豊川高校探Q部

豊川高校探Q部は、楽しいこと、面白いことを探求し、その真理を探究する部活動です。どんな新しい出会いがあるかな?

探Q部の歴史

2015-10-01 09:54:36 | 日記
10/1付けの記事で、学園祭では「探Q部の歴史」を紹介すると書いた。

そして、私なりの歴史観も掲載した。


ひとりよがりではいけないと思い、

今回は歴史家の著書からも引用したい。



英国の外交官であり歴史家のE・H・カーによる

「歴史とは何か」より

「歴史とは、現在と過去との間の尽きることを知らぬ対話なのであります。」


 カーの主張の面白い点は、

歴史を科学として捉えるならば、

主観を捨て、客観性を重視すべきとするのが一般的な考えだろう。

しかし、カーは

「歴史観は歴史家の主観である」とし、5つの視点で主張した。

①歴史は、歴史家と、その歴史家を取り巻く社会を共に調べる

②歴史とは、一人の行動ではなく、集団の行動である

③歴史を一般化してみる必要がある、ただし未来を予見できるものではない

④出来事の原因をリストアップし、単純化する

⑤未来へ進むために歴史を読み、成功例と失敗例を学ぶ


「歴史とは、現在と過去との間の尽きることを知らぬ対話なのであります」

という言葉には、過去をあくまで現在的な視点で捉え、評価し、反省する姿勢をもつべきという意味があると思う。

時間の経過、成長の中で、常にその評価は変化するものだ。

あの時、嫌だったあのことも、自分の血肉となり、集団を成長させていると実感できる。


10/3.4 ぜひカー的歴史観に基づく、探Q部の歴史を見に来てください。



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