今日も妻は出勤。
娘と二人過ごす休日。
珍しく 『 ピアノの指導して!! 』 なんて嬉しいこと言ってくるもんなので、数年ぶりにみっちりときっちりと。 数小節ごとに区切って、遅いテンポで縦を揃えたり、強弱記号などの指示記号に忠実に練習させました。
午前中にまだ時間が余ったので、ツルヤへ買い物。
夕食のメインディッシュの材料はすでに揃っているので、副菜の材料を。
本当は牛肉を買いたかったのだけど、娘が牛肉の乳臭いにおいがダメなので代わりにウィンナー。
安上がりな孝行娘だ。 ちなみにハンバーグならば牛肉も気にならんそうです。
庭とか玄関とか物置横からも食材調達。
バジルとトマトとピーマンはサラダ。
アスパラガスはビーフシチュー( 牛肉入ってないけど )に。
でも、この二品はあくまでも副菜。
シチューの具を煮込み始めた16時ころ。
小麦粉200㌘を捏ね始める。
本日の主役はパン。
捏ねて一次発酵後、丸め直して二次発酵。
数年前、恩師のカマキリ先生から頂いたカイザースタンプ。
生地にスタンプを押し付けると
こんな感じになります。
オーブンで焼き上げると、先生も毎朝早起きして焼いていたカイザーゼンメルの出来上がり。
素朴な味だけど、とても香ばしい。
表面はカリッとして、中はモッチリ。
去年の今日から、もう一年。
今日はカマキリ先生の命日。
妻は高校で音楽を教わり、息子は指揮法を教えてもらい、娘は小さい頃からピアノの腕を認めてもらい、一家全員カマキリ先生とはご縁があるのだ。
今日のために、昨日慌てて買ってきた粉篩。
今日は絶対にカイザーゼンメルを焼かなきゃと先週から決めていた。
先生が助けてくれたのか、今までで一番それらしい形に焼きあがった。
もう先生の指導のもと吹くことは叶わない。
でも息子や娘、中学生に教えるときに必ず思い浮かぶのは、カマキリ先生に教えてもらった来た多くのこと。
それがカマキリ先生の思いを、伝えていく唯一の方法なんだと思う。
先生が、ステージの上でカマーズメンバーに振った最後の曲。
音楽する喜びを次の世代に渡していくのが、先生への一番の恩返しなんだと思います。