TRK_Private

2012年、東京から秋田=夫の出身地に移住した主婦の日記。

秋田県の最低賃金654円

2012-09-05 09:27:34 | 言いたいこと
秋田魁新報のネット版、「さきがけ on the WEB」の記事。

http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20120905b

--------引用ここから-------------

最低賃金、7円増の654円に決定 異議受け入れず

秋田地方最低賃金審議会は4日、本県の最低賃金の引き上げ額が7円では不十分として県労働組合総連合(県労連)など5団体が行った異議申し立てについて協議した。
審議の結果、異議を受け入れず、当初通り現行から7円引き上げの654円(1時間当たり)とすることを確認し、秋田労働局の坂本忠行局長に答申した。新しい最低賃金は来月13日に発効される見通し。
県労連などは、格差是正やワーキングプア(働く貧困層)の解消を求め、先月17日に秋田地方最低賃金審議会が決めた答申内容に異議を申し立てていた。
(2012/09/05 08:52 更新)

--------引用ここまで--------------



いや~・・・低いなあ、低いです。
ちなみに東京都は850円(平成24年10月1日~)。1時間で196円の差です。



秋田県は東京都に比べると、不動産や家賃は安いと思います。
農産物は、直売所などで買えば安く手に入ります。

が、秋田県では生産していないものは、もちろん安くはありません。東京と変わらないか、高い場合も多いと思います。
秋田県で生産しているものでも、加工品は安くはありません。これも同様です。

秋田県で高額になるのは、ガソリン代や交通費です。
公共交通は不便で高額なので、車での移動が多くなりますが、ガソリン代もばかになりません。
かと言って自宅近隣で日々を過ごすのは・・・難しいデス(´・_・`)

生活必需品を手に入れることや、必要最低限の人付き合い(親戚づきあい、近所づきあい)をするためのお金は、東京に比べると「高い」と思います。
なので、「地方だから給料が低くても暮らしていける」ということはなく、地方での非正規雇用は、都会のそれよりも何倍も暮らしにくいような気がします。
都会は弱者にやさしい社会です。田舎では貧乏が死に直結しています。


秋田県は人口が減少している(おまけに自殺率も高い)のですが、実際「お金が無いと生きていけない」という感覚は、東京にいた頃より強くなりました。東京では趣味的なものにお金を使うことは多くても、生活必需品は労力も経費もさほどかからずに手に入れることができていました。


もちろん、そういう不便を補って余りあるほどの「良さ」が秋田にはあると思ってはいるのですが、風景を眺めているだけでは腹は膨れず。
我が家の夫がまだ東京で働いているのは、「秋田では仕事(中高年の正規雇用)が無い。もしあったとしても、秋田の給料じゃ子どもたちを大学にやれない」という理由です。

もうちょっと何とかならんのかなー・・・と、悲嘆に暮れてしまいます。




-------------------------------------------
にほんブログ村 地域生活(街) 東北ブログ 秋田県情報へ

にほんブログ村 主婦日記ブログ 兼業主婦へ


★大好きな映画です♪
オーケストラ! スペシャル・エディション(2枚組) [DVD]
アレクセイ・グシュコブ、メラニー・ロラン 他
Happinet(SB)(D)

『オーケストラ!』を見た感想


★危うい原発政策について知る↓
日本の原発、どこで間違えたのか
内橋克人
朝日新聞出版




<script<br>
src="http://ax3.itgear.jp/trk201001/1/ax.js"></script><noscript></noscript>








最新の画像もっと見る

コメントを投稿