給与処理が諸般の事情により進められなくなり、しょんぼりしながら帰宅すると誰もいなかった。
息子は塾。
妻は息子の中学校の委員会の会議。
娘は妻と一緒に。
昨夜焼けなかったのでパンを作る。
昨夜の娘の涙を思い出し、娘の好きなベーグル作り。
生地を捏ねようとしたら、ちょうど妻と娘が帰ってきた。
娘、非常に元気がない。
半泣きのような顔だ。
『 今日のパンは君の好きなベーグルだ!!元気出せ!! 長野地区予選まで1カ月あるから頑張ろうぜ!! 』
と慰めると横から妻が真相を語る。
昨日の事で元気がないのではなく
一緒について行った中学校で
それはそれはとても悪い子だったらしく
帰りの車中散々怒られてきたんだと。
娘は昨日、チョットだけ緊張したらしい。
去年、一昨年と早く自分の番が来ないかなとワクワクしていたけど、今年は初めて緊張 ( 少しだけど ) を経験したようだ。
息子も今までに無いほどの緊張を味わっていたらしい。
息子のグループの1番目が同じ教室の先輩。
その子の演奏を聞いた途端
『 〇〇ちゃんの演奏の後に弾くのはきついなぁ 』 と頭を抱えたようだ。
ピアノに向かうまで、指の震えが止まらなかったと。
昨日の松本地区予選。
予選通過を喜ぶ子供。
別の地区の予選に向けて奮起する子供。
コンクールが終わった子供。
あの審査発表会場に物凄い数の思いとドラマがあったと思う。
息子も3年生の時に初めて本選に進み、そして翌年の4年生では地区予選で悔し涙を流した。
あれからかなり強くなったと思う。
娘も少し強くなったかな?
昨日息子がいただいてきた予選通過の楯。
1か月後。
ここに娘の楯も飾りたい。