2008年のリーマンショックから世界経済は抜け出せずにいると思う。ギリシャのデフォルト危機を告げるまでは、世界経済は回復基調と喧伝されてきた。この株安連鎖の原因は、ギリシャ危機に対して打ち出されたEU(諸国)の対応の悪さなのだと思う。(だが、結果を見て批判するのは市井の一般人でも容易い)震源地だった筈の米国は、ファンド規制を等閑にして市場の回復を優先した。EUは、加盟国間の格差が思い切った方策を打ち出せずギリシャ危機への協調が等閑だった。EU圏に及ぼす負の影響よりも、救済に伴うモラルハザードへの懸念を優先させたのだろうか?そんな中で・・・ドイツ政府が打ち出した国債等の空売り禁止等からも、欧州の財政危機の根深さを顕在化させたのだろう。このリーマンショックに端を発する世界不況は、バブルの崩壊だ。だから、EUは市場健全化を目したファンド規制の強化を進めていた。身勝手に逃げ延びようとしていた米国も引き戻されつつある。
更に云えば、ソブリン・デフォルトの危機は終わってはいない。ドバイ→ギリシャはグローバル・エコノミストの多くが既に予言済みの事象だが、グローバル・エコノミストの皆さんの悪い予言は、未だ終わっていない。
日本のバブル崩壊から空白の10年、いや、空白の20年が始まったのは有名だが、米国の等閑な(緩い)ファンド規制は、その日本政府の大失政への反省に因るのだろう。マジメに金融市場を一気に引き締めようとしたのだ。米国は学んだ、だが、EUは・・・?
市場の健全化とは耳に聞こえが良い。だが、バブル崩壊の局面に於いて、一気に信用収縮を駆ける愚は、日本の失政から何も学んではいない。兎に角、欧米は連携して金融規制を強化しようとしている。その裏には、中国本願な意図が見える。日本のバブル時に、ジャパンマネーが世界資本を買い漁るのを冷笑していたが、今は中国マネーが世界資本を買いまくるのに支えて貰おうと考えているのだろう。日本と同じ様に、スライド制の導入から中国経済の減速で取り戻せば良い・・・と。(確かに、日本は良いカモだったが、中国はカモにはならないのでは?)
さて、今の世界株安連鎖が止まらないと云う局面で、好意的に解釈できる指標って何だろう?
更に云えば、ソブリン・デフォルトの危機は終わってはいない。ドバイ→ギリシャはグローバル・エコノミストの多くが既に予言済みの事象だが、グローバル・エコノミストの皆さんの悪い予言は、未だ終わっていない。
日本のバブル崩壊から空白の10年、いや、空白の20年が始まったのは有名だが、米国の等閑な(緩い)ファンド規制は、その日本政府の大失政への反省に因るのだろう。マジメに金融市場を一気に引き締めようとしたのだ。米国は学んだ、だが、EUは・・・?
市場の健全化とは耳に聞こえが良い。だが、バブル崩壊の局面に於いて、一気に信用収縮を駆ける愚は、日本の失政から何も学んではいない。兎に角、欧米は連携して金融規制を強化しようとしている。その裏には、中国本願な意図が見える。日本のバブル時に、ジャパンマネーが世界資本を買い漁るのを冷笑していたが、今は中国マネーが世界資本を買いまくるのに支えて貰おうと考えているのだろう。日本と同じ様に、スライド制の導入から中国経済の減速で取り戻せば良い・・・と。(確かに、日本は良いカモだったが、中国はカモにはならないのでは?)
さて、今の世界株安連鎖が止まらないと云う局面で、好意的に解釈できる指標って何だろう?
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます