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RVでの小旅行。

陰謀のセオリー

2011-09-22 21:04:48 | Innocent joke
邦題「陰謀のセオリー」はメル・ギブソンら「リーサル・ウェポン」シリーズのスタッフと俳優陣が、ジュリア・ロバーツをヒロインに迎えて製作した単発作品である。実在したとされる「MKウルトラ計画」をベースに書かれたフィクションだ。「MKウルトラ計画」は、ナチス・ドイツによるユダヤ人に対する虐殺、人体実験を断罪したニュルンベルク裁判で示された研究目的の医療行為にあたって厳守すべき10項目の基本原則であるニュルンベルク綱領に明らかに違反している・・・とされている。

映画のあらすじはWiki「陰謀のセオリー」で見て頂くか、レンタルで見て頂けば良いのだが・・・(尚、暗~い映画で、前半部分ではついつい寝てしまう)、この作中でメル・ギブソン演じるタクシー運転手が口走った「米国政府の陰謀」の1つが米国での「水道水フッ化物添加」だ。

フッ素が虫歯予防に効果があるらしい事は、フッ素が添加された歯磨き剤が日本でも売れ筋である事からも、歯医者の治療後にはフッ素を塗ってくれる事からも常識なのだろう。日本でも、ワザと添加した訳ではないがフッ素物の含有量が多い水道水の地域(岐阜県や愛知県西部)では有意に齲歯有病率が低いので水道水へのフッ化物添加は虫歯予防には有益なのカモ知れない。(が、逆に、岐阜県や愛知県西部では、歯フッ化症と呼ばれる歯表面に褐色の斑点や染みができる症状が現れるので、当該地域ではフッ素入り歯磨き剤は使わない方が良いとされている)

だが・・・、高校で化学を習った人なら御存知の通り・・・フッ素は人体には毒である。フッ素が人体に欠く事が出来ない必須微量元素だとする団体もあるが、先程の歯フッ化症の例を挙げるまでもなく過剰なフッ素化合物の摂取はや脂質代謝や糖質代謝への悪影響が知られている。又、米国政府が推奨している「水道水フッ化物添加」では、1992年にはアラスカ州で装置の故障で大量のフッ化物が水道水に混入してしまい死者と多くの中毒者が発生している。

1940年には既に幾つかの州での実験が始まり米国で「水道水フッ化物添加」が本格化したのは1945年頃からで、現在でも7割弱の米国国民にはフッ素化合物が添加された水道水が供給されている。先程例に上げた日本でのフッ素物の含有量が多い水道水の地域でも、米国でも、「水道水フッ化物添加」が行われていても齲歯(虫歯)になる人はチャンと居るので・・・虫歯予防は歯磨き等に勝るモノは無いのだと思う。WHOは「水道水フッ化物添加」は有益だとする反面、米国CDCは「虫歯予防としての対費用効果は疑問」としている。更に、米国FDAは1997年からフッ素入り歯磨き剤には「歯磨きに使用する以上の歯磨き剤を誤飲した場合は、直ちに医療機関に行くか、毒物管理センターへ相談しろ!」と表記させている。

米国政府が推奨している「水道水フッ化物添加」は、もはや、虫歯予防の公衆衛生では無い・・・のでは無いか?と云う疑惑が、陰謀のセオリーの主人公の口から「政府が水にフッ化物を入れるのは、私たちの意思を削ぐためだ」と云う妄言になったのだろう。米国で社会問題化した肥満は「水道水フッ化物添加」以降に顕著であり、フッ化症である脂質代謝や糖質代謝への悪影響が原因かも知れない。日本で生活習慣病と呼ばれる脂質代謝異常は、食の欧米化と共に、フッ素添加歯磨き剤が普及したからだと云う極論を唱える人もいる位だ。日本では歯磨き剤以外へのフッ素化合物の添加は知れないが、米国では、子供用のミネラルウオーターや菓子類にまでフッ素化合物が添加されているらしい。

・・・と、云うのが毎度の如くの長~い前置きで・・・

「人間を善人にする薬物」 : 道徳心は薬で強化できるか WIRED.jp Archives


オリンピックや公式記録会では運動能力向上薬の禁止薬に指定されている薬物使用はドーピングとして処罰される(裏を返せば、指定されていない運動能力向上薬はドーピングでは無い)が、最近では知的エリートの一部ではスマートドラッグとして「脳を活性化する薬」が流行しているのだそうだ。「脳を活性化する薬」・・・とは、注意欠陥障害(ADD)や睡眠障害の患者に処方される治療薬を、仕事や学業の成績を向上させる目的で使用するのだそうだ。こう云った向神経薬や覚醒促進剤を適応症の治療以外の目的で使用する事は道義的には如何かとは思うが、学術や技術開発の最前線でのドーピング検査は無いので・・・。勿論・・・、いや、恐らく・・・、運動能力向上薬には長期的な副作用が存在すると云われている様に「脳を活性化する薬」にも依存症等の長期的な副作用は存在するのだろうと容易に想像はつくのだが、そうまでして生身では到達できない知力と超人的な集中力無くしては成り立たないのが最先端なのカモ知れない。運動能力ドーピングも、知的能力ドーピングも、自らの利益の為に、薬物に依存するのだから最終的な不具合は自己責任なのカモ知れない。

で・・・、もし「人間を善人にする薬物」が在れば、為政者なら誰しも、それこそ水道水に添加したくなるのだろう。だが、「人間を善人にする薬物」を添加していますとは公表しないカモ知れない。公表すると・・・天の邪鬼の私ならイヤだと言ってしまいそうになる。

もしかして・・・、その「人間を善人にする薬物」ってフッ素化合物なのでは無いか?発ガン性等の長期毒性の噂されつつ、フッ化症に代表される短期的な毒性が明らかであるにも関わらず虫歯予防の名の下に添加されているフッ素化合物は、反社会的な感情や行動を抑える働きに期待されているのでは無いだろうか?

歯磨き剤を使わずに歯を磨かない日本人の比率と云うデータは見つけられなかったが恐らく大部分の日本人が歯磨き剤を使って歯磨きをしているのだと思う。歯磨き剤で体調を崩す人が多いのも良く知られていて発泡剤・洗浄剤として使われているラウリル硫酸ナトリウムが、アレルギーに代表される歯磨き剤の副作用の原因だとする説が有力だ。だが・・・、スーパーマーケットに行って歯磨き剤売り場で見て貰えば判る通り・・・ラウリル硫酸ナトリウムが含まれない歯磨き剤を探すのも困難であると同時に、フッ素化合物が添加されていない歯磨き剤を探すのも非常に困難なのである。口臭予防、口中を爽快にする、歯を白くする、虫歯を予防する・・・等の歯磨き剤の効能の他に・・・反社会的な感情や行動を抑えるのだとしたら・・・当に為政者の夢カモ知れない。

ジェリー・フレッチャー「政府が水にフッ化物を入れるのは、私たちの意思を削ぐためだ」

# 冗談のツモリだけど・・・
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