今日はいよいよ地区本選。
二人ともやる気まんまんだ。
朝6時半に教室で練習をさせていただき、息子を実家へ預け、妻と娘と一路会場の諏訪市へ。
息子は後から僕の母と特急で会場入り。 午後からの演奏なので、実家でじっくりと練習を。
さて娘の演奏。
チョットだけ緊張しつつも、演奏を楽しめたようだ。
ベーゼンドルファーのインペリアル。
滅多に弾ける代物じゃあないもんね。
娘の演奏も終わり審査発表までかなりの時間が空いたので、歩いて駅の反対側の蕎麦屋まで昼食。
娘はオムライス。
僕と妻は諏訪の名物、みそ天丼。
ワカサギ、川海老、茄子、カボチャ、そして高野豆腐。 流石諏訪名物。
甘めの味噌だれが美味しかった。
昼食を食べて上機嫌で駅の歩道橋を歩いていると、構内アナウンスの中に “ ・ ・ ・ 事故のため ・ ・ ・ ” と言う言葉が聴こえてきた。
気のせいかな?と思ったけど、やはり何度も聞こえる。
慌てて改札に行ってみると ・ ・ ・ 事故のため息子と母が松本駅から乗る予定の特急が運休。
駅員を捕まえて代替えの電車はあるのかと訊ねると
『 分かりません。 』
長野駅ではこのアナウンスはしているのかと尋ねると
『 分かりません。 』
上りの特急が来ないと困ると伝えると
『 数時間後に復旧しますから待っててください。 』
僕が上諏訪駅から乗るんじゃなくて、息子がここまでコンクールのために来るのだと伝えたら
『 いや、動かないんでどうにもなりません。 』
そりゃぁ、動かないもんはどうにもならないかもしれないけどさぁ。 お前、もう少し言い方ってもんがあるんじゃないの?
慌てて松本行のしなのに乗っている母に電話をすると、しなのの車掌さんも知らなかったらしい。
松本駅まで迎えに行くには時間が足りない。
何せ地の利が全く無い。
同じ教室のお友達もちょうど諏訪に向かっているところだったので、急きょ松本駅で拾っていただいて、無事演奏に臨むことが出来た。
下手をしたら、演奏そのものが出来なかったかもしれない。
本当に助かりました。
感謝のしようが無いです。
娘は奨励賞で舞台に上ることが出来た。
息子は、出だしこそ絶好調だったけど、途中で音を一つ間違えたのをきっかけに演奏が止まってしまった。
何度弾きなおそうとしても、一度止まってしまったその曲はとうとう弾き直すことが出来なかった。
頭が真っ白になってしまったそうだ。
3年前の塩尻と同じだ。
電車のトラブルと、妹の受賞のプレッシャーが重なったのかもしれない。
でも、厳しいようだけど結果は結果で真摯に受け止めろ。
今日の挫折はきっとこれからの人生に役に立つはず。
失敗から一つでもいいから学んでくれよ。