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遂に報告書提出。しかし今後女系を阻止する保守派はどこにもいない。

2005年11月24日 22時31分25秒 | 皇室典範
<皇室典範>有識者会議が報告書 女性・女系天皇容認を柱に

引用開始

小泉純一郎首相の私的諮問機関「皇室典範に関する有識者会議」(座長・吉川弘之元東京大学長)は24日、女性・女系天皇の容認を柱にした報告書をまとめ、首相に提出した。女性・女系容認は「社会の変化に対応しながら、多くの国民が支持する象徴天皇制の安定的継続を可能にするうえで大きな意義を有する」と結論づけた。報告書を受け、政府は来年の通常国会に皇室典範改正案を提出する。皇室の長い歴史の転換で国民の理解を深めることが課題になるうえ、政府・与党の一部には異論が残っており、調整は曲折も予想される。

引用終了

報告書を受けとった小泉首相は「これをふまえて来年の通常国会に皇室典範改正案を提出できるようにしたい」と語っていました。客観的な意見を一切挿まずにこの報告書をそのままでゆくつもりでしょう(私的諮問機関の結論ですから当たり前と言えば当たり前ですが)。かつて小泉首相は女性天皇について「過去女性の天皇がいたのですから、今の時代なにも問題は無い」という意味のことを話していますが、これも男系否定への布石、大衆を女性天皇擁護へリードしようとしたのではないかと思われてなりません。大衆は男系・女系の意味など知らないのが普通です。「今の時代」「男女平等」というスローガンを利用すれば世論が女系ではなく女性容認(実は男系否定隠し)に傾くのは容易に想像できます。小泉首相のイエスマンばかりである今の自民党には皇統を維持することなど無理です。自民内部に「女系否定」の派閥があるのかどうか怪しいもので、もし仮にあったとしても少数派で大多数の首相マンセーの体制を突き崩すことは不可能でしょう。このまま女系容認で突き進んで行くに違いありません。

残念ですが本当の意味で日本は終わりそうです。

参考;

皇室典範に関する有識者会議報告書

「天皇の制度」「象徴天皇の制度」って一体何?
「立憲君主制という制度」の間違いでしょうか?

皇室の制度なら日本にはあるんですがね。

追記;

皇室典範:有識者会議報告書に与野党幹部コメント

引用開始

皇室典範に関する有識者会議の報告書に対する与野党幹部のコメントは次の通り。

 ▽武部勤・自民党幹事長 大変意義深い報告が出された。評価したい。広く国民の声を聞いて成案をまとめ、次の国会で実現できればと願っている。(女性・女系天皇の容認は)いいことだ

 ▽市田忠義・共産党書記局長 天皇が男性という合理的な根拠はなく、女性・女系天皇を認めることは賛成だ。(長子優先は)吟味したい。法案(皇室典範改正案)への対応は皇族が増えるという問題などもあるので、詳細をよく検討したい。

 ▽福島瑞穂・社民党党首 男性しか天皇になるのを認めないのは、男女平等の観点から間違っている。天皇制はどうあるべきかの議論はあるが、法案には基本的に賛成だ。ただ、女性天皇を認めれば宮家が増える。予算の問題もあり、上限設定などの工夫が必要だ。

 ▽冬柴鉄三・公明党幹事長 有識者会議が、男系か女系かなど問題とされていた点を十分に調べたうえで結論を出したのだから、答申内容はそのまま立法化すべきだ。いろいろ議論すべきものではない

 ▽鳩山由紀夫・民主党幹事長 将来女性天皇が誕生する可能性が開かれた。その方向は尊重されるべきだと思う。長子優先か男子優先かの議論は、党としてまだ意見をまとめていない。焦眉(しょうび)の急だという議論でもない。慎重な判断も必要だ。

引用終了

馬鹿揃い踏み。

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