旅の裏の手&ポエポエの日々

幸せになった元野犬「紋二郎」日記と本業旅情報

老猫介護3

2008-06-09 21:17:03 | ネコ日和

先月下旬ママ猫ミヤ君穏やかに旅立ちましたm(_ _)m

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ベット独り占め。枕を使ってご満悦♪



最後の1週間前、完全に歩けなくなりました。でも、彼女は歩く気まんまんで歩けないことにパニックを起こし夜中大暴れ。壁にぶつかりながら必死に歩こうとしていました。「もういいよママ、何時でも何処でも私が連れて行くから」と、一晩中介護・・・翌日から座ることも完全に出来なくなり、トイレは膀胱を常にチェツクして溜まったらトイレに連れて行き支えて膀胱を刺激して用を足していました。大きいときは、私が押し出していましたが巧くいかない時は病院でやってもらっていました。


飲み込むという動作が出来なくなり、注射器でも食事(退院サポート)・水の補給がままならなくなり1回にわずかな量+点滴で頑張り続けました。最後の体重は、わずか1キロ(3ヶ月の子猫の体重)・・・


が!しかしさすが肝っ玉母さん♪最後の最後まで青い瞳をキラキラさせ、苦しそうだけど幸せそうな表情をしていました。主治医の先生からも、「本当に表情が穏やかですね。」と言っていただきました。呼吸も吸引で少し楽になり亡くなる少し前の血液検査では、あれほど悪かった数値がほとんど問題がない数値まで安定してきていて、又主治医の先生から「今亡くなってもこれといった原因がないので老衰と言っていいと思います。」と・・・腫瘍は、そのままなのに本当に尊敬出来るほどの生命力!


そんな状況の中ある知人から電話で、「そんな状態なのに生かしておくのは逆に可哀想じゃない?安楽死も考えた方がいいよ」と言われました。その電話を受けながらミヤ君を見るとキラキラした青い目でじっとこちらを見ていました。そっと手を差し出すと、嬉しそうにスリスリ目を細めながら本当に幸せそう・・・「この子には、安楽死という選択はないから」と、電話を切りました。


最後の日、夜中AM0:20お漏らしをしていたので蒸しタオルで綺麗にしてあげて、綺麗なお布団に変えて「すっきりしたね♪」とやさしく撫でた直後シャックリの様な呼吸を3~4回して静かに旅立ちました。最後の最後まで青い瞳は、キラキラしていて生命に満ちあふれていました。時々呼吸もままならず、リンパの腫れで顎の下も腫れ、時には熱を持ち痛そうにのけぞることもありました。苦しかったし、痛かっただろうと思います。でも・・・彼女は最後まで、生きる事を諦めず穏やかな表情で旅立ちました。


妊娠の為、元の飼い主に捨てられ・・それでも一生懸命生き、そして子供を産み・立派に育て、更に誘拐され3週間目に救出されたり(首輪・迷子札が付いているのに・・連れて行った人がいて、ここから約20キロ位離れたところで迷子札のお陰で救出。あの時、電話してくれた人には本当に感謝しています。)そんないろいろあった彼女の一生。。。命つきるまで精一杯生きるということを成し遂げた彼女を、心から尊敬しています。こんな猫が、旅行会社に住んでいた事を少しでも皆さんが憶えていてくれたら嬉しいです。


最後に、時間外でも休みの日でも常に診察を快く受け付けていただいた動物病院のスタッフの方々(最後の診療の時、別れを惜しむようにず~っとミヤ君を撫でて頂き本当に嬉しかったです)・突然のスケジュール変更にも快く対応して頂いたお客様方・チケット配達の際、わざわざ駐車場まで取りに来て頂いた配達先の企業の方々・前代未聞の打ち合わせ猫同伴を快く受けて頂きました取引業者の方々。本当に有り難うございました。心から感謝しております。

コメント
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