赤岳の山頂付近は記憶にあるよりも険しかった
今年はあまり山に登れてなくて
足慣らしに八ヶ岳
台風が近づきつつあるが
天気はギリギリもちそうだった
夜勤明けで新宿からあずさで茅野へ
今回の初日の宿は夏沢鉱泉
宿泊者は茅野駅の東口から小屋下の桜平の駐車場まで送迎してくれる
炎天下で待つことしばし
パジェロで現れたのは小島よしおを爽やかにしたような感じのお兄さんだった
そこから一気に標高2060メートルの夏沢鉱泉まで
途中の山道を時に降りてくる自動車とすれ違いながら登る
桜平からは徒歩
30分くらいの行程
ただしザックはパジェロが持っていってくれたので空手
だいぶ涼しくなったけどそれでも汗が出た
ほどなくして夏沢鉱泉到着
小屋の横でさっきのお兄さんがパジェロを洗っていた
夏沢鉱泉は温泉がある
ドライヤーはないけどシャンプーが使える
Wi-Fiもある
スマホの充電も無料でOK
水が豊富なのでお湯も水も無料
小さなタオルと歯ブラシもついてきた
何よりも食事が美味しかった
小屋の先代の主人が麓の畑で作った野菜を使っていて
鍋、煮物、炒め物、サラダ、漬け物すべて美味しい
量もたっぷりある
デザートにシャーベットもあった
この食事は雨飾山でお刺身がでたとき以来の感激だった
標高がそこまで高くないので虫が若干いるけど
かなり快適な山小屋だった
泊まった部屋からは北アルプスの山々と夕焼けが見えた
薄暗がりのなか、犬かと思ったら鹿が前庭を横切っていった
部屋の布団に横たわると鳥の声とせせらぎの音が聞こえた
右手の聖霊「わたしはいつも働いているけど君は休みが多くていいね」
左手の聖霊「ちゃんとあなたのそばでいろいろ支えていますよ」
「あなたがメモをとっているとき受話器を耳に押し当てているのは誰だと思っているんですか」
「第一、私がいなかったらあなたはどうやって手袋をはめたり爪を切ったりするんですか」