17~18世紀には現在使われている楽器が、
中世に使われていた楽器を元にして、続々と作られるようになっていました。
ヴァイオリンやオーボエ、フルート、クラリネット、ピアノ等がそうです。
中世に東洋から伝わった横笛が
①軍隊での連絡用に使われていたファイフ
②楽曲演奏用のフルート
の二手に分かれました。
18世紀の軍隊ではファイフとフルート両方が使われていました。
18世紀の前半までは、フランスやドイツが楽器製作の本場でしたが、
後半になって来ると産業革命の影響もあって、
英国が最先端を行くようになって来ます。
管楽器は運指を簡単にしたり、音量を大きくするために、
キーの数がどんどん増えて行きました。
この物語当時の最新式フルートは、4鍵まで開発されていたようです。
最後のコマでノアイラさん、驚いていますが、
マルセルの話の細かい部分は聞き流していたんでしょうか?
続きは10月以降となります。
第1~21話は「漫画 ハリソンさんはカノ紳士 Mr.Harrison is THE GENTLEMAN -フランス通過編-
で、ご覧になれます。