは分かる気がします。
暮らしの中で、大切なものって、ほんとうにささやかなもので、その存在があるから、心の中がぽーっと明るくなるのだなぁと思います。パン種を想うときの私の心は、そんな気持ちに満ち満ちています。(20051216)
- パン種でも踊りでも何でも、少し深い域?まで入ってくると、必ず教えられることがあります。ちゃんと物事と向き合うというのは、そういうことなのかなぁと、ようやく分かりかけてきた今日この頃の私です。
さて、うちのパン種はというと、夏に起こして、途中やや絶えかけたものの、つないで今に至っています。5か月目ってとこだから、アラスカのサワドウに比べたら、赤ちゃんみたいな存在です。
でも、この金沢の雪の降る寒さのなかでも、頑張っていることを思えば、「サワドウ」候補なのかもしれません。
そういえば、去年までは、直液法で発酵していたため、この季節は寒すぎて、天然酵母発酵のパンを焼く事ができませんでした。(こたつなどであっためたり、努力すればよかったんでしょうが、そんな性格ではないもので…)それでも、今年は、パン種法にしているため、ちゃんと酵母が生きているんですよ!
アラスカでパンが主食の民にとっては、それがどんなにありがたいことなのか、少しは分かる気がします。
暮らしの中で、大切なものって、ほんとうにささやかなもので、その存在があるから、心の中がぽーっと明るくなるのだなぁと思います。パン種を想うときの私の心は、そんな気持ちに満ち満ちています。(20051216)
- パン種でも踊りでも何でも、少し深い域?まで入ってくると、必ず教えられることがあります。ちゃんと物事と向き合うというのは、そういうことなのかなぁと、ようやく分かりかけてきた今日この頃の私です。