ここ最近のアニメは枠の確保とか原作進行の都合で、無理に12話に詰め込んだり2期に分けたりとかが多いのですが『サマータイムレンダ』は25話たっぷり使って、きっちり最後まで描ききっただけでも評価高めです。
もちろんタイムリープものとしての作りもしっかりしており『東京卍リベンジャーズ』みたいに『フタを開けたらただのヤンキーマウントアニメ』でタイムリープ周りは付け合わせのパセリでしかなかった…という事もなくホッとしました。
東京卍リベンジャーズも、普通のヤンキーアニメとしてみれば別に悪くはないんですよ?
ただタイムリープ周りが…その…いい加減すぎるだけで、タイムリープでこじれる因果関係を後の伏線回収でスカッとしたい人向けの作品じゃないってだけなんです。
その点サマータイムレンダはタイムリープものとしては秀逸で伏線回収はもちろんのこと、最初は能力を持つ主人公だけが苦悩すると思いきや最後は仲間皆と力を合わせハッピーエンドに持っていく展開は、王道にしてスカッと出来る作品だと思いました。
異能持ちや異世界転生物などで俺ツエー作品がもてはやされ量産される昨今、主人公だけが強いだけだと飽きが来てしまうんですよね。
いや俺ツエーは上手く使えばアレはアレでカタルシスを味わえるから良いんですよ?
『異世界おじさん』とか『旗揚!けものみち』みたいにギャグに振っても良いですしね。
閑話休題。
最後のこの後のシーンとか映像的な演出も結構凝っていましたし、久しぶりに『良いアニメを見たなぁ』と余韻に浸る事が出来ました。
多分原作の漫画も出来が良かったんでしょうねぇ。
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