「東京タワー オカンと僕と、時々、オトン」を読みました。本を読んで泣いてしまったのは、これで2冊目です。号泣しちゃいました。
ドラマでも泣いてしまいそうでしたが、前にブログにも書いていましたね。
やはり、本を読んで、ドラマよりも本かなーと思いました。なぜかと言うと、作者のジョークと言いますか、笑える行動やその場面が、ドラマでは、役者の演技であったり、ドラマの作り方であったりしているからです。原作では、それが作者の文章で表現されているのです。
その表現力がリリー・フランキーさんの素晴らしいところで、時代背景も私たち世代の事柄や笑うポイントも同じところを憎いくらいについています。
その文章の着眼点が、リリーさんのセンスであったり才能なのでしょうね。すべてママンキーのマー君に対する子育てからの、長い年月をかけて醸造されたワインみたいに醸し出されたセンスなのでしょうね。
簡単に言うと、母が子を愛し、子が母を愛すると言うシンプルな人生の構図がリリー・フランキーさんの素晴らしい文章で面白く、切なく表現されて読む人達を惹きつけてはなさないのです。くだらない教育論の本を読んだり、高名な教育者の話を聞くよりも、この1冊を読んで泣いたほうが、よっぽど良かっちゃないかいな?と思いました。
特に、リリーさんが、大好きな人と一緒にいる事は恥ずかしい事ではないと、母親の事を言い切る潔さが、何故か私には、すがすがしく思いました。(うん、そうやね。そうやね。こんな感じです。)
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