トゥルーデは俺の嫁(trudebraut)のチラ裏blog

ポートフォリオ兼チラシの裏blogです。
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【キャンプ用品】 peace park(ピースパーク) 2wayコットのレビュー

2024年01月29日 19時19分59秒 | レビュー

peace park(ピースパーク)製 2wayコットの簡単レビュー

peace park 公式サイト

・メリット

900Dで厚みのあるリップストップ生地の張り材で、WAQやVENTLAX同等フレームの組み立て分解のしやすい2wayコットが1万円強で手に入る。

(セール時なら楽天ポイント更に10倍獲得出来る)

 

・デメリット

一年補償が無い、交換対応が無い、WAQやVENTLAXの同等品に比べるとケースが不便かつ安っぽい

画像はケースのほつれそうな部分

peace parkはある程度の規模の輸入雑貨店のブランドで、写真にはCGをほぼ使わず、他にキャンプ用品を展開していることを考えると、Amazonや楽天のノーブランドの国内輸入雑貨店の単発コットや並み居る中華コットよりは信頼性があると思われる。

それでいて値段は安価な中華コットとほぼ同等、フレームはWAQやVENTLAXのコット(1万5千円~)と同等品であることを考えればかなりお得な品だと思う。

フレームの棒を通すときに最後引っ張る必要がなく、それでいて張り材はシワ無く張れるし、ギシギシ音も許容範囲なので個人的には大満足。

ただ静音性を求めるなら、1万5千円出してVENTLAXのコットを買うことをお薦めする。(ケースもそっちの方が出来が良さそうなので)


peace park(ピースパーク)製 2wayコットの私見入りまくりレビュー

『ヴァイオレット・エヴァーガーデン劇場版』を流し見していただけなのに、目頭が熱くなった。

一度見たはずで、ダイジェストの総集編、それでもウルッと来るなんて改めて良い作品だったなぁと思いました。

閑話休題。

私が購入したのは『peace park』というsnow peakのパチ物っぽいブランド名の輸入雑貨屋さんから出ている、ハイとローが切り替えられる2wayコットです。

『製造・入荷時期により、細かい仕様の変更がある場合がございます。』との記載があるので、どの時点で写真が変わるか分かりませんが、私が買ったときは写真とは異なるデザインの物が届きました。

ただ『900Dリップストップ生地』『長さ190cm 幅66cm 高さ39cm』『重さ3.1kg』などの表記されていた仕様は変わっていませんでした。

それ以外は張り材に何かを引っかける為のリングが各6か所追加されたり、ケースに短めのショルダーバンドが付いていたりなど改良点もありました。

リングがあれば強風時コットが飛んでいかない様にガイロープ&ペグで固定したり、100均などで好みのケースを買って望んだサイズの小物入れを引っかけることが出来そうです。

ショルダーバンドは短めで、胴体を通す様な背負い方は出来そうにないですが、有ればあったで便利だろうと思いました。

フレームや張り材の見た目は(材質や生地の厚さは除く)、この比較動画で確認する限りWAQやVENTLAXの2wayコットとほぼ同じ物に見えます。

製造工場か使っている金型が恐らく同じなのでしょう。

フレームが同じなのにWAQやVENTLAXの耐荷重が150kgなのに対し、こちらは120kgとなっている原因は不明ですが、私個人は国内外の検査基準の差だと考えています。(半分妄想ですので、過信しないでください)

寝返りをうつと上記動画のWAQやBOCのコットと同じ程度のギシギシ音が鳴りますが、フレームと張り材の擦れる音であって、フレームがきしむ様な不安な音ではありません。

輸入雑貨店の対応は初期不良のみ対応で、ビニールを開封してしまうとそれすらも無効なようです。

どうやって組み立てず(使用せず)に初期不良を確かめるのかは、担当者に聞いてみたいところです。

ケースが使っている内にほころびそうだったので、縫って補強しました

最後にpeace parkというなんかsnow peakのパクリみたいなアウトブランドについて…。

会社概要にある様に、株式会社ロイヤルという直輸入販売(いわゆる並行輸入業)が大元で、創業50年という言葉を信じればそれなりの規模があると思われます。

会社規模が大きければ販路や顧客も一定数望めるため、薄利多売で値段を安く出来る根拠となります。

また返品条件を厳しく1年保証などをつけないことで、その分価格を安くすることも出来るのでしょう。

楽天市場のZ-CRAFT、Z-MALL、Z-SPORTSは同会社の別ブランド会社なので、どこも一応peace park公式ショップとなりますが、値引きや利用出来るクーポンは異なる事があるので、その時々応じて安いお店で買うのがお勧めです。

以上の諸々を下調べして、私は最近お気に入りのSoomloomや評判の良いwolfyokのコットを買わずに、peace parkのコットを買ったのです。

Soomloomのコットは張り材の張りがイマイチなのが動画レビューで分かって、wolfyokはYouTuberを使った宣伝臭が強かったので回避してしまったのも理由の一つです。

あとMoon Lenceのコットも良さそうだったのですが、なんでpeace park買ったのかというと…900Dのリップストップ(割け防止)生地を使っていて耐久性がありそうなのも魅力的でした。

 

そんな訳で私はこのコットを掘り出し物だと思って買いましたが、万人向けなのは返品交換がしやすく多くの人が使っていて情報も多いwolfyokやMoon Lenceや静音性の高いVENTLAXのコットだと思うので、張り材に拘らなければそちらをお薦めします。

私と同じでキャンプを始めたばかりで、コットが必要だけれど初期投資を抑えつつ良い物が欲しいのであれば選択肢の一つには入ると思いますが、キャンプを続けなかった場合用具を売り払うときのリセールバリューを考えると、中華著名ブランドのコットを買った方が良い様な気もします。

自分は分かった上で買うけど、他人にはお薦めしづらいという評価ですね。


【音質に期待するな!】『Eono Bluetoothノイズキャンセリングヘッドフォン』のレビュー

2023年12月20日 15時12分16秒 | レビュー

Amazonのプライベートブランド『Eono』から出ている、低音質…FMラジオや音楽のストリーミング聴取なら使える『Eono Bluetoothノイズキャンセリングヘッドフォン』のレビュー

・音質 3点
全体的にこもっていて特に高音がさっぱり駄目。
AnkerのSoundcore Q10が192kbpsのmp3だとすると、Eonoは96kbps程度 (ちなみに最低ラインは128kbpsを想定)。


NC(ノイズキャンセリング)有効時の音質劣化は少ない、ホワイトノイズもほぼ無い。
散歩中の音楽の流し聞き程度なら使用に耐えるが、お気に入りの音楽に浸ったりASMR音源を堪能するには向かない。

・ノイズキャンセリング 10点
掃除機は勿論、それよりうるさいブロワーを掛けていてもラジオの会話が聞き取れる。
10年前のAndroid Walkman付属のノイズキャンセリングより遙かに優秀で、NC有効時の音質劣化も少ない。
外音取り込みも出来る。

・装着性 8点
一応耳たぶを全て覆うので、オーバーイヤーヘッドホンを名乗れる。
ただ耳が大きい人にはややキツいかも知れない。

・操作性 9点
右ヘッドホン外部をスライドタッチで直感的に操作出来るので便利。


ただ音量の上がり下がりが分かりにくい。
タッチ操作時にクリック音が鳴れば10点だった。

物理ボタンはANC(アクティブノイズキャンセリング)と外音取り込みボタンとマルチファンクションが分かれていて使いやすい。

 

※最重要!販売価格について
価格変動が大きく通常7000円~3000円までをウロウロしている、ちなみに最安値は脅威の1800円。
6000~7000円でそこそこの音質とノイズキャンセリングを期待して買ったなら、音質の悪さに愕然とするレベル。
3000~4000円でノイズキャンセリング目当てで買ったなら、音質の悪さは(この程度なら)許容すべきだろう。
(他には仕様の怪しいNC付き中華ワイヤレスヘッドホンしかない為)

正直買った値段で星評価は分かれると思う。
6000~7000円で買っていたら★★☆☆☆、5000円で買ってたら★★★☆☆ぐらいだろう。
私は3200円でノイズキャンセリング目当てで買ったので★★★★☆の評価にした。
これを1800円で買えたら、音質はその価格相応だからNC付きってだけで★★★★★の評価をするだろう。


買うことになった経緯と詳細レビュー

今まで愛用していたAnker Soundcore Q10が購入から1年半を過ぎ、ボロボロになったので代わりの物を買おうと思ったのです。

ちなみにQ10は当時3000円程度で買い、1年半持ったので費用対効果は十分です。

候補を絞った中で同じ3000円程度まで価格が下がっていた、Amazonブランドの『Eono Bluetoothノイズキャンセリングヘッドフォン』を購入しました。

対応コーデックはSBCのみです。
なぜならAACに対応していたとしても意味が無いくらいの低音質だからです。

ハッキリと分かるこもり気味の音質で最初はSBCのみ対応の所為かともおもったのですが、AACに対応している他の製品をSBCで接続してもここまで悪くならなかったのでコーデックの所為ではないでしょう。

具体的に言うと、迷わず窓から投げ捨てたくなるほどのクソ音質…とまでは言いませんが、有線ヘッドホンの1000~2000円相応でアタリでもハズレでもない音質です。

ホームセンターやディスカウントストアで売っている、低価格のノーブランドヘッドホンを想像してもらえると分かりやすいかも?

音質を期待するならばお気に入りの中国ブランドか、もっとお金を出して定番ブランドのワイヤレスヘッドホンを買った方が幸せになれます。

ノイズキャンセリングが欲しくてもEonoは7000円出すような音質では無いので、同じ7000円出すなら『Anker Soundcore Q20i』を買った方が絶対に良いです。

音の解像度は高くないですが、ANC(アクティブノイズキャンセリング)がある事を前提にすればどの音域も聴き取りやすくはあります。
ANC使用時と非使用時の音の変化が少ないのは良いですね。
(10年ぐらい前買ったWALKMANは、NCをONにするとハッキリとホワイトノイズによる音質低下が分かったので常用はせず、掃除機がけや電車に乗るときのみのみ使用したものです)

イヤーパッド外径は約10cmです。

内径は約6cmで耳たぶ全体を包み込んでくれるので『オンイヤーヘッドホン』ではなく、一応『オーバーイヤーヘッドホン』を名乗れるレベルです。

『4000円以下で買える』『まともなメーカー』『音質そこそこでノイズキャンセリング&外音取り込み&オーバーイヤーヘッドホンが欲しい』というのであれば、Eonoほぼ一択でしょう。
安いときは3000円程度で、投げ捨て価格時は1800円で売られた実績があるので、その価格帯で買えれば相対評価は高くなります。
音質を求めるなら例え1800円でも絶対に買ってはいけません。
ノイズキャンセリングさえ無ければ、音質でこれに勝るヘッドホンはいくらでもあるでしょうから。

値段の8割をノイズキャンセリングと外音取り込みとタッチ操作に割り振った製品だと考えるのが妥当です。

96kbpsのmp3音質でも良いから、NCが付いていて操作性の良いヘッドホンが欲しいというのであれば『Eono Bluetoothノイズキャンセリングヘッドフォン』は4000円ぐらいまでは出す価値があるでしょう。

私も本当はソニーやオーテクのが欲しいんですけど、ANCや外音取り込み機能付きのワイヤレスヘッドホンでこの価格帯(3000~4000円)はあり得ないので、次買うなら実績のあるAnker Soundcore Q20iかその後継機に6000~7000円出す事になると思いますね。

せめて128kbps mp3程度の音質さえ有ればなぁ…。


キャンプ初心者による中華製寝袋『SYKOOLIA寝袋 1.8kg (KSD3C/KSD4C)』のレビューと安物寝袋の見極め方

2023年11月05日 08時37分53秒 | レビュー

◆寝袋の基本情報
メーカー:Sykooria
表地:190Tポリエステル

裏地:タフタ
中綿:1800g ホローファイバー
洗濯:可
快適温度:5℃以上

使用可能温度:0℃以上

使用者:男性40代、末端冷え性、暑がり、2023年6月にキャンプを始めたばかり。
価格:セールで2800円ぐらい。(通常3500円程度だったと思われる)

Amazonの当該製品のリンク (2023年11月現在在庫無し)

ダブルジッパーで外と内に大きめのジッパーが有り、開け閉めはしやすいし慌てなければ一応噛みにくいようには出来ている。

折りたたみ封筒のように全開閉できる『封筒型』ではあるが、フード付きなので以下『疑似マミータイプ』と呼ぶことにする。

ちなみに『本物のマミー型』は足元がすぼまっていて、足先が冷えにくい様に出来ている。

 

◆以下寝袋使用時の環境とその時の感想

・6月上旬、地下車庫(室温20℃以下 体感ヒンヤリ)
春用トレーナー生地パジャマ、温かい、快適に寝られた。

・6月中旬、テント(テント内10℃強 通り雨でテントが濡れて体感かなり寒い)
初夏用長袖長ズボン、もう一枚タオルケットが欲しいと感じる、眠れないほどの寒さではない(靴下履けば問題ない程度)。

体前面に空いている穴は意外と便利。
スマホを確認したりするほか、寝袋を着込んだ後にランタンや手元の明かりを消したり出来る。
個人的には隙間から冷気が入ってくるようには感じない。
厳密には保温性が若干下がるかも知れないが、気になるなら中にタオルケット一枚仕込んで、穴を塞げば良いだけだと思う。

・7月上旬、テント(室温25℃ 深夜から翌日まで雨が降るが温度は下がらず)

一応長袖を用意するが不要だった。
むしろ暑くて、下着姿で寝袋を掛け布団にするぐらいで丁度良かった。
フード付きの疑似マミータイプだが、封筒タイプの様に開封も出来るので、掛け布団としても使えて便利。

 

・10月中旬、外気温9~10℃、テント内10℃強

ジーンズ&Tシャツ&薄い秋用フリースでは流石に寒く、さらに股引をはいてトレーナーを着たら丁度良かった。
ちなみに寝袋内の温度は20℃強。


3シーズン目的で、1800gの重い方を買って良かったと安堵。

以上のことから特に不満なく『春夏秋の3シーズンでの使用が可能』と判断。

今日の結論:中華製安物化繊寝袋を夏だけじゃなく冬以外の3シーズン使いたければ、フード付き(疑似マミータイプ)で1.8~2.0kg近い物を買うのがお勧め。

ちなみにちゃんとしたメーカーであるColemanの今回のと似たタイプで春秋にちょうど良いと言われてる物は2.4kg、冬でも使えるというだろうという本格マミータイプの物は2.95kgあるようです。

綿の量大事。


事前に下調べをした段階で、安価なホームセンターPB品や中華メーカーの寝袋に表記されている対応温度は、アテにならないのは分かっていました。

じゃあ何を基準にしたら良いのかという疑問に、寝袋購入後に見たキャンプ系YouTuberさん(キャンプレンジャーさんだったかな?)が、『重さを参考にすると良い』と仰っていました。

『化繊かつ1kg前後のもの(主に封筒タイプ)は夏専用で、疑似マミータイプで1.8~2.0kgあれば春夏秋の3シーズンで使用が可能』と説明していました。

ちなみに私が10月にキャンプしたときの感想ではありますが、寝袋の下に敷いたマットがダイソーの500円マットで断熱効果はほぼ無いため、断熱効果のある物を敷いたりコット(小型ベッド)を使えばまだ行けたかもとも思います。

でもコットを買うほどキャンプにのめり込むかどうか分からないし、寒い季節のキャンプは冷え性だから個人的には遠慮したいなと思いつつ、薪ストーブを備えた冬キャンプにも憧れはするのです。

安物寝袋でも『重いヤツを買っておけばそれなりの保温効果は期待出来る』というのが今回のレビューの結論です。

ちなみに圧縮用のコンプレスバンドが付いているが、使うとこんな感じになります。

下のが商品の画像だけど、一応小さくはなってる…かな?


割とアリの選択肢?ネックスピーカー『BL-92』のレビュー

2023年10月02日 16時03分46秒 | レビュー

◆忙しい人のためのカシムラ製ネックスピーカー『BL-92』のレビュー

  • 音質はイマイチだが、低音が鳴っているときに振動を感じるので臨場感大(アクション映画、RPGなどのゲーム向き)
  • 使用電力高めのapt-X LL接続で52時間再生出来たので、SBC接続なら連続音楽再生時間『60時間』は恐らく可能(日本のメーカーにしては珍しい)
  • apt-X LLなら遅延はほとんど感じない(メーター目視でやっと分かる程度)
  • 6000~7000円台の製品としては、カシムラが(サウンド機器関連としては)無名のメーカーという事以外けなす点が皆無

 

スピーカーの音を上げすぎると隣室、あるいは近所の人に迷惑になるかも…

でも映画やゲームで臨場感は味わいたい…という人なら迷わず買って良い一台。

apt-X LLに対応した送信機も欲しいなら、私の環境で安定動作している以下の中華BTトランスミッターもお薦め。

お薦め理由『安い』『販売実績(ブランド生存期間)が長い』『光デジタル接続も可能』『一応充電しながらも使用可能』

欠点『充電がMicro USB端子』


◆私の個人的状況なども熟々と書いたレビュー

聞き取りの必要がある仕事をするためにスピーカーの音量を上げると、窓やドアを締め切りの冬はともかく初夏などは部屋の外への音漏れが大きく家族も気になるらしいのです。

かといってヘッドホンを常時付けるのは、真夏はエアコンがあっても正直厳しいところです。

遅延の大きいのは仕事に使えないので、apt-X LLに対応した骨伝導イヤホンなら蒸れずに耳も痛くならず良いのですが、apt-X LL対応の物は軒並み1万円以上するのです。

音質はそこそこで良いから低価格、低遅延で耳や頭を圧迫せず、蒸れずに仕事が出来る音声出力機器を探していました。

そこで候補に挙がったのがカシムラのネックスピーカー『BL-92です。

聞いたことがないメーカーだったので、中古でも良いからとにかく安く、お試し感覚でメルカリにて入手しました。

が、使ってみると意外とコレが良い感じです。

スピーカーが内側に向かって、指向性もあるため音の伝わる方向が頭の方だけで外へは小さく、窓やドアを開けていても部屋の外へ漏れる音は気にならない程度になります。

しかも音源の低音が大きいとスピーカーの振動が肩越しに伝わるので、低音の多いアクション映画やゲームでは臨場感も味わえます。

apt-X LLで接続すればほぼ遅延がなく、仕事や動画は勿論、ゲームも音ゲー以外ならまず問題無いです(と個人的には思う)。

無名のブランドのわりには仕様上の連続再生時間は60時間と、有名メーカーの同様の品より大容量バッテリーで使い勝手も良好です。

ちなみに実際の再生時間は音量最大&apt-X LLで接続して累積52時間でした。(連続の計測は無理でした)

他の製品にてSBCとapt-X接続時の再生可能時間が併記してある物を参考にすると、apt-X接続時はSBC時に比べて2~3割減するそうです。

それを考慮するとこの製品もSBC接続なら恐らく60時間に届くと想定しています。

遅延もこの遅延が確認出来る動画で見る限り『右の一目盛り分(24分の1コマ)』つまり『1秒÷24目盛り=0.416秒』と、仕様通りの低遅延でタイミングが重要な音声アノテーションの仕事にも問題なく使えています。

こっちの動画の方が60FPSでヌルヌルだから今度からこっちで調べようかな?

目視ではこれくらい。正確にはこの目盛りのちょい右ぐらいですね。

どちらにしてもほぼ0.05秒を下回っているのは確実で、遅延は仕様通りほぼ0.04秒ってのは間違い無いです。(アナログ出力&接続なら多分0.04秒下回ると思われる)

充電端子も今時標準のUSB Type-Cで、中華や無名ブランド製品にありがちな欠点はほぼ無いと言えます。

(ちなみ私個人は頻繁に充電する機器にはマグネットUSB端子を付けるので、microUSBとかType-Cであることを別に欠点でも利点であるとも思っていませんが、レビューでは世間の意見も重要なので利点欠点と表記することもあります)

正直使いやすさだけなら、ヘッドホンよりも装着疲れが少なくスピーカーよりは聴き取りやすく、振動も感じられて音質を気にしなければスピーカーやヘッドホンより常時使いたいくらいです。

というか仕事で細部のチェックにヘッドホンを使うぐらいで、実際それ以外はネックスピーカーを使う様になってしまいました。

2023年9月現在6000~7000円ぐらいと、性能を考えればコストパフォーマンスは高く、地味にお薦めしたい品だけれど生産終了なのが難点…とも言えず、Amazonも楽天市場も市場の在庫はまだ豊富みたいです。

…本当に欠点無いなコレ。

音質面で同価格帯のヘッドホンやスピーカーに勝てないのは、製品の仕組み上どうしようもないですね。

音質も求めるなら音響機器開発経験の長いメーカーから、これより1つ2つ上の価格帯(12,000~20,000円)で選ぶ必要がありそうです。

そう言えばSONYPanasonicも、地味にネックスピーカーをプッシュし始めてるんだよな…これからブームが来るのか?


HDMI マトリックス セレクター『OZJ1-1』のレビュー&映像信号が切れたときの対処法と主な原因

2023年05月18日 15時35分54秒 | レビュー

◆正式タイトル:『OZJ 1』あるいは『OZJ1-1』あるいは『MH42-C1』と呼ばれるHDMI マトリックス セレクターのレビュー&映像信号が切れたときの対処法と主な原因

◆せっかちな人への原因と対処法

  1. 映像信号が出ない場合はリモコンで何度かチャンネルを切り替えるか、同じチャンネルに設定してみる。
  2. それでもダメなら一回USBケーブルを抜いて、再度差し込んでやりなおす。
  3. またUSB端子が複数あるACアダプタは良くないので、USB端子1口でかつ電流量切り替え機能の無いACアダプタを使用する。(USB-TypeC PD対応とかは、後に述べる要因から多分1口USBでもダメだと思われる)

 

◆以下簡易レビュー

Amazonやアリエクで売られている中華製ノーブランドHDMIマトリックス切替機で、マニュアルには『OZJ 1』『OZJ1-1』と、箱には『Model No:MH42-C1』と表記されているブツ。

複数のHDMI入力を切り替えたり、HDMI出力を分岐させて違うモニタに表示させたりキャプチャーで取り込んだりする為の機器として、もちろんHDMIセレクターとしても使える。

2つの出力先に違う映像を割り当てたりすることも可能でなおかつ音声用に光デジタル出力端子を備えているのが特徴。

似た様な物がサンワサプライから出ているけれど音声出力の制限がOZJ1-1には無く、対応規格で4K60Hzに対応の点ではOZJ1-1の方が上(と言えるかどうかは実用的には微妙なところ?)

その代わりサンワの方はディップスイッチでは無くオートで適切に入力を管理し、リモコンで簡単に音声を2chと多チャンネルに切り替えられる点がメリット。


安心して買えそうなサンワサプライの『400-SW027』

製品仕様: https://direct.sanwa.co.jp/ItemPage/400-SW027


これはおそらく中身が同じ、ラトックシステムの『RP-HDSW42A』

製品仕様: https://www.ratocsystems.com/products/audio_visual/matrix/matrixfull/rphdsw42a/


これは中華メーカーだけど、おそら上記二つのOEM製造元だと思われる品(型番未表記)でPorttaってブランドのブツ。

これが一番安いし5年保証を謳ってるって事は品質に自信があるんだろうけれど、実店舗に販路があるサンワやラトックに比べ、果たして5年後に生き残ってるメーカーかどうかは微妙。

 


話を戻して…。

最初は上の中華メーカーのOEM製品を買おうと思ったけれど、自由度と対応形式と付属品の多さが決定打となって『OZJ1-1』を購入。(定期的にセールで5000円を切る)

 

取りあえずこちらの用途(サブモニタにもゲーム機などの映像を出力させる)には問題なく、初期不良とかは無かったので一安心。

レビューにあったとおり時折映像信号が途切れたりする事はあったけれど、チャンネルを切り替えたり同じチャンネルにしたり、それでもダメならACアダプタを抜いて再起動でなんとかなっている

一度安定すれば、1~2時間以内に再び症状が起こることはまずない。

だがACアダプタを複数口のある物にしたり、間にUSB電流チェッカーを挟んだら映像信号が途切れる頻度が多くなった。

複数口のUSB充電用ACアダプタは、物によって電流がごく短い時間だけ途切れることがある。(おそらく接続機器の数に応じて電流量を切り替えたりするからだと思われる)

以前ダイソーのUSB給電時計にバックアップ電池を入れてなかった頃、これが原因で他の口で充電を始めた途端2回ほど時計の設定がリセットされてしまった。

なので映像信号をなるべく途切れさせたくなければ、複数口のUSB充電用ACアダプタを使わず付属があれば付属の物を使い、無い物を買ってしまった場合は一つ口のUSB充電用ACアダプタを使えば多少は途切れにくくなると思う。

あとAmazonのマーケットプレイスには同じ形状の品がいくつも出品されているが、ACアダプターや光デジタルケーブルをつけてくれるかどうかは出品者によるので、付属品を良く見てから購入することをオススメしたい。(上のアフィリンクは一応ケーブル&ACアダプタ付きのものを設定してあるので良ければどうぞ)

出品者によってはアダプタ無しで、本体と充電用ケーブルのみ…というのも多い。

Aliexpressでは光デジタルケーブル無しの物が1000円ぐらい安く買えるが、Amazonでも5000円を切る事はあるので、不良品を引いたときの手間を考えたらAmazonで買う方が安心だと思われる。 

他の(中身の基板はおそらくOZJ1-1と一緒で、外側の形が違うだけの)安いのが良ければ十分吟味すべし。 

◆今日の結論

個人的には安心が欲しいならサンワかラトックのヤツそこより値段を追求したければPorttaのブツをオススメしますわ。

説明書見ながらディップスイッチいじらなくても、多チャンネルと2chをリモコンで切り替えられて簡単なので。


◆上で書かなかったOZJ1-1の詳細レビュー

私が買ったブランド[Nothers]かつ相手では、中身と梱包具合はこんな感じでした。

前面

SPDIFを同時出力しているかどうかは分かりませんが、ステレオミニアナログ端子は同時出力しています。

差し替えするよりこういうのを買って挿しておくと、切り替える必要がなくて便利です。

 

後面

底面(QCマークがあり、意外にも検品はしている様子)

リモコンはコレ

似た様なリモコンが似た様なHDMIマトリックスセレクターでも採用されているので、同じリモコンなら外側の形状や端子が違っても同型基板の可能性が高そうです。

いや…リモコンだけが共通部品で、あとは基本となる基板の海賊版の可能性もあるかも知れません。

リモコンで使っている電池はコレ。

 

ACアダプターについてですが、OZJ1-1の実際の使用電流を計ったところ0.5A未満だったので、付属したACアダプタがアリエクで100円未満の安物(予想)であろうが、それこそダイソーのちょっと古い物(1A対応とか)でも問題無いと思われます。 

むしろ充電用の複数USB端子が付いている便利なACアダプターは、冒頭でも書いたとおり常時通電するデジタルガジェットには向かない可能性が高い事が分かりました。

なのでこの製品も付属のACアダプターを使う事を推奨したいぐらいです…PSEマーク付いていればね?

付属のUSBケーブルは50cm程度と非常に短いので設置場所に注意する必要がありますが、駄目ならダイソーとかで長いやつを買ってくればいいだけですので、そこまで気にする必要はないかもしれません。

 

多分安物だろうけれど光デジタルケーブルを2本付けてくれるのは有り難いですね。

一時期中華ガジェットに付いていた線が細くてバキッと折れそうなケーブルでないのは、ちょっと好印象です。

でもこのケーブルを標準で入れる構造の箱になっていないと思われ、箱の上蓋がすこし盛り上がっていました。(無理矢理詰め込んだのかな?)

 

前面のEDID変更ディップスイッチで、送信する画素数や音声形式を変更出来るのですが、標準の『TVコピー』(おそらく受け側のEDIDをコピーする)は完璧に機能するわけではない様です。

ウチではSONYのサラウンドワイヤレスヘッドホン用の親機(MDR-HW700DS)がくっついていて、Dolby Digital/DTS/AAC/リニアPCM7.1chなどに対応しているのですが、TVコピーだと以下の画像のように、リニアPCMの2chしか対応していないとPS3に言われました。

 

まあディップスイッチを切り替えて、認識させればちゃんと通るようになるのですが、それでもPS3ではビットストリーム出力の相性問題なのか多チャンネルと認識されず、PS4でようやく多チャンネルの音声が通ったのを確認出来ました。

AAC非対応だって何処かに書いてあったような気がするので、AAC対応だとセレクター側で拒否するのかも知れません。(他で試していないので真偽は不明です)

あとリニアPCMは2chしか対応していないようですが、これはサンワの方のやつもそうなので中華の安物だから…という訳でもなさそうです。

まぁ1万円切るマトリックスセレクターなんて価格帯を考えれば、サンワのも含めて安物なんだから諦めるべき所なんでしょうけど。

私はコレで充分以上に満足していますが、他人に薦めるならサンワかラトックかそれのOEMっぽいPorttaの方でしょうね。

だって以前使っていたサンワのHDMIセレクターの方が、2ch←→多チャンネル音声切替が楽で使いやすかったので