東洋環境分析センタ- 現場奮闘記

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カルキ臭い話 (水質検査) 水道検査グループ

2010-10-02 | 技術部
みなさんこんにちは。
今回は技術部 水道水検査グループよりお届けします。

皆さんが普段使われている水道水
蛇口をひねった瞬間・・・
『 ・・・カルキの臭い?? ・・・ 』
という経験をお持ちの方もたくさんいらっしゃると思います。
最近では、家庭用の浄水器を設置したり、
ミネラルウォーターを購入されていらっしゃる方も多いようです。

しかし、「カルキ臭」が水道水の安全を保っているのです。
この「カルキ」臭の原因は
「次亜塩素酸ナトリウム」という物質です。


(この黄色っぽい液体が次亜塩素酸ナトリウムです。)

水道水中では「残留塩素」として殺菌効果を発揮します。


(残留塩素の入ってない井戸水(左)と、
水道水(右)の一般細菌試験)

通常、水道水の水質検査時には残留塩素の測定を行います。

(残留塩素測定中)

水道水中に残留塩素が存在するとピンク色を示します。


(このピンク色が、安全の証!!)

ただし、この「残留塩素」も濃すぎると水道水中で有害物質を生み出してしまいます。
この有害物質を分析・測定するのが私たちの役目です。


(VOC測定中・・・。)

残留塩素も、「過ぎたるは、なお及ばざるが如し」なんですね。

これからも、皆様の飲まれる水の安全・安心に貢献できるように、
検査担当者一丸となってがんばって参ります。



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