Trips with my RV.

RVでの小旅行。

我が家RVのTV事情

2020-01-27 21:58:55 | 快適化?
昔々の牽引免許不要な欧州製キャンピングトレーラーの頃は、購入店でお仕着せで装着された12インチアナログテレビが一台きりだった。とは言え、その当時、その小さなキャンピングトレーラーで出掛けると生活する(ご飯を作り、ご飯を食べ、後片付けをして、寝る準備をして、寝る)ので手一杯でノホホンとTVを観る余裕や時間が無かったので特に困りはしなかった。その後、RV キャンプにも慣れた頃に買い替えた21ft.アメリカントレーラーではフロントダイネットから見える冷蔵庫上と、リヤのベットに横になった時に見る2台体制(15インチ液晶TVと10インチブラウン管テレビ)となり、その後に買い替えた巨大な5th wheelなアメリカントレーラーではリビングに25インチブラウン管TV1台、子供部屋に10インチテレビデオ1台、フロント寝室15インチ液晶アナログTV1台と屋外用15インチポータブル液晶TV1台のTV4台体制となっていた。巨大な5th wheelではスペースが有り余っていたから4台のTVにそれぞれ専用のDVDプレーヤーが設置され、どのTVでも衛星放送が映り、近隣のキャンプ仲間には衛星放送やDVD映像を自家放送する装置も積んでいた。この5th wheelなトラベルトレーラー時代が地上波放送がアナログからデジタルへ移行する過渡期だったのだが、リビング部の25インチブラウン管TVにのみ地デジセットトップボックスを載せてお茶を濁していた

それから国産キャブコン(バンテックZIL521)に乗り換えた。乗換の経緯は過去記事に書いたが、深視力検査を自力では通過しなくなり牽引免許を諦める事にして売りに出した巨大な5th wheelトレーラーが牽引者であった米国製ピックアップトラックとセットでユーザー間売買で売れてしまい、その年のGWに乗って行くRVが無かったのでデルタリンク社長に相談した処、先月のフェアで売約済になっている即納車がキャンセルになったので車庫証明さえ上がれば納車出来ると云われ・・・1も2もなく2mX5mサイズ国産キャブコンに乗り換える事になった。2mX5mサイズの国産キャブコンは、トレーラーを牽いていた頃から老後(車の運転が覚束無くなる筈)には当然に行き着く選択肢として考えていたが、そこに到る迄には、2mX5mサイズよりもう少し大きくても良いのではと思っていた。当時のバンテック・ベガ6.3とかキャンター66とかの少し大きめ国産キャブコンか6mクラスの欧州製キャンピングカーとかを漠然と想定していた。だが巨大な5th wheelトレーラーから2mX5mサイズへの極端なダウンサイジングだ。私本人も、2mX5mサイズ国産キャブコンは長くは続かないと思っていた。だが・・・、旅行好きなワイフには2mX5mサイズ国産キャブコンは夢のキャンピングカーだった。今まではコンビニ・レストラン・喫茶店・食堂・寿司屋・居酒屋・蕎麦屋・日帰り温泉は連結状態では立ち寄れないモノと諦めていたのに、その大部分に、そのまま入っていける自由は夢の様だった訳だ。

だがしかし、巨大な5th wheelトレーラー時代に使っていたアウトドアの道具は殆ど買い換える羽目になった。巨大な5th wheelトレーラーには巨大な荷物スペースがあり、要る要らないは関わらず夏用冬用問わず何でも積んでおけたのだが、2mX5mサイズ国産キャブコンは狭くて(食洗機やマッサージチェアは当然としても)圧力鍋ですら移し替えて使う事は出来なかった。当然にTV環境もそうだ。狭いので個人専用TVは諦めてセンター部ダイネットに1台BS/CS/地デジBDプレーヤー付26インチ液晶テレビを設置していた。TV好きなワイフの悩みはベッドで寝ながらTVを観たいが実現出来ない事だった。居住スペースが狭いと云う事はワイフは全く気にならなかったのは、巨大な5th wheelトレーラー時代でも移動中の居場所はダッジRAMの助手席にしか乗って無かったので、それが2mX5mサイズ国産キャブコンの助手席に変わっても大きな違いは無かった様だ。

そんなこんなで生涯初の約2mX5mサイズ国産キャブコンだったが巨大なアメリカントレーラーと比べて、くるま旅の足としての機動性に優れている事から知人・友人(そして私本人)の大方の予想を裏切り7年間乗って、その後の買い替えでも約2mX5mサイズ国産キャブコンへ乗り換えた。買い替えの原動力は、高速道路での走行安定性とブレーキ力の桁違いの性能差だった。カムロードベースの方が最高速は早いのだが、足回りをキャンサスとヘルパースプリングでカチガチに固めても高速道路の轍には注意が必要だし、ブレーキパッドを高性能版に変えても軽1BOX車にも劣る貧弱な走行性能とブレーキ力しかなく安心して高速道路を走れない。そして、キャンピングカーのタイヤバースト問題だ。タイヤのバースト問題はカムロードベースでのZIL521の7年間でも毎回出発前に空気圧を含めたタイヤ点検を怠らなかったからバーストには逢わなかったし、2tエルフのリヤWタイヤを持ってしてもバーストから無縁とは言い難いのだが、高速道路での走行安定性と市街地を含むブレーキ力には充分に満足している。足回りは完全ノーマル(バンテック仕様のリヤスタビが入っただけのノーマル)状態だが、サスペンションがゴツゴツする以外の不満は無い。 又、エルフ ベースのキャンピングカーの燃料タンクがカムロードベースに比べて小さい事も問題だが、これは国産トラックベースなので自由に燃料タンクの積み替えが可能な事から100Lタンクに換装してから燃料保ち問題は解消した(燃費もカムロードベースの方が若干優れている。カムロードベース時代HKSの燃料コントロール装置『F-CON D』を装着して燃費が向上して以降では、一般道市街地8Km/L、一般道郊外9Km/L、高速道路ゆっくりペース10Km/L、高速道路ハイペース7Km/L位だったが、エルフに変わってから全ての状況下で0.5Km/L〜1Km/L悪化したと思う)だが、燃費の悪化を差し引いても、高速道路での走行安定性とブレーキ力の桁違いの性能差でエルフ ベースを選ぶ。なので2代目約2mX5mサイズ国産キャブコンZIL520CRUISEこそが我が家の終のRVだと思っていて買い替えは全く考えていない。

2代目国産キャブコンZIL520CRUISEも当初は、普通の20インチの3波液晶TVとBD(ブルーレイ)プレイヤーとPS VITA TVを積んでいた。前回の国産キャブコンでは26インチを選んだが隣接するダイネットから観る際に26インチの魅力は特に感じなかった事と、26インチでは重くて電気喰いだったからだ。前述した通り、ワイフの不満はベッドでTVを観ながら眠れない事だった。将来的に車載用TVをリヤ2段ベッドに着けようかと漠然と考えていたが、そんな矢先にパナソニック製の20インチの3波液晶TVが壊れてしまう。いきなり映らなくなったではなく如何にも電子機器的な壊れ方で、エラー表示を出して放送波も外部入力も映らなくなると云う故障だ。電源を切って入れ直すと、暫くは受像するがいつの間にかエラー表示を出して消えているを繰り返した。修理に出そうと思ったが、送料込み修理代は1万円超えだったので手間を考えると購入する方が安上がりな感じだった。

なので、国産キャブコン・・・特にリヤ二段ベット式でのTV事情を劇的に向上するギミックを搭載した。壊れたパナソニック製の20インチの3波液晶TVに代わって、I-O DATA 20.7型ゲーミングモニター(チューナー無しのモニター)にして、チューナーは


3波デジタル放送対応録画テレビチューナーREC-ONを設置し、ダイネットで見る為にI-O DATA 20.7型ゲーミングモニターを純正TVアームに取付けたら、一見普通のTVを設置している風に見えるが、その実、リヤの二段ベット上段下段にマジックテープで貼り付けた10インチタブレットでBS/CS/地デジ放送やHDDに録画した番組を個別に観る事が出来る。トリプルチューナーなのでダイネット部のモニターと下段ベットと上段ベットと、別々のチャンネルを見る事が可能なので狭い国産キャブコンの中でもチャンネル争いとは無縁なのだ。(但し、録画中にはトリプルチューナーの内1つが使われるので2端末しか好き勝手な、チャンネルは選べないモノの、前述した通り、我が家は主に夫婦2人で利用しているので2番組を個別に観られれば全く問題ない訳だ)最初はダイネットで同じ番組を観ていても、就寝準備を終えそれぞれの寝床に入れば心置きなくチャンネルを変えまくり観たい番組を見る自由は幸せだと思う。

尚、二段ベットの上下で使っているタブレットは、昨年末の特売で1万円以下で買い増したNew fire hd10 である(以前は前モデルのfire hd10 だった)。従来型の液晶テレビをリヤ二段ベット上下にそれぞれ設置したとすると地上波と衛星波それぞれのアンテナ線を分岐しリヤまで配線しなければならず手間だろうがモバイルルーターのWi-Fiに載せるので超便利である。又、fire hd10 には普通のヘッドホンジャックの他にBluetoothも搭載しているのでワイヤレスヘッドホンも問題なく使える。画面サイズがたった10インチだと小さいとお嘆きの方も多いのだろうが国産キャブコンの二段ベットの高さなら充分だと思うが、そんな方なら21.5インチのAndroidタブレットを付ければ良いだろう。(が、安売りで買ったNew fire hd10 のコスパには敵わない筈。旧fire hd10 ではチャンネルを変えたり音量を変えたりするとバッファ中だと受像が途切れる事も多かったがNew fire hd10 では処理速度が上がっていてREC-ONアプリで視聴するストレスは無くなったと喜んでいる)勿論、iOSでも視聴出来るがiPadでTVを見るのはなんだか勿体ないと思ってしまう)走行中でも助手席からiPhoneで録画予約や録画済番組や衛星波の視聴が可能なので従来型TVとは一線を画していると思うのだ。

恐らくキャンピングカーにI-OデータのREC-ONを積んでいる方は殆ど居られないと思うが、先日来から幾人かの方からキャラバン記でのTV事情への御質問を受けたので我が家の事例を御披露する事にした。尚、改めて申し上げる迄も無いだろうが地上・BS・110度CSデジタル放送対応録画テレビチューナーREC-ON(HVTR-BCTX3)は一般家庭向き商品でありキャンピングカーへの装着が保証の対象では無いと思うので自己責任でお願いします。又、全国を旅するキャンピングカーとして地デジの初期スキャンの容易性だが本体に繋いでモニターと専用リモコンからしか出来ないが地デジ初期スキャン自体は他社(パナソニック&シャープ)製家庭用TVと比べても(手間と迅速さに於いて)問題無いと思っている。地デジの受信感度は(安物の)パナソニック製の20インチの3波液晶TVよりは少し良いと思う(BS/CSは同程度?)

使い方
(移動しながら地デジ受像を行なわないので)停車したら、地デジの初期スキャンを行う。

付属のリモコンで電源を入れると出力されるHDMI信号でゲーミングモニターの電源も入る。(実は、リモコンで電源を入れなくても、REC-ONは電源が入って作動中だ。だから、使用しない時はリモコンで電源を落としておけばOK。但し、ゲーミングモニターなので音量調整はリモコンで行えないのは少々不便か?)

先ずは、地デジ放送の初期スキャンから。

リモコンの「電源ボタン」ON。画面が表示されてから



リモコンで「ホームボタン」を押す。



放送受信設定



地デジ初期スキャン



地域設定






山間部や沿岸部では隣接放送圏の県名を入れた方が良い場合もあるので注意。



スキャン時間は、早い方かな?(安物のパナソニックとシャープしか知らないけど)





その後、デジハットでの指向性を調整する。





完了



BS/CSは自動追尾アンテナへ給電すればアンテナ調整は不要。



これで、どの受像機からも3波の受信と録画番組の受信が出来る。






どの画面からも3波と録画した番組が観える。




散らかっていて恐縮だが2段ベッド上段(私の寝床)では天井面のカーペットにマジックテープで張り付けている。
(不要時はベリベリと剥がして、壁面のマジックテープに貼っておく)



下段のワイフ用は天井面の合板にタブレットが貼り付けられるマグネットを貼っておいて、タブレット裏の鉄板で貼る。

又、この2台のNew fire hd10で無くてもChrome BookやiPhoneやiPadでも3波と録画した番組が観える。なのでキャンプ場等でもタブレットを持ち出せばキャンピングカーに積んだモバイルルーターのWi-Fi範囲内なら3波と録画した番組を持ち出し可能だ。娘さんも同伴する時は、彼女の寝床(フロント上部バンクベッド)で別のタブレットで観て貰えば良いのだが、現代っ子なのでTV番組には興味が無いみたい。

現在の問題点は、ベッドからブルーレイディスクに焼いた番組が観られない事だ(キャンピングカー内リビング部のモニターからは視聴出来るが、家庭で撮り溜めたブルーレイディスク映像がベッドでも観られたら良いのに・・・と云う一段上の欲求となってしまった)これは種々の著作権保護と抵触するので、現時点ではクリア出来ないが予算を限らずに実行すれば・・・BDディスク映像をHDMIでOFDM変調機に入れてキャンピングカー内で地デジ放送を行ってやれば今のシステムで家庭で撮り溜めたブルーレイディスク映像を観る事は可能だと思うが、その為にOFDM変調機を買うのもマニアック過ぎるカモ?(で、結局、録画してベッドで観たい番組は自宅庭キャンピングカー内でREC-ONのHDDへ録画して行く、録画したBDはダイネットで観ようと云うのが現在のスタイル)

一般の家庭用テレビを搭載するのに比べて、追加で約215(W)×185(D)×43.9(H)mmの地上・BS・110度CSデジタル放送対応録画テレビチューナーREC-ON(HVTR-BCTX3)を積むスペースと録画用USB3.0HDDを積むスペースが必要だが、我が家ではTVアーム裏の壁面に接着テープ付面ファスナーで貼り付けてしまったので殆ど邪魔になってはいない。

追記: 直近の過去記事「ニュース映像『国産キャブコン横転事故』 2020-01-22 21:39:51 | 独り言」が拙ブログには珍しく凄く閲覧数が増えたみたいで驚いた。それだけ多くの方が国産キャブコンのバースト横転に興味がお有りだと云う事だろう。只、文才の無い私のブログ記事は毎度の如く分かり難いので・・・申し訳ないと思う次第。
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