前の記事にも書いたのですが、いろいろな本の中の食べ物、映画の中の食べ物、今、アニメの中の食べ物の事をアニ飯と言うのだそうで(「はじめ人間ギャートルズ」のマンモスの肉を売っているお店もあるとかで)、物語の中の食べ物に目が行く私ですが、私が最も、印象に残っているのは、ヘミングウェイの「武器よさらば!」の中で出てくる、トマトソースの料理です。高校の頃、夏休みの作文の宿題で読んだのですが、確か、平和教育の感想文だったと思います。この作品には、傷病兵になった主人公の食事がいっぱい出てきます。戦闘の事は、最初のところで、作者の平和へのメッセージは終盤の所で、その間は、食べ物の事であったり、お酒の事であったり、看護婦との淡い恋であったりします。もちろん、高校生であった私は、主人公が食べていたトマトのパスタとか、料理に目がいっていたのでした。「武器よさらば!」の料理は本当に美味しそうでした。ヘミングウェイは、本人も記述しているとおりに、相当なグルメであったらしいのですが、文章を読んであれだけ美味しそうに表現できるのは、文豪と言われる所以でしょうね。
本の中の食事のもう一冊は、淡谷のりこの自叙伝の中で出てくる、戦後の進駐軍のパーティーで歌った後に出てくる、テーブルいっぱいのサンドウィッチとかフライドチキンとかですね。これは、福岡の話も出てきますが、美味しそうに感じます。淡谷さん自身も、パーティーの後の、たくさんの食事のために歌っていたと、本の中で言っています。
本の中の食事のもう一冊は、淡谷のりこの自叙伝の中で出てくる、戦後の進駐軍のパーティーで歌った後に出てくる、テーブルいっぱいのサンドウィッチとかフライドチキンとかですね。これは、福岡の話も出てきますが、美味しそうに感じます。淡谷さん自身も、パーティーの後の、たくさんの食事のために歌っていたと、本の中で言っています。