まこっちゃんのリフォームまでの軌跡

1人暮らしの我が家のリフォームといろんな事のブログ

感想文4

2007-05-10 22:16:28 | 
暑くなってくると、やはり疲れますね。家に着くとホっとします。



「東京タワー  オカンと僕と、時々、オトン」には、住むところに対する作者リリーさんの思いがはいっています。15歳から一人暮らしで、いろいろな所に移り住んで最後に母と東京で住むのですが、おばちゃんが、
「オカンが、東京に行くのに、みんなで反対したんやけれど、マー君と一緒に暮らせて良かったんよ。」
と最後にいう場面がありました。好きな子供と一緒に暮らせる幸せは、どんな住環境でも幸せなんですね。

また、オカンの人柄がいろんな人達と知り合いになって行く。人を愛して、人から愛される人柄なんですね。

そこに住む、住むということは覚悟がいる事です。特にオカンは高齢になってからマー君と東京で暮らす。オカンは、
「東京は野菜が高いんで、ビックリした。」
マー君に美味しい料理を食べさせるのに、一生懸命なオカンは、暮らすという事は、マー君に美味しい料理を食べさせると言う事なので、野菜の価格が福岡と東京の違いが大切なポイントなのです。
「今日は、○○で大根が20円も安かったよ!」
とオカンが言います。忙しいマー君は、受け流すだけですが、それが、オカンの母親としての最大の愛情だと後から解るのです。

この小説には、食べる、住む、衣食住の食住が大事なポイントで、食べる事、暮らす事が大事なんですね。着る物は無頓着なんですね。

いやぁー本当に感動した小説でした。映画もきっと面白いでしょう!