長年デブだけどメタボでは無いと変な自信を持っていた私だったが、不摂生からか昨年・一昨年と「メタボリック判定:該当」となってデブでメタボのWパンチに悄気ていた。今年は診療所の都合で人間ドックが盆休み明け5日後だったので、夏期休暇中に暴飲暴食しないツモリだったのだが、ついつい長崎ではハジけて飽食の毎日を過ごしてしまった。これで3年連続のメタボ確定かと悄気ていた。
私自身の持論では「健康なデブは長生き」となっていて、「健康なデブと、不健康なデブ・・・同じデブなら愉しまなきゃ損々」・・・と「健康なデブ」を目標に生きてきたツモリだった。が、一昨年に初めてメタボに成ってしまった。健康なデブを売り物にしていた筈なのに、やはり寄る年波には勝てないと云う事か・・・と大いに悄気たモノである。1年間の猶予はあると前向きに考えて引き続き保健指導を受けてみたが・・・昨年も引き続きメタボだった。
健康なデブで居た頃は、1日1食生活を続けていた。ガリガリに痩せていた子供時代だったが、外食に目覚めた高校生時代は中肉中背、外食と料理に目覚めた大学生時代は小太り、酒飲みで酒肴を山のように食卓に並べるカミサンと結婚した後は一気に激太りしてしまい・・・自己最高記録は体重110Kgでウエスト108cmとなってしまった。同年産(昭和37年産まれ)の平均身長ピッタリな私なので体重110Kgはデブではなく大デブだった。皮下脂肪型の肥満なので溢れる腹肉に圧迫されて床でゴロゴロする生活は不可能となりイスとベッドの生活だ。車を洗おうかとしゃがみ込むと腹肉が肝臓を圧迫して(?)気持ちが悪くなるし、2階まで階段を上がるとゼイゼイ息切れがする・・・どう贔屓目に考えても不健康な不便な生活だった。当然の事、医師からは食事制限の指導を受けるが・・・1日3食、御飯は軽く1杯(120g)の生活は長続きはしなかった。体重は微増微減を繰り返すも決定的な成果は出ぬままズルズルと大デブ生活を5年間位続けていたが、ある日閃いた。1日3食1食毎のカロリー制限は意志の弱い私が継続し続ける事は難しいが、1日1食にして食べたいダケ食べたらどうだろう?と思った。私より出勤が早いカミサンが出勤前にはカロリー制限された朝食を食卓の上に載せて出掛けて、朝寝坊して起き出した私はソレを食べて出勤するのだが・・・、食べ始めると腹が膨れないので、ついつい冷蔵庫を漁ったり、食品庫を漁って追加を食べてしまっていた。体重が落ちない私を見て、毎朝キチンとした朝食を用意し続けるカミサンにしては労力が報われない不満をぶつけられ、売り言葉に買い言葉・・・「コレポッチ食べる位ならいっそ食べない方がマシだ!」と言ってしまう。それからは、1日1食だった。
同僚に誘われても「いや、朝昼食べないことにしたから・・・」と昼食の誘いも断り、一日千秋の思いで夕食のみを愉しみに生きていく生活に切り換えた。不健康の極みだろうが、動けない位に満腹に食べる事に意義を見出していたので、1日に1食しか食べない夕食には米5合食べていた。当に丼3杯である。こんなに食べたら痩せる筈は無い・・・とカミサンには半ば呆れられていた。大学生時代・・・月末に小遣いが無くなると1升チャーハンを食べ切って1万円貰う(食べられなければ皿洗い)と云うアマチュア・フードファイターをやっていた事もあるので、御飯5合なんか屁とも無い。1日1食生活を始めても、月に1~2度は「おにぎりの日」として米1升のおにぎりを食べまくりする日なんかもリクエストしていた。朝食は食べなくても平気だったが、最初の内は・・・昼食抜きは正直辛かったのだが、スッカリ慣れて1日1食が当たり前になってしまった。
1日1食とは云え、その1食は夜寝る前の根限りの飽食と云う最悪の状況だったが・・・、体重は減り始めた。ま、朝飯は丼3杯と副菜、昼飯は普通の茶碗に3杯と副菜、夜御飯は丼3杯と副菜の生活から、夜御飯のみ丼3杯と副菜の生活だから1日当たりの摂取カロリーは大幅に減っているのは事実で、私の110Kgを維持する為には1日3食の飽食が必要で、どんなに頑張っても1日1食では維持できないと云う事だろう。こうして90Kg迄はトントン拍子で体重は下がったが・・・ここでスランプに陥る。そこで、丼で御飯を食べるのを止めて、普通サイズの茶碗5杯までOKと切り換えた。(普通サイズの茶碗・・・と云うのがカミサンの工夫で、ある日体積を量ったら丼2杯分しか無かった)体重は20年ぶりに80Kgを割り、私に於ける「飽食の1日1食」の平衡は76Kgとなった。因みに、110Kgから、ここに至る期間は約6年だ。その間、無理な運動は疎か・・・何の運動もせずに1日1食苦しくなるまで飽食してダイエット出来るのだから、私には合っていたのだろう。
私の体重が76Kgだと知人に云うと、もっと重いと思っていたと皆に云われる。男性は脂肪で太っていても筋肉が充分にあるだろうから、この体型なら重いのだろうが、自慢じゃないが運動らしい運動をせずに生きてきた性か筋肉は少ないのだろう。色男では無いのだが「金と力はなかりけり」である。しかし、健康診断のオプションで超音波検査を入れると、分厚い皮下脂肪はデブの証だが内臓脂肪は想像以上に少ないと誉められていい気になっていたモノだった。元々が「マヌケの小足」で足も小さく平均身長でもSサイズを着ていた人だったので骨も細いのだろう。だから、Sサイズの体に最盛期は3Lサイズ分の皮下脂肪が付いているデブなのである。(今はLか2Lだけど、気の利いたメーカーはMBサイズ・・・MだけどLサイズのデブ用を出してくれているので、そんなメーカーの衣類は敬意を表してMBを着ている)
こうして1日1食生活を続けていて「健康なデブ」を謳歌していたのだが、3年前の健康診断の時に保健婦さんに朝食を食べない問題を指摘され・・・「適量の朝食を食べれば更に痩せますよ」と唆される。いや~意志が弱いので適量の朝食で抑える事が出来ずズルズル食べてしまうと心の弱さを訴えたのだが、健康体重68Kgまで頑張りましょうと云われる。
10年以上1日1食生活を続けていて何ら不自由は感じなかったし、健康診断での数値的に中性脂肪値160と少し高いモノの他の所見には異常が見られないので「健康なデブ」だと主張したが、血圧は高くないのに動脈硬化等の生活習慣病の怖さを洗脳され・・・保健指導と称して朝御飯の内容をレポート提出させられる事となってしまった。
10年以上の1日1食生活・・・と云っても、キャンプやキャラバンに出掛けた時は3食しっかり食べるし、教育上の配慮から、娘が居る土日は1日3食を特に量を加減せずに食べていた。だから、キャンプ・キャラバンに行くと2~3Kg太って、金曜日までに2~3Kg減量すると云う生活だった。
だが、保健婦さんへ朝食レポートを出す為に、長年の習慣を止めて朝食を適量食べる事にした。この適量の朝食を食べると云う事は、1日1食を始めた頃の苦労とは違い大きな意志の力を要求される難題だったが、偶に電話で声を聞かせてくれる美人の保健婦さんの為に頑張った、いや頑張り抜いたのである。1つ判った事は、適量の朝食を食べても今以上に体重は増えないと云う事だ。「朝食を食べると今以上に痩せますよ」と云うのは保健婦さんのウソ(一般論?)だったが、朝食分の摂取カロリーが増えても適量ならば体重は増えないと判ったのは大きな功名だった。
そうして保健指導から1年後、意気揚々と人間ドックに行ったのだが・・・、結果はメタボになっていた。脂質関係の判定が「B]から「C」となり尿酸値が(適正圏内だが)増えた。腹囲は条件を充分満たしているので後2項目の判定でメタボになる予備軍だったから・・・体重は増えていない(減ってもいない)のにメタボになってしまった。それに脂質関係以外の項目は全部「A]だったのにチラホラと「B」が目立つ。
そもそも、このメタボリック判定自体を信じていなかった私なので気にする必要もないのカモ知れないが・・・、脂質項目だけ「B」判定で腹囲85cmを越えるデブでも「健康なデブ」を自認していた筈なのに、これでは「不健康なデブ」になってしまったと悄気たモノである。
美人の保健婦さんには申し訳ないがクドクドと恨み言を並べ立てた。「『健康なデブ』だったのに、指導に従った結果『不健康なデブ』になってしまった。どうしてくれるんだ!」と捲し立てた。私自身も驚く厳しい剣幕に美人の保健婦さんは顔を顰め・・・涙を浮かべている様だった・・・、ハッと大人気ない私に気が付き・・・追求を止めた。生活習慣として運動をしないのが駄目だとか、夕食の摂取カロリーが多過ぎるからだとか、至極当たり前の事は指導頂いた。
最初に言った筈だし、その個人指導票にもワザワザ書いて貰ったけど、意志が弱いから1食の摂取カロリーを減らす努力は辛いので1日1食に逃げたヘタレなので・・・、夕食を減らして朝昼に分配するなんて出来そうもないし時間がないので運動はしないと主張した。だが、相手は保健指導のプロなので1時間半程の面談の後には、1日3食の内容と日毎の運動記録をFAXする約束をさせられてしまった。(我ながらオイオイであるが、美人には弱いと云う事か?)
保健指導の回数も増えて・・・夜に保健婦さんから電話が掛かってくる様になり・・・バックに聞こえる幼い子供の声には興冷めしながらも・・・何故か私もWiiFitも始める様になりキチンと1日3食食べる様になった。月に20日はWiiFitで汗を流し(デブは少しの運動でも汗をかく)、定食屋やセルフうどんで並盛りの昼食を食べる普通の人の生活を続けたのである。(こんな事は保健婦さんが美人でなければ絶対にやっていないだろう)確かに・・・キャンプやキャラバンの時は相変わらず飽食を続けていたが、出動回数もメッキリ減っていたので大きな体重の増減はなく3年前と変わらない体重で昨年の人間ドックを迎えた。
その結果が・・・脂質関係の評価「D]である。要治療の立派なメタボリックシンドロームになり、超音波内診で内臓脂肪が増えている旨を聞き・・・、世で云う健康的な生活はクソ喰らえだと決心した。人間ドックの保健指導で、つまらない日常の中の一瞬の清涼剤だった美人の保健婦さんとの逢瀬(FAXと電話と3ヶ月毎の面談)だったが、そのバツイチだった美人の保健婦さんの再婚が決まった事とは全く無関係に・・・自らの健康の為に今年は保健指導は受けないと宣言した。
そして、1日1食生活に戻した。1日3食適量食べる生活を続けた後の1日1食生活は正直辛かった。記憶は定かでは無いが・・・間食をしない筈の私なのに外回りの序でにコンビニに寄って買い食いをした事も何回か在ったが、約3ヶ月で元通りの1日1食生活に戻す事が出来た。偶の外食ではバイキングで動けない位食べまくり、土日は3食飽食をする・・・でも、平日は夕食のみの1食に制限し・・・その代わり腹が割けそうな程に満腹に食べる生活。保健婦さんに云われなくても、凡そ健康的とは言い難い生活だが、やはり性に合っているのだろう。
そうは云っても・・・人間ドック前には少しは摂生をして・・・あの美人の保健婦さんに、私流の1日1食生活は「健康なデブ」を育てる健康な生き方だと目に物を見せてやろうと思っていたが、長崎グルメには撃沈してしまい摂生なんか出来ずに1日4食満腹になってしまった。(確かに、帰宅後は・・・少しは反省して、晩御飯は茶碗4杯に制限し帳尻を合わせようと努力はした。努力はしたが・・・米3合生活は止められなかった。1日1食生活とは、食の楽しみを1日1回の夕食に全てを注ぐall or nothingな生活であり、ココを譲れば拒食症になって死んでしまうカモ)で、人間ドック前夜の夕食が・・・カミサンの得意料理「炒め野菜タップリの焼肉風」であった。Goddamn!(ガッデム!=悪魔め!)前夜は絶食・・・位の意気込みで人間ドックに乗り込んで1年ぶりの保健婦さんをギャフンと云わせてやろうと思ったのだが、21時ギリギリだけど飯4杯と食べてしまった。
その結果は、表題の通り・・・「メタボリック判定:該当なし」だった。体質もあり他人様に気易く薦めるツモリは無いけれど・・・、私には1日1食(夕食は飽食)が合っているのだろう。脂質項目は要観察の「C」だが、それ以外の項目は全部「A」に戻った。それに、何故か・・・不思議な事に腹囲が85cmを下回っていたので(凡そ20年ぶり。尚、下回っていると云っても誤差の範囲か?)日本の健康診断的には晴れてメタボでは無い訳だ。もう1年でも元通りの1日1食飽食生活を続けたら、脂質項目も元通りの「B」に戻るかも知れないし・・・。
「保健婦指導が在りますので相談室3番の前でお待ち下さい」と若いナースに云われて、フンフンと鼻息荒く待っていたが、相談室の中には年配の保健婦さんが座っていた。「あの~、去年まで担当だった○○さんは?」と聞いたが寿退職したのだそうだ。Goddamn!(=悪魔め)年配の保健婦さんには過去3年のデータを見てメタボからの脱却を誉められたが・・・、嬉しくも何ともない。そもそも、メタボになったのは○○さんに朝御飯を食べてみましょうと唆されたからだと苦情を云ってみたが、年配の保健婦さんも若いシングルマザーの保健婦さんも朝食は食べるように指導するのが職務なのだろう。
「去年も一昨年もメタボだったので、生活習慣に気を付けて生活されないと再びメタボになってしまうカモ知れませんから保健指導を受けられては如何ですか?先ずは朝御飯をキチンと食べるところから始めましょう。」と年配の保健婦さんに云われたが、「いいえ、お断りします」とキッパリ断っておいた。
このネタ自体は8月21日に起きた事だったけど、人間ドックの検査通知が事務所に届いたのが今日だったので、そこに書かれた「メタボリック判定:該当なし」を見てネタ不足のブログネタにしようと思った次第。御世間では3連休で御近所では大きなオフ会が在って・・・行きたいのはヤマヤマだが町内会の役務で出掛けられず羨ましいなぁ~と思いながら、コッテリ脂ギッシュなスペアリブの骨を山と積み上げる不健康な夕食を食べながら妻子にメタボではないんだと散々自慢し抜いた次第。
全項目「A]を目指す方が前向きな生き方だと娘に説諭されそうになったが、1日1回の飽食を捨てて辛い暗黒時代に戻るのは金輪際ご免だ。HDLコレステロールが僅かに少ないのが「C]判定の理由だから、善玉の元をバリバリ喰いまくる事にしよう。(中性脂肪値161は・・・毎晩米を3合強食べている限り・・・運動でもしないと改善の余地は無いから諦めている)
私自身の持論では「健康なデブは長生き」となっていて、「健康なデブと、不健康なデブ・・・同じデブなら愉しまなきゃ損々」・・・と「健康なデブ」を目標に生きてきたツモリだった。が、一昨年に初めてメタボに成ってしまった。健康なデブを売り物にしていた筈なのに、やはり寄る年波には勝てないと云う事か・・・と大いに悄気たモノである。1年間の猶予はあると前向きに考えて引き続き保健指導を受けてみたが・・・昨年も引き続きメタボだった。
健康なデブで居た頃は、1日1食生活を続けていた。ガリガリに痩せていた子供時代だったが、外食に目覚めた高校生時代は中肉中背、外食と料理に目覚めた大学生時代は小太り、酒飲みで酒肴を山のように食卓に並べるカミサンと結婚した後は一気に激太りしてしまい・・・自己最高記録は体重110Kgでウエスト108cmとなってしまった。同年産(昭和37年産まれ)の平均身長ピッタリな私なので体重110Kgはデブではなく大デブだった。皮下脂肪型の肥満なので溢れる腹肉に圧迫されて床でゴロゴロする生活は不可能となりイスとベッドの生活だ。車を洗おうかとしゃがみ込むと腹肉が肝臓を圧迫して(?)気持ちが悪くなるし、2階まで階段を上がるとゼイゼイ息切れがする・・・どう贔屓目に考えても不健康な不便な生活だった。当然の事、医師からは食事制限の指導を受けるが・・・1日3食、御飯は軽く1杯(120g)の生活は長続きはしなかった。体重は微増微減を繰り返すも決定的な成果は出ぬままズルズルと大デブ生活を5年間位続けていたが、ある日閃いた。1日3食1食毎のカロリー制限は意志の弱い私が継続し続ける事は難しいが、1日1食にして食べたいダケ食べたらどうだろう?と思った。私より出勤が早いカミサンが出勤前にはカロリー制限された朝食を食卓の上に載せて出掛けて、朝寝坊して起き出した私はソレを食べて出勤するのだが・・・、食べ始めると腹が膨れないので、ついつい冷蔵庫を漁ったり、食品庫を漁って追加を食べてしまっていた。体重が落ちない私を見て、毎朝キチンとした朝食を用意し続けるカミサンにしては労力が報われない不満をぶつけられ、売り言葉に買い言葉・・・「コレポッチ食べる位ならいっそ食べない方がマシだ!」と言ってしまう。それからは、1日1食だった。
同僚に誘われても「いや、朝昼食べないことにしたから・・・」と昼食の誘いも断り、一日千秋の思いで夕食のみを愉しみに生きていく生活に切り換えた。不健康の極みだろうが、動けない位に満腹に食べる事に意義を見出していたので、1日に1食しか食べない夕食には米5合食べていた。当に丼3杯である。こんなに食べたら痩せる筈は無い・・・とカミサンには半ば呆れられていた。大学生時代・・・月末に小遣いが無くなると1升チャーハンを食べ切って1万円貰う(食べられなければ皿洗い)と云うアマチュア・フードファイターをやっていた事もあるので、御飯5合なんか屁とも無い。1日1食生活を始めても、月に1~2度は「おにぎりの日」として米1升のおにぎりを食べまくりする日なんかもリクエストしていた。朝食は食べなくても平気だったが、最初の内は・・・昼食抜きは正直辛かったのだが、スッカリ慣れて1日1食が当たり前になってしまった。
1日1食とは云え、その1食は夜寝る前の根限りの飽食と云う最悪の状況だったが・・・、体重は減り始めた。ま、朝飯は丼3杯と副菜、昼飯は普通の茶碗に3杯と副菜、夜御飯は丼3杯と副菜の生活から、夜御飯のみ丼3杯と副菜の生活だから1日当たりの摂取カロリーは大幅に減っているのは事実で、私の110Kgを維持する為には1日3食の飽食が必要で、どんなに頑張っても1日1食では維持できないと云う事だろう。こうして90Kg迄はトントン拍子で体重は下がったが・・・ここでスランプに陥る。そこで、丼で御飯を食べるのを止めて、普通サイズの茶碗5杯までOKと切り換えた。(普通サイズの茶碗・・・と云うのがカミサンの工夫で、ある日体積を量ったら丼2杯分しか無かった)体重は20年ぶりに80Kgを割り、私に於ける「飽食の1日1食」の平衡は76Kgとなった。因みに、110Kgから、ここに至る期間は約6年だ。その間、無理な運動は疎か・・・何の運動もせずに1日1食苦しくなるまで飽食してダイエット出来るのだから、私には合っていたのだろう。
私の体重が76Kgだと知人に云うと、もっと重いと思っていたと皆に云われる。男性は脂肪で太っていても筋肉が充分にあるだろうから、この体型なら重いのだろうが、自慢じゃないが運動らしい運動をせずに生きてきた性か筋肉は少ないのだろう。色男では無いのだが「金と力はなかりけり」である。しかし、健康診断のオプションで超音波検査を入れると、分厚い皮下脂肪はデブの証だが内臓脂肪は想像以上に少ないと誉められていい気になっていたモノだった。元々が「マヌケの小足」で足も小さく平均身長でもSサイズを着ていた人だったので骨も細いのだろう。だから、Sサイズの体に最盛期は3Lサイズ分の皮下脂肪が付いているデブなのである。(今はLか2Lだけど、気の利いたメーカーはMBサイズ・・・MだけどLサイズのデブ用を出してくれているので、そんなメーカーの衣類は敬意を表してMBを着ている)
こうして1日1食生活を続けていて「健康なデブ」を謳歌していたのだが、3年前の健康診断の時に保健婦さんに朝食を食べない問題を指摘され・・・「適量の朝食を食べれば更に痩せますよ」と唆される。いや~意志が弱いので適量の朝食で抑える事が出来ずズルズル食べてしまうと心の弱さを訴えたのだが、健康体重68Kgまで頑張りましょうと云われる。
10年以上1日1食生活を続けていて何ら不自由は感じなかったし、健康診断での数値的に中性脂肪値160と少し高いモノの他の所見には異常が見られないので「健康なデブ」だと主張したが、血圧は高くないのに動脈硬化等の生活習慣病の怖さを洗脳され・・・保健指導と称して朝御飯の内容をレポート提出させられる事となってしまった。
10年以上の1日1食生活・・・と云っても、キャンプやキャラバンに出掛けた時は3食しっかり食べるし、教育上の配慮から、娘が居る土日は1日3食を特に量を加減せずに食べていた。だから、キャンプ・キャラバンに行くと2~3Kg太って、金曜日までに2~3Kg減量すると云う生活だった。
だが、保健婦さんへ朝食レポートを出す為に、長年の習慣を止めて朝食を適量食べる事にした。この適量の朝食を食べると云う事は、1日1食を始めた頃の苦労とは違い大きな意志の力を要求される難題だったが、偶に電話で声を聞かせてくれる美人の保健婦さんの為に頑張った、いや頑張り抜いたのである。1つ判った事は、適量の朝食を食べても今以上に体重は増えないと云う事だ。「朝食を食べると今以上に痩せますよ」と云うのは保健婦さんのウソ(一般論?)だったが、朝食分の摂取カロリーが増えても適量ならば体重は増えないと判ったのは大きな功名だった。
そうして保健指導から1年後、意気揚々と人間ドックに行ったのだが・・・、結果はメタボになっていた。脂質関係の判定が「B]から「C」となり尿酸値が(適正圏内だが)増えた。腹囲は条件を充分満たしているので後2項目の判定でメタボになる予備軍だったから・・・体重は増えていない(減ってもいない)のにメタボになってしまった。それに脂質関係以外の項目は全部「A]だったのにチラホラと「B」が目立つ。
そもそも、このメタボリック判定自体を信じていなかった私なので気にする必要もないのカモ知れないが・・・、脂質項目だけ「B」判定で腹囲85cmを越えるデブでも「健康なデブ」を自認していた筈なのに、これでは「不健康なデブ」になってしまったと悄気たモノである。
美人の保健婦さんには申し訳ないがクドクドと恨み言を並べ立てた。「『健康なデブ』だったのに、指導に従った結果『不健康なデブ』になってしまった。どうしてくれるんだ!」と捲し立てた。私自身も驚く厳しい剣幕に美人の保健婦さんは顔を顰め・・・涙を浮かべている様だった・・・、ハッと大人気ない私に気が付き・・・追求を止めた。生活習慣として運動をしないのが駄目だとか、夕食の摂取カロリーが多過ぎるからだとか、至極当たり前の事は指導頂いた。
最初に言った筈だし、その個人指導票にもワザワザ書いて貰ったけど、意志が弱いから1食の摂取カロリーを減らす努力は辛いので1日1食に逃げたヘタレなので・・・、夕食を減らして朝昼に分配するなんて出来そうもないし時間がないので運動はしないと主張した。だが、相手は保健指導のプロなので1時間半程の面談の後には、1日3食の内容と日毎の運動記録をFAXする約束をさせられてしまった。(我ながらオイオイであるが、美人には弱いと云う事か?)
保健指導の回数も増えて・・・夜に保健婦さんから電話が掛かってくる様になり・・・バックに聞こえる幼い子供の声には興冷めしながらも・・・何故か私もWiiFitも始める様になりキチンと1日3食食べる様になった。月に20日はWiiFitで汗を流し(デブは少しの運動でも汗をかく)、定食屋やセルフうどんで並盛りの昼食を食べる普通の人の生活を続けたのである。(こんな事は保健婦さんが美人でなければ絶対にやっていないだろう)確かに・・・キャンプやキャラバンの時は相変わらず飽食を続けていたが、出動回数もメッキリ減っていたので大きな体重の増減はなく3年前と変わらない体重で昨年の人間ドックを迎えた。
その結果が・・・脂質関係の評価「D]である。要治療の立派なメタボリックシンドロームになり、超音波内診で内臓脂肪が増えている旨を聞き・・・、世で云う健康的な生活はクソ喰らえだと決心した。人間ドックの保健指導で、つまらない日常の中の一瞬の清涼剤だった美人の保健婦さんとの逢瀬(FAXと電話と3ヶ月毎の面談)だったが、そのバツイチだった美人の保健婦さんの再婚が決まった事とは全く無関係に・・・自らの健康の為に今年は保健指導は受けないと宣言した。
そして、1日1食生活に戻した。1日3食適量食べる生活を続けた後の1日1食生活は正直辛かった。記憶は定かでは無いが・・・間食をしない筈の私なのに外回りの序でにコンビニに寄って買い食いをした事も何回か在ったが、約3ヶ月で元通りの1日1食生活に戻す事が出来た。偶の外食ではバイキングで動けない位食べまくり、土日は3食飽食をする・・・でも、平日は夕食のみの1食に制限し・・・その代わり腹が割けそうな程に満腹に食べる生活。保健婦さんに云われなくても、凡そ健康的とは言い難い生活だが、やはり性に合っているのだろう。
そうは云っても・・・人間ドック前には少しは摂生をして・・・あの美人の保健婦さんに、私流の1日1食生活は「健康なデブ」を育てる健康な生き方だと目に物を見せてやろうと思っていたが、長崎グルメには撃沈してしまい摂生なんか出来ずに1日4食満腹になってしまった。(確かに、帰宅後は・・・少しは反省して、晩御飯は茶碗4杯に制限し帳尻を合わせようと努力はした。努力はしたが・・・米3合生活は止められなかった。1日1食生活とは、食の楽しみを1日1回の夕食に全てを注ぐall or nothingな生活であり、ココを譲れば拒食症になって死んでしまうカモ)で、人間ドック前夜の夕食が・・・カミサンの得意料理「炒め野菜タップリの焼肉風」であった。Goddamn!(ガッデム!=悪魔め!)前夜は絶食・・・位の意気込みで人間ドックに乗り込んで1年ぶりの保健婦さんをギャフンと云わせてやろうと思ったのだが、21時ギリギリだけど飯4杯と食べてしまった。
その結果は、表題の通り・・・「メタボリック判定:該当なし」だった。体質もあり他人様に気易く薦めるツモリは無いけれど・・・、私には1日1食(夕食は飽食)が合っているのだろう。脂質項目は要観察の「C」だが、それ以外の項目は全部「A」に戻った。それに、何故か・・・不思議な事に腹囲が85cmを下回っていたので(凡そ20年ぶり。尚、下回っていると云っても誤差の範囲か?)日本の健康診断的には晴れてメタボでは無い訳だ。もう1年でも元通りの1日1食飽食生活を続けたら、脂質項目も元通りの「B」に戻るかも知れないし・・・。
「保健婦指導が在りますので相談室3番の前でお待ち下さい」と若いナースに云われて、フンフンと鼻息荒く待っていたが、相談室の中には年配の保健婦さんが座っていた。「あの~、去年まで担当だった○○さんは?」と聞いたが寿退職したのだそうだ。Goddamn!(=悪魔め)年配の保健婦さんには過去3年のデータを見てメタボからの脱却を誉められたが・・・、嬉しくも何ともない。そもそも、メタボになったのは○○さんに朝御飯を食べてみましょうと唆されたからだと苦情を云ってみたが、年配の保健婦さんも若いシングルマザーの保健婦さんも朝食は食べるように指導するのが職務なのだろう。
「去年も一昨年もメタボだったので、生活習慣に気を付けて生活されないと再びメタボになってしまうカモ知れませんから保健指導を受けられては如何ですか?先ずは朝御飯をキチンと食べるところから始めましょう。」と年配の保健婦さんに云われたが、「いいえ、お断りします」とキッパリ断っておいた。
このネタ自体は8月21日に起きた事だったけど、人間ドックの検査通知が事務所に届いたのが今日だったので、そこに書かれた「メタボリック判定:該当なし」を見てネタ不足のブログネタにしようと思った次第。御世間では3連休で御近所では大きなオフ会が在って・・・行きたいのはヤマヤマだが町内会の役務で出掛けられず羨ましいなぁ~と思いながら、コッテリ脂ギッシュなスペアリブの骨を山と積み上げる不健康な夕食を食べながら妻子にメタボではないんだと散々自慢し抜いた次第。
全項目「A]を目指す方が前向きな生き方だと娘に説諭されそうになったが、1日1回の飽食を捨てて辛い暗黒時代に戻るのは金輪際ご免だ。HDLコレステロールが僅かに少ないのが「C]判定の理由だから、善玉の元をバリバリ喰いまくる事にしよう。(中性脂肪値161は・・・毎晩米を3合強食べている限り・・・運動でもしないと改善の余地は無いから諦めている)
> 世で云う健康的な生活はクソ喰らえだと決心した。
私も同感です。
規則正しい生活は、一歩間違えば不健康で短命であると考えます。
最近の論文で、規則正しい昼食を取っていると、その時間にインスリンが分泌されるようになり空腹感が強くなると聞きました。
食べても太らない人や、食べると覿面に太る人など、人は体質や遺伝子によってそれぞれ違うのです。
よって教科書通りの規則正しい生活に私は疑問を持っていました。平均値を全てにあてがうのは無意味です。
こうすれば女にモテるなんていのは全員に当てはまらないのと一緒。
腹減っていないのに時間だからと規則正しく食べる生活と、あくまでも腹減るまで食べないという不規則な生活では、前者の方が不健康だと思います。
もちろん本能のまま食べると太ってしまう人は、いろいろ工夫が必要なわけで、ほんの少し食べることでスイッチが入ってしまうから、1日1食というのは理にかなってます。
我慢は必要だけど1食は好きなの食べれてストレスも少ない。
ダイエット食を3食食べて悶々としたツマラナイ生活より確実に論理的だと思います。
私は保健指導のお姉さんにそれを述べたところ、ストレスが少ない方法が一番良いといってました。
ただし、中性脂肪はともかく「高血糖」「高血圧」「高コレステロール」の3つだけは上げないようにするように強く言われました。
少し太っている程度が一番健康で長生きというデータは、自分を理解して気をつけて管理するからでしょう。
専門家の意見なんて参考程度で自己責任で自己管理するのが一番の正解だと私は信じています。
日本人が1日3食になったのは江戸時代からと聞いた様な気が・・・、それ以前は、1日2食だったそうです。又、狩猟収集が中心だった人類の黎明期には、食べられる時だけに食べていたのでしょうね。
1日3食派の健康指導で云われるのは、「朝御飯を食べないと、下がっている血糖値を上げる事が出来ず、その日一日元気が出ない」とか「同じカロリーを摂取するなら少しずつ回数を分けて食べた方が太りにくい」と云われます。
狩猟収集時代の人類は、お腹が減ったら狩りに出掛けていたと思うのですが、その時に血糖値が下がって活動が出来なければ狩りに失敗してしまうカモ知れません。極端な飢餓状態で無ければ、人は必要な時に活動に必要な血糖値を維持出来る様に造られている筈です。
朝食を採る様に奨めるのは子供達の「食育」に由るのだと思っています。1日1食派の私も、娘が居る日曜日には普通に1日3食を食べていますが、それは教育上の配慮もあります。(本当は、仕事をしない日は、実は・・・空腹を我慢出来ません)
腹が膨れると・・・消化吸収の為に消化器へ血が集まってしまい頭がボォ~としますし、ハングリー精神をもって仕事に臨めません(仕事に一生懸命取り組めば空腹なんか感じませんが、適当に仕事をしていると空腹を感じます。朝御飯を満腹に食べると・・・その日一日仕事になりません)
ま、見た目が立派なデブである私がメタボではなくて、見た目は中肉中背の同僚がメタボなのは・・・チョットだけ快感ですが・・・、美容的には少し痩せていた方が良いのでしょうけど・・・。
脳の活性化の為に、とくに育ち盛りには必要でしょう。
しかし成人してしまった人には、合うか合わないかが重要。もちろん正しい理論が合うならば越したことはありません。ただその理論だって人間の体のキャパシティーには、甘やかしにしか過ぎない気がします。バランスよく食べることは重要ですが、よっぽど偏食しない限り吸収力が変わり、健康に生きられます。教育上好き嫌いは無いようにするべきですが、実際好き嫌いあっても健康に生きていけます。逆にバランスよく食べると吸収力低下し無駄に排泄しているという事実もあります。
肝心なのは諸問題が起きたときの摂生ですね。
幸福感と摂生の狭間でもがくのが人間なのでしょう。(笑)
> バランスよく食べることは重要ですが、よっぽど偏食しない限り吸収力が変わり、健康に生きられます。教育上好き嫌いは無いようにするべきですが、実際好き嫌いあっても健康に生きていけます。逆にバランスよく食べると吸収力低下し無駄に排泄しているという事実もあります。
仰る通りだと思います。偏食に限らず・・・1日3食の普通の生活も無駄に排泄しているのカモ知れません。1日1食の生活では・・・体の吸収力はベストコンディションを維持して可能な限り飢餓に備えて蓄積しようとする・・・事が一般的にダイエットを妨げるのでしょう。
> 幸福感と摂生の狭間でもがくのが人間なのでしょう。(笑)
御意。当に、その通りだと思います。ま、私の場合・・・もし1日3食飽食出来るのなら、その方が更に幸せなのだろうと思いますが、流石にそれでは・・・(笑)