豊川高校探Q部

豊川高校探Q部は、楽しいこと、面白いことを探求し、その真理を探究する部活動です。どんな新しい出会いがあるかな?

スーパーカミオカンデ訪問記パート1

2018-03-31 14:42:51 | 探Q活動
3月23日(金) 宇宙に一番近い部活動である我が部は、岐阜県飛騨市神岡町にある東京大学宇宙線研究所とニュートリノ観測施設スーパーカミオカンデを訪れた。
今まで宇宙へは工学系のアプローチとして、「JAXA相模原キャンパス」を訪問してきたが、今回念願かなって理学系のアプローチとして、スーパーカミオカンデを訪問することにした。

スーパーカミオカンデは研究施設であり、一般公開は行っていない。しかし、研究機関と教育関係については、応相談とある。
我々は教育関係である。臆することなく、レッツトライ!メールしてみた。

送ったメール

見学目的 私たちは豊川高等学校探求部という部活動です。ジャンルを問わず、知的好奇心を駆り立てられるものを求めて、活動しています。

     科学実験も行っています。宇宙への関心も高く、昨夏にはJAXA相模原キャンパスで働く先輩を訪ね、最先端研究にも触れてきました。

     貴施設を見学することで、さらに宇宙物理学の分野への興味を高めていきたいと思ったからです。


意外にもすぐに返信メールが来た。見学の許可が出た。
ただし、カミオカンデ坑内に入るために、低公害バスと神岡鉱山管理会社の安全保安員を手配する必要がある。それぞれ有料である。この2項目に5万円以上掛かる。
他にも交通費(ガソリン代・高速代)など必要経費を計算すると、ざっと一人1万円ぐらい掛かることがわかった。

しかし飽くなき探究魂とご家庭の理解を得て、手配を進めていった。

スーパーカミオカンデは、東京大学の実験施設、おなじ神岡鉱山内には京都大学の「KAGURA」と東北大学「KamLAND」という施設もある。
さまざまな配慮で、スーパーカミオカンデ以外にも東北大学の「KamLAND」の見学も許可された。

朝7:30豊川高校を出発。東海北陸自動車道で一路、飛騨へ。
途中、ひるがの高原SAに立ち寄った。周囲の山々は雪化粧である。


11:40頃、道の駅神岡スカイドーム神岡に到着。昼食をとる。ここにカミオカンデでレプリカがあると聞いていたが、見当たらない。
梶田教授がにこやか笑っているだけである。隣には巨大な電球のような光電子増倍管があるが、触れないで!と書いてある。

おじさんが「なんかねぇリニューアル工事中らしいよ」って教えてくれた。

仕方がないので、梶田教授と仲良く写真撮影してみた。


そうしたらお土産物屋さんの奥に
あった!
中には光電子増倍管が並んでおり、カミオカンデの中が再現されている。

光電子増倍管を接写してみる。まるで目のようだ。

昼食で立ち寄った道の駅で、思いのほか時間がかかった。
急いで、東京大学宇宙線研究所へ。