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2012年、東京から秋田=夫の出身地に移住した主婦の日記。

丸谷才一・鹿島繁・三浦雅士 『文学全集を立ちあげる』

2010-04-23 14:40:48 | 読む
文学全集を立ちあげる (文春文庫)
丸谷 才一,三浦 雅士,鹿島 茂
文藝春秋

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面白いです、本当に面白い・・・っていうか、私、電車の中で耐え切れずに、ぶははははーっと吹きだしました。すんごい読書量のすんごい方々が、すんごい資料(=文学全集)を作ろうとしている話なのに、ところどころ、めっちゃ笑えるんです。読んだことが無い本が次々に出てくるんですが、どれもこれも読みたくなってしまいます。



一部を紹介しますと。。
文庫版の156ページの「江戸文学の豊穣」という章ですが、三浦氏が上げた作家たちに対して、丸谷さんと鹿島さんがちょっと疑問を呈する部分です。

-----引用ここから------
(都賀庭鐘について)
三浦「江戸文学研究家(=都賀)としては、長年憤懣やるかたなかったわけだ。国文学研究というと主流は平安朝、せいぜい中世で、江戸文学はずっと冷や飯を食わされてきた。それを、江戸にはこれだけ豊かな物語があるんだと宣言したんだよ」

- ただ、要約を見ると、必ずしもそんなに面白そうでもない気もしますね。

三浦「いや、面白い、しかも、彼らがいなければ、十返舎一句だとか式亭三馬なども出てこなかったわけだ。
うわっ、丸谷さん、疑惑の眼差しだなあ(笑)。江島其磧については、文句ないでしょう」

丸谷「うん、江島其磧はいいよ」

三浦「都賀庭鐘に関しては文句があるんですね」

- 都賀庭鐘、建部綾足、二人で一巻ではダメですか?

三浦「建部綾足というのは、平賀源内に匹敵するくらい面白いと思うんだ。むしろ小沢蘆庵を引っ込めてもいいから、建部綾足と平賀源内、上田秋成は入れてもらいたい。この際、本居宣長も、もういいよ」

丸谷「宣長を「この際いいよ」じゃ乱暴だよ(笑)。宣長は一巻でも足りないんじゃない?」

三浦「エッ? 宣長二巻ということですか?」

丸谷「僕はそのくらい偉いんじゃないかと思っているんだ」

三浦「いいですよ。その代わり、平賀源内、建部綾足、上田秋成、このあたりはやっぱり何とか入れてくれませんか。もし都賀庭鐘を誰かと一緒というのなら、恋川春町と一緒でもいい。妥協する」

鹿島「建部綾足って、そんなに偉いわけ?」

三浦「建部綾足は偉い。津軽だよ」

鹿島「そうか、同郷か」

-----引用おわり


こんな感じで、3人がそれぞれ「これは入れたい」「これはいらない」「やっぱり要る」などと、話が飛び交うわけです。偉いとか偉くないとか、詳しい説明が出てくると「なるほどー」と思うことがしばしばですが、こんなふうに

「偉い。津軽だよ」「そうか、同郷か」

って会話が突然出てきたりするので、うっかり爆笑しちゃったりするのです。
それに、本居宣長は「この際、もういいよ」って!

でも、ほんと、ここに紹介されている本を片っ端から読みたくなります。電子ブックが主流になったらどんどんダウンロードできるかな。


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ファイターズ大勝

2010-04-23 13:49:37 | ファイターズ・野球
昨日は久しぶりに大量得点を取って勝っていました。今朝の日経新聞にはファイターズの写真付き記事が。思わず写真を撮ってしまいました。

↓こちらは北海道新聞
小谷野がお目覚めの先制弾など6打点 ハム打線に着火 - 北海道新聞WEB

昨日だけじゃなくて、その前日も、前々日も、見ていて楽しかったでありますよ。

20日は、中継ぎの谷元も武田久もよくて、特に武田久は、久しぶりにベンチで笑っているのがテレビに映ってました。
21日は、吉川が久しぶりに先発していて、ちょっと四球が多かったようですが、元気で何よりです。

で、ミスなんですが、稲葉が落球しちゃうとか、賢介が大暴投しちゃうとか、そういうのもあって、本当に貴重なものを見たわーと思うわけです。無いほうがいいに決まってますけど、でも、貴重です。歴史の証言者になったような気持ち。

   *

やっぱり、寒いとファイターズも元気が出ないのではーと思っております。

私が札幌に遊びに行ったとき、どこへ行っても暑いくらいに暖かくて驚きました。確かに外は寒いのですが、それは一瞬のこと、建物内も地下道も電車もバスも、どこへ行っても暑い、町全体が暖かいのです。東京に戻ってきたらやっぱり、デパートだって地下道だって公共交通機関だって、そこまで暖かく(暑く)はありません。っていうか、建物内はともかく、それ以外の時は普通に寒いです。それが普通です。

よくわかりませんが、札幌を拠点にしているファイターズの選手は、他のチームに比べて寒さに弱いのでは? なんて思ってしまいます。

オリックスの本拠地、神戸のことはわかりませんが、ライオンズの所沢は想像がつきます。普通の気候ならともかく、こんなふうに「2月並みの寒さ」なんて言われているときは、間違いなく札幌より所沢のほうが寒いです。

ほんと、早く暖かくなれ。


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「クアアイナ」のベジタリアンメニュー

2010-04-23 13:08:28 | 生活
娘と二人で出かけた帰り道、「クアアイナ」で食事をしました。写真は神田駿河台店です。

クアアイナHP
ここはベジメニューがあるのです。



↑手前がベジメニューのアボガドサンド・¥750(私用)、奥がチーズバーガーのディナーセット/オニオンリング、フライドポテト、飲み物つき¥1280(娘用)です。「モミテイー」¥400というのがあって、好奇心で頼んでみたらタピオカ入りのミルクティーでした。

値段は高めですが、ベジメニューはもちろん、普通のハンバーガーにも生野菜をたっぷり使っているので、脂肪のつきやすい中年女と成長期の女児は、やっぱりこういう店がいいですなー。(しかし、1人前がかなりの量でした。菜食だからと言ってダイエットになるとは限りません)

私はあまり厳格なベジタリアンではなくて、例えば「きりたんぽ鍋」のときは鶏がらだしを使いますし、出来合いのものを買ったり外食したりする時もあって、そういう時は卵や乳製品や蜂蜜や調味料などを避けるのは難しいので割り切っています。

でも、やっぱり、普通のレストランでベジメニューを出してくれるところが増えると嬉しいなーと思っております。


ところで、最近見つけたサイトです。
ベジタリアン・フレンドリーなお店情報サイト「SWEET EARTH」

小さいお店のことも載っていて便利です。


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新しい食器で新鮮な気分に

2010-04-23 12:44:52 | 生活
新しい食器は何かと申しますと、デザートグラス(=パフェグラス)というものです。日本製のが欲しかったのですが、高くて躊躇しまして、Made in Itary のです。どうしてそんなに遠いところから運んでくるガラスのほうが安いんじゃ・・・何だか100均で売ってるのを一回り大きくしただけって感じに見えるのじゃ・・・そんな疑問はさておき。

使ってみました。



↑いつもは大皿にどーん!の夕食サラダを個別に盛ってみました。





↑いつもは大皿にどーん!の朝フルーツを個別に盛ってみました。

新鮮です


・・・実は「食器」じゃなくて 「個別に盛る」 のが新鮮なのかもしれません。発見だわ、新鮮な驚き。


しかしデザートグラスって、当たり前ですが、すんごいかさばります。
食器洗い機に2つ入れただけで、他の食器が多数はみ出ます。
食器棚には入れるスペースがありません。

これが衝動買いの怖さですよ、奥さま。


(そう言いつつ、もっと大きい「ジェラートグラス」もほしいんですよー)


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