大峰正楓の童話・恐怖小説・写真絵画

☆奇妙な恐怖小説群
☆ghanayama童話
☆写真絵画鑑賞
☆日々の出来事
☆不条理日記

大峰正楓の童話・恐怖小説・写真絵画

2016-08-24 18:20:52 | _HOMEページ_
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☆分野を選択して、カテゴリーに入って下さい。



A,日々の出来事

  ☆( 日々の出来事 8月17日 団塊左翼の終焉 )

B,日々の恐怖

  ☆( 日々の恐怖 8月24日 鵺塚 )


C,青春小説“過ぎ去った季節の中に”

   ~1,教室の見える風景~  完了
   ~2,潮騒の夏~        完了
   ~3,駅に続く公園の道~  創作中


E,奇妙小説“霧の狐道”

  ☆(霧の狐道274 改定中) 

D,奇妙小説“しづめばこ”

  ☆(  しづめばこ 8月23日 P449 ) 

F,奇妙な恐怖小説群“四枚の写真”

  ☆(  四枚の写真 5月2日 P50 完了 ) 

G,ghanayama 童話


H,美術絵画


I,Photo Lounge





☆帰ってきました。また、ぼちぼち始めます。
                      by 大峰正楓


      


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日々の恐怖 8月24日 鵺塚

2016-08-24 18:20:19 | B,日々の恐怖




   日々の恐怖 8月24日 鵺塚




 むかし秩父の荒川上流ダム群のあたりに、イツザミという村八分にされた3戸ほどの集落があった。
その人達の間では、法律によって禁止される昭和初期まで風葬が行われていた。
 遺体を風葬する洞窟には鵺というのが棲みついており、死体の肉をキレイに食べて骨だけにしている、と言い伝えがあるそうだ。
そしてその骨を洗骨し壷に入れて洞窟に納めるが風習だったらしい。
 日本が高度成長期に入る頃、父が住んでいる地元で、戦時中に使われていた近くの防空壕から気味の悪い奇声が聞こえてくる、と噂が広まった。
 あるとき地元の若い男達3人が、酒を飲んだ勢いでその防空壕へ肝試しに入った。
男達が戻ってくると得体の知れない大きな獣の死骸を持ち帰り、

「 これが化物の正体で退治してやった。」

と地元民に勇ましく見せびらかしていた。
 だが数日後、その獣に直接トドメを刺して殺した男が突然死んだ。
そして葬儀が行われ、火葬された男の遺骨が何故かまったく残らず全て灰になってしまい、結局それで祟りだ呪いだの噂や騒ぎが大きくなり、揉めに揉めてしまった。
 それを見かねた土地の有力者が、火葬炉の火の調整の不手際よって起きたのが原因で祟りではない、という事情を説明して、遺族に弔慰金を渡して騒動を収拾させた。
 だがその後、土地の有力者は防空壕の傍に、あの獣の魂を鎮める小さな塚をひっそりと祀っている。
地元民はそれを鵺塚と呼んだが、塚がダムに沈んだ後でも公でその話をする人はいなかった。
 この話を父が亡くなる直前に聞かされ、私はよくある迷信の類と思い本気にはしていなかったが、父が他界し葬儀の最中にある事に気づいた。
父方の身内や親戚の葬儀で、骨上げをした事が一度もない事を・・・。











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しづめばこ 8月23日 P449

2016-08-23 22:30:41 | E,しづめばこ



しづめばこ 8月23日 P449  、大峰正楓の小説書庫で再開しました。



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日々の恐怖 8月22日 エプロン(2)

2016-08-22 19:32:30 | B,日々の恐怖




  日々の恐怖 8月22日 エプロン(2)




それで、

“ 怒られる!”

と思って手を離したら、そこで目の前が又真っ暗になった。
 そこからはあまり何がどうなったのか覚えてなくて、気が付いたら病院で寝てた。
うちから1キロ弱離れた小学校の校庭で、タイヤを半分土に埋めた跳び箱みたいな遊具の陰に転がってたらしい。
 それで遊んでて失敗したか何かで気を失ったんじゃないかって言われたらしいんだけど、友達はみんな一緒に木材置き場で遊んでたら急にいなくなったって証言してて、私自身みんなと一緒に遊んでた記憶しかなくて、小学校に行ったことなんてこれっぽっちも覚えてなかった。
第一、当時の私はひとりで1キロ近くも歩いていく度胸はなかったし。
 退院してから、お母ちゃんが探しに来てくれたこと、私が近寄っても気付いてくれなくて悲しかったことを話したら、

「 確かにそのあたりを探したけど、おまえはいなかった。」

って言われた。

「 いたよー!エプロン引っ張ってたのに気付いてくれないだもん!」

って怒って、

「 あんまり引っ張り過ぎて、レースのとこ破っちゃってごめんね。」

って謝ったら、お母ちゃんが目を剥いてビックリして、本当にレースのところが破れてて、こんなふうに破れるぐらい何処かに引っかけたらしいのに、全然覚えがなくて、

“ どうしたんだろう・・・?”

って思ってたって。
だからそれ私が引っ張ったんだってば。
あれからもう何十年も経つけど、いまだに我が家の謎になってる。












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しづめばこ 8月21日 P448

2016-08-21 19:07:09 | E,しづめばこ



しづめばこ 8月21日 P448  、大峰正楓の小説書庫で再開しました。



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日々の恐怖 8月20日 エプロン(1)

2016-08-20 20:10:34 | B,日々の恐怖




  日々の恐怖 8月20日 エプロン(1)




 小学校に入った年だったと思うから、多分7歳の時だと思う。
近所の仲良しの男の子や女の子5人ぐらいで、近くの木材置き場で遊んでた。
昭和の時代、あまり危険だという意識もなく、子供たちの恰好の遊び場だった。
みんな運動神経もそこそこ良くて、積み上げられた木材の上をぴょんぴょん飛び乗って移動していくような、元気な子たちばかりだった。
 私もみんなと一緒に木材の上と飛び回って遊んでいたら、ふいにスコーンと足元が抜けるような感覚があって、身体が落ちて行った。
そして柔らかい湿った土の上にドスンと落ちた。
 顔をしかめて起き上がったら、360度回りが真っ暗で何も見えない。
ここの木材置き場に穴とか洞窟とかそんなのあったっけ、とか思いながら、その時はまだ脳天気に出口を手探りで探してた。
 でもほんの少し経った時にハッと気が付いた。
なんの音も聞こえない。
仲間以外にも遊んでるグループがいたし、夕方だったからお母ちゃんが呼びに来る声なんかも聞こえてたのに。
何にも見えないし、何にも聞こえない。
 急に怖くなって、心細くて、友達の名前を順番に大声で呼んだ。
でも誰も返事してくれなくて、どうしたらいいか分からなくてワンワン泣いてた。
 泣いて泣いて、泣きつかれてゼーゼー言いながら、ブラウスの袖でグッと涙をぬぐった瞬間に、目の前がふわっと明るくなった。
 そしてお母ちゃんや近所のおばちゃんたちが、私の名前を呼んで探してるのが見えた。

“ 良かったー助かったー!”

と思ってお母ちゃんの方に駆け寄って行ったけど、私に気付かないのか、遠くを見ながら私の名前を呼び続けている。

「 お母ちゃん、早く帰ろうよ!お腹空いたー!」

って言いながらエプロンを引っ張るんだけど、全然気付いてくれない。

“ もう!早く帰らないと魔法使いチャッピーが始まっちゃうのに!”

って思って、エプロンの裾を思いっきり引っ張ったら、レースの所がビリッて破れた。












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しづめばこ 8月19日 P447

2016-08-19 21:28:58 | E,しづめばこ



しづめばこ 8月19日 P447  、大峰正楓の小説書庫で再開しました。



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日々の恐怖 8月18日 狂った世相(3)

2016-08-18 18:17:22 | B,日々の恐怖




  日々の恐怖 8月18日 狂った世相(3)




それによると、A君を引き取る候補は他にもあったらしいのです。

「 じゃあ、A君は今そちらに?」

と聞くと、Bさんがニヤニヤしながら、

「 いいえ、どこも引き取らなかったんですよ。
私、Aのことずっとビデオで撮ってたんですよ。
私のこと殴ったり、暴言吐いたりするの全部撮ってたんです。
うちから追い出すときに、また親族会議が開かれたので、そこで上映してやったんです。
誰も引き取りませんよね、あれ見たら。」

母はこの時点で、

“ あれ?
この人ちょっとおかしくないかしら?”

と思ったらしいんだけど、更にBさん、

「 もちろんAもいる前で、あっはっはっはっは!」

母はどうしようか迷ったけど、思わず、

「 でも、施設に行く前はA君おとなしかったように見えたけど?」

と言うと、Bさんは、

「 だって私、それ待ってたんです。」

と言いました。

“ A君がB家に馴染むのを待っていた?
どういうこと?”

とパニクった母親は、とりあえず会釈してその場を去ろうとしたんですが、Bさんがそのまま、

「 良い気味ですよね。
Aが家出したとき、結局警察がウチにムリヤリAを置いてったでしょ、そのとき言ってやったんですよ。
どこにも居場所ないぞって、親が死んだんだから諦めろって、お前の面倒見てくれるヤツはいないって。
これから施設に行って面倒見てくれる人がいたとしても、そいつら金のためにやってるだけだからって。」

そこで母はその話に気分を悪くして、ムリヤリ帰ってきたそうです。
 母曰く、

「 あれは狂っているわ。
元からそうだったのか、A君がそうさせてしまったのかわからんけど、あれはもう完全に狂っている。」

 実は一度だけど、A君が施設から抜け出してB家に帰ってきたことがあったそうです。
もちろんBさんは一度も会わなかったそうでそうですが、もしかしてB家が引っ越したのも、A君の帰る場所を無くすためだったのかな、なんて思ったりします。











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日々の出来事 8月17日 団塊左翼の終焉

2016-08-17 20:17:01 | A,日々の出来事_





  日々の出来事 8月17日 団塊左翼の終焉





 団塊世代が何故にアプリオリに左翼であるかの考察を、時代の流れとともに見ていきたい。
彼らは昭和20年代前半に生まれ、30年頃には物心がつくまで成長した。
この世代は兄弟姉妹も多く、子供の頃から競争社会で育ってきたから自己主張も強く、無駄に元気である。
元気であるから暴力的でもある。
 生まれ育つ街には戦争の傷跡も残り、大人たちは生きるのに必死だった。
戦争の過去を否定し明るい未来を見ようとすれば、進歩主義者になるのは自然なことだ。 
未来は必ず明るいと考える進歩主義は、往々にして保守主義に対抗する。
過去など否定するほど進歩する、と無邪気に考える。
 増してや戦争から解放された直後の子供達には怖いものなど無い。
権力が力を失っていたこの時代、権力を甘く見るのは簡単で、それが彼らの流儀として身についた。
 性獣老人の鳥越がいみじくも体現したように“権力に立ち向かう”ことに無上の美意識を見出し、意味もわからずデモやスト、公共物を壊したり大学をバリケードして悦に入る。
当時は娯楽も少なく、デモは一種の遊興だった。
今で言うポケモンGOなみの気楽さでデモにGO、 ここでも彼らは無駄な元気で暴力発揮、鎮圧する機動隊員には死者も出た。
 だがその反戦運動も、徴兵でヴェトナムに送られるアメリカの若者達とは所詮リアリティーが違った。
ビートルズまでは聴いてもドアーズやヘンドリックス、バーズが理解できない。
お気楽な左翼ごっこだから団塊文化も相応に薄っぺらで、四畳半フォークや反体制ゲイジュツ映画・演劇が猖獗を極めた。
権力が弱体なぶん、反権力もオママゴトなのだ。
 彼らが安倍政権によって政府の権力が増すことを、本能的に恐れる理由がここにある。
恐れるほどに政権への罵詈雑言が増していくのは負け犬の法則だ。
 ところでわが国の左翼運動はいつも外国の影響下にあり、言うまでもなく戦前はソヴィエトがその主宰者であった。
 戦後はしだいに中国と北朝鮮の工作が紛れこみ、ソ連の崩壊とともに多少は哲学的な香気も漂わせたマルクス主義が退潮、代わりに韓国の親北勢力が合流して反日左翼の完成を見る。
 愛国左翼が日本に存在しない理由、世界的に見て、最も奇怪で醜悪な似非左翼がはびこる理由である。
 団塊左翼が滑稽なのは、このような外国勢力の工作を知ってか知らずか、反日的言辞のみに現を抜かし、極言すれば日本を特亜三国に明け渡せと叫んでいることだ。
彼らの語る歴史観も、社会政策も外交も、全て支那・朝鮮が起源であるから有害なのは瞭かで、それに気づかず、あるいは隠し、えらそうにテレビで説諭する姿が痛々しい。(サンデーモーニング)
 思えばただ単純に権力打倒を叫び、暴力革命を気取った学生達も、卒業後は企業に勤め高度成長の波に乗り、豊かな暮らしを手にいれた。
挫折経験なき世代であるから過去は常に美しく、デモ騒ぎも懐かしき思い出だ。
相変わらずの左翼気取りだが、いつのまにか左翼が外国勢力に乗っ取られていることがわからない。
 デモで暴れても罰せられない戦後ニッポンの平和が、自衛隊や米軍によって辛くも守られていた事実など認めるわけにはいかない。
もし認めたら、自分はお釈迦様の手の上で踊っただけの道化者になるからだ。 
自らの過去を否定するほど老人にとってつらいことはない。
 戦前左翼はインテリが多く、ヘーゲル、マルクスをあっぱれ独学、理想に燃えた自発的左翼には一徹者、キレ者の凄みがあった。
ところが戦後は中・露・朝の工作に乗った工作左翼が主流を占めるから、知的レベルは後退していき、最近ではシールズのように偏差値28の知能が低い動員左翼まで現れる始末だ。 
 動員左翼とは日当目当ての底辺層で、あわれ団塊左翼のなれの果てが若者よりも多くを占める。
“ 安倍が憎いしデモに行けばお金ももらえる。”
一石二鳥に飛びつく姿があさましく、知性とともに品性もどんどん落ちてゆくのは胴元が支那・朝鮮だから無理もない。 
ハシタ金で国を売る老害はその日当がどこから出たかは考えないのか? 
その金で飲むマッコリ (註:トンスルの一種) は美味しいか?
 朝鮮太鼓を打ち鳴らしては泣き女が絶叫する、最近はやりのデモ作法は“駄々をこねてゴネ得をねらう”半島愚民の前民主主義的スタイルであり、整然とした先進国のデモとは大きく異なる。
老害左翼が朝鮮式に自然に溶け込むのもむべなるかな。
 団塊左翼よ、平和念仏を唱えるならば仲間と好きなビートルズでも聞きながら、バンダナ巻いて蕎麦でも打って、家から外には出ないでくれ。
酔っ払って駅員を殴るのはやめてくれ。
そして、一刻も早く世の中から消えてくれ。












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日々の恐怖 8月16日 狂った世相(2)

2016-08-16 19:27:39 | B,日々の恐怖




  日々の恐怖 8月16日 狂った世相(2)




 そして、ここからが母から帰省時に聞いた話です。
母に、

「 そういえば昔こんな修羅場に遭遇したんだよ、お母さん何か知ってる?」

と聞くと、

「 あんたはもうここに住んでないから言っていいかね。」

と教えてくれた。
 実は子供Aは母親だと思った女性Bの養子で、B夫婦は子供がなかった。
従兄弟だかが子供を残して亡くなり、親戚から施設にやるのは可哀想だ、と半ば押しつけられたらしい。
 最初A君はおとなしい子だったそうだ。
しかし、ある時から急に反抗的、暴力的になった。
 A君は近所でも有名で、トラックが横を通ったら指さして、

「 あれに轢かれてミンチなれ!」

とか、殺す、シネは日常茶飯事で、二人が歩いてくると、

「 しねー!」

と聞こえてくるので分かった、なんて逸話もある。
みんな、もっと大きくなったらBさん殺されるんじゃないか、と心配していたそうです。
 しかし一年ほどしてAもちょっと落ち着き出したところで、急にA君は施設に入ることになった。
そのとき私は現旦那と同棲しており知らなかったのですが、A君が家出して騒ぎになったそうです。
 警察に保護されたA君がB家を親の住所として教え、Bさんが、

「 うちの子じゃないから知りません。」

と警察が連れてきたAの前で言ったようです。
 警察が、

「 いや、でもあなたの子でしょ?」

と言っても、

「 産んだ子じゃないんで、私の子じゃないんです。
赤の他人の全然関係ない子です。
うちと、この子は全く関係ありません。
よその子です。」

と、とにかくA君の真ん前でよその子を連発し、集まってきた近所の人達は唖然としたそうです。
 そしてちょっと前、B家の前に引っ越し屋のトラックが止まっているのを見た母が、Bさんに、

「 あら、お引っ越しですか?」

と声をかけると、Bさんが長話を始めた。
それが上記のA君を押しつけられた親族会議の話で、母は正直、

“ 親しくもない私に、何でそんな込み入った話をするのかしら?”

と思ったそうです。










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日々の恐怖 8月15日 狂った世相(1)

2016-08-15 19:00:07 | B,日々の恐怖




  日々の恐怖 8月15日 狂った世相(1)




 以前の帰省で親に聞いた話です。
まずは私が体験したエピソードです。
私がまだ実家にいたころ、近所のスーパーにセルフレジが設置された。

『小さいお子様には操作させないで』

みたいなことが書いてあった。
混雑時に子供にやられると更に混むからだと思う。
 そこで並んでいると、

“ 見たことあるな~。”

程度の近所の子連れ女性が後ろに並んだ。
 子供は小学校1年生くらいの男の子でカートに乗ってる。
まず、

「 俺がやる(セルフレジを)。」

と言いだし、女性が、

「 今日はお母さんがやるから。」

と言うと、

「 っっざけんじゃねーぞ、ババァ!」

と絶叫。
小さな子供の突然の暴言に時間が止まった。

「 黙ってやらせりゃいいんだ、ババァ!」

と、母親を

“ バッチーん!”

と殴る少年。
更に周囲が固まる。
 私は、

「 え?
ナニコレ?
この年で家庭内暴力?
それとも男の子ってこんなもん?」

とプチパニック。
更に、

「 死ね!死ね!」

とカートに乗ったまま母親を蹴りまくる少年。
 でも母親は、

「 蹴ったら痛いよ。」
「 卵割れちゃうでしょ。」

とか言うだけ。
 その騒ぎに横を通った子供が立ち止まったんだが、その子が手に子供が好きそうな食玩を持っていた。
それを見た暴力男児は、

「 あれもってこい!」

と母親に命令。

「 買わないよ。」

と母親が言うと、卵を手にとって床にグシャ!

「 こんなくっだらねーもん買う金あるんだろがあああ!」

と絶叫絶叫。
語尾が全部絶叫。

「 卵がなかったらオムライス作れないよ。」
「 うっせええええええ!」
「 ババアのメシくっせーんだよ!いらねええ!」
「 殺すぞババア!生きたまま燃やすぞ!」

そこらの不良も真っ青の暴言の数々を吐く少年だった。
それに、全く意に介さない母親。
卵は、そのまま。
 異常な空間に耐えきれず、さっさとレジを済ましたが、振り向くと従業員さんがモップで床を拭いており、母親が頭を下げていた。
その間もカートから降りた少年は母親を蹴っ飛ばしていた。











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日々の恐怖 8月14日 酒盛り

2016-08-14 22:10:33 | B,日々の恐怖




  日々の恐怖 8月14日 酒盛り 




 今から20年程前に聞いた話です。
当時、若いカップル2名が夜の8時頃、ある港でデートしてました。
そこは小さい漁船が停まる港で、普段から何隻か停まっている所でした。
夕方6時頃に待ち合わせ、歩きながら話をしている内に、気が付いたらその港で二人で話をしていたそうです。
 蒸し暑い8月の夜に、

“ 二人は帰ろうかな・・・?”

と思っていたのですが、一隻だけ明かりが付いて賑やかな雰囲気の大きめの漁船(15名は入れそうな大きさだった)から、

「 にいちゃんにいちゃん、ちょっとおいで」

と、小太りのおじさんが呼んでいたので、二人は、

“ 何かな・・・?”

と漁船に入ると、そこは大人7名くらいで酒盛りしている最中でした。

「 にいちゃんなんかは、付き合ってるわけ?」

等ひやかしの言葉を交えつつ、おじさんがたは、

「 飲め飲め!」

と焼酎を差し出してきました。
 当時の二人はお酒はビールぐらいしか飲んだことがなく、酒はこんなに不味いのかと思ったそうです。
しかし10分もしないうちに、彼女のほうがうつむき今にも泣きだしそうになり、彼氏へ、

「 もう・・・帰ろう、お願いだから・・・。」

と小声で呟きはじめました。
 彼氏は、酒は不味かったものの、大人が酒盛りをする雰囲気を楽しんでいました。
島唄(奄美では奄美の唄が多く、年配者たちは酒が入るとこぞって唄ったりしたそうです)を唄い、拍手と指笛で囃し、大変盛り上がっていたのですが、彼女があまりにも態度が豹変し、突然、

「 もう帰る!」

と泣きながら感情を出して、船から走って橋を渡り堤防を走って行きました。
 突然の事で驚いた彼氏は走って追いかけて、200m程はなれた国道沿いで彼女を捕まえて、

「 何やってるわけ?
おじたちに失礼だろ?」

と彼女を捲くし立てました。
 彼女は走った事と泣いていた事もあり、息を切らせながら、

「 うっうっ・・・・。」

と嗚咽を漏らすだけでした。
 5分程経ち、落ち着いた彼女が、

「 あんた、なんで気が付かんわけ?」

と、今度は怒りをあらわにし、彼氏につめよりました。
 意味が分からない彼氏は、

「 やー(方言であなた)何が言いたいわけ?」

と彼女に尋ねました。
 するとまた泣きはじめた彼女が、どうにか聞き取れる声で、

「 拍手・・・、花・・・、コップ・・・、お酒・・・。」

とだけ言い、彼氏がそれでも意味が分からない顔をしていると、

「 拍手!手が・・・、手が手の甲を合わせて拍手してた!
花!枯れたのと新しい白菊の花しかなかった!
コップ!飲み口が割れて、コップ自体外で何年も放置したみたいだった!
お酒!焼酎はあんな味じゃない!
あれは注いで何年も経った腐ってる味!」

と泣きながら怒りだしました。
 それを聞いて彼氏が、

「 確かめて来る!」

と、船着場へ走っていくも、そこに先ほどの船は無く、普段通りに小さい漁船が停まっているだけでした。
 手の甲を合わせて拍手ってのは、自分たちは死霊だよと表明している。
死者の宴会に紛れ込む話はヨーロッパじゃよくある世間話です。
死者が騒ぐ夜というのはある。
 自分は会社へバイク通勤を禁止されてるので、本社近くの墓地の納骨堂沿いの道に停めるが、たまに納骨堂が賑やかそうな空気を持ってる夜がある。
満月の夜など、大勢の人が騒いでいるような気がします。













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日々の恐怖 8月13日 かっぱ

2016-08-13 17:19:15 | B,日々の恐怖




  日々の恐怖 8月13日 かっぱ




 小学生のとき、理科の先生が夜更けの帰り道でかっぱのような生き物に襲われたと言った。
用水路沿いを歩いてたら突然背後から襲われ、組伏せられたあと、片手をつかまれ、すごい力で引きずられた。
 先生は無我夢中で、胸ポケットにあったボールペンを生物の腕に突き立て、怯んだところを近くの民家に逃げ込んだ。
その家の主人に事情を話し、武装して恐る恐る見に行くと、生物はすでに立ち去ったあとで、弁当箱を入れてあった巾着袋が持ち去られていたという。
 生物の風貌は暗くてよくわからなかったが、背は小学高学年くらい、肌はヌメヌメしており、声などは発しなかった。
とにかく力は半端じゃなく、大学時代柔道で鳴らした先生でもまったく太刀打ちできなかった。
 こんな話を朝のホームルームで、半ば半狂乱の先生から聞かされた。
俺達は震え上がり、女子は泣きわめいた。
それほど真に迫った語り口だった。
 先生は職員会議にこの話題を出したらしく、児童の集団下校と、大人の引率、パトロールを徹底するよう訴えたらしい。
 しかし、まったく相手にされず、先生は半ばゲリラ的に保護者会でこの話を出し強く訴えたが、やはり一笑に付されてしまった。
うちの母ちゃんもその場に居合わせたが、すごい剣幕だったらしい。
 ほどなくして、先生は休職させられてしまい、お別れ会も無いまま学校を去った。
一連の騒動について語ってくれる先生は誰もおらず、すぐに風化した。
 その生物の目撃談は先生の一例だけだったが、

「 誰も信じてくれない!
だが、先生は見たんだ!
何かあってからでは遅いんだ!
みんな用水路には近づくな、一人で歩くんじゃない!」

と、俺達に言い聞かせた先生の話が、俺には嘘や幻には思えない。
昭和のある田舎での話です。












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日々の恐怖 8月12日 全寮制(2)

2016-08-12 18:18:45 | B,日々の恐怖




  日々の恐怖 8月12日 全寮制(2)




 噂っていうより学校設立から15年ほど経って、目撃したという先輩や宿直講師があとを絶たないって事実が存在してた。
その女の幽霊は小さな赤ん坊を抱いていて、悲しそうな顔をしてこちらを見つめてくる。
子供の首が360度回ってこちらを見て笑うとかだった。
 俺は、その話を聞いてぞっとした。
子供の頃、窓から子供をおんぶした女の人が俺らを見てた場所が、まさにその渡り廊下だったからだ。
 そしてその話を更に決定付けたのが、うちのばあちゃんの話だった。
寮に幽霊が出るって話を帰ったときにしたら、ばあちゃんマジメな顔して、

「 場所はどのへん?」

って聞いてきた。
 俺は紙に学校の見取り図を書き、1年の寮棟と洗濯室を結ぶ渡り廊下の場所を指さした。
そしたらばあちゃん、真顔でこう言うんだ。

「 あの学校が建つ前のあの場所は小高い丘になっててな、心中する人があとを絶たなかったんだ。
その中に身元のわからない人もいて、その場所だよ、母親が小さい子の首を締めて道連れに心中したのは。
無縁仏として、たしか近所の寺で葬ったことがあったんだよ、昔。
亡骸は、子供の首が反対側向いてたっていうよ。
絞めたというより回して殺したんだろうな。
自害までして、あの女の人は成仏できまいって・・・・。」

俺、その話を聞いてホントのことかって凍りついたよ。










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日々の恐怖 8月11日 全寮制(1)

2016-08-11 18:56:11 | B,日々の恐怖




  日々の恐怖 8月11日 全寮制(1)




 俺が入学した高専は俺が生まれた年、昭和に出来た学校なんだけど、山裾の何もない丘を切り開いて作られた学校だった。
 そこは俺んちのすぐ近所で、子供の頃にはその校舎の電灯に集まってくるカブト虫やクワガタ虫に夢中になって、夜明けと同時刻に弟と二人、敷地の中に忍び込み、昆虫採集に夢中になっていた。
 あれはある晩のことだった。
晩というかもうすぐ夜が明けるといった未明だ。
 弟が突然、

「 やべえっ!」

って言った。

“ どうしたんだろ・・・?”

と思って弟が見てた方に顔を向けると、校舎の窓から青白い顔をした女の人がこっちを見ていた。
それも、背中に赤ちゃんをおんぶしてる感じだった。
 俺ら、よく忍び込んでは見巡りの守衛から見つかって逃げまくっていたので、それも学校関係者の人なのかと思って一目散に逃げ帰った。

 それから10年ほどして、その学校に俺が入学することになるわけだけど、入学してわかったのは、この学校は2年まで全寮制で、寮生は希望入寮者含めて4年までいる。
それと、俺らが子供の頃にカブト虫採集に忍び込んでいたのは寮内の敷地だったことだった。
 自宅が学校の目と鼻の先にも関わらず、俺は全寮制のしきたりで寮に入ることを強いられた。
 それで、寮に入るとどこでもあることだろうけど、先輩たちから寮内のルールや秘密なんかを教わる。
俺が聞いてびっくりしたのは、1年坊主の寮棟から洗濯室まで行く途中の渡り廊下に、髪の長い女の幽霊が出るって噂だった。












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