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創業106周年きものと洋服のお手入れ専門店 一級染色技能士の仕事事例と日常生活

振袖袷 洗い張り 正絹素材

2017年12月25日 | 着物(洗い張り)

皆様こんにちは

山三三ツ屋染舗の三ツ屋邦孝です。

小売店より振袖袷解き済みの洗い張りの依頼を受けました。

生地幅が9寸5分だったのでかなり古い品物でした。

振袖表地

表地も朱色に近い赤でした。

振袖表地(裏側) 

裏側に染料が通っていないので、型染めた判断しました。

色が濃い事と裏をみると染ムラがわかりましたし染色後の水元がしっかりできているか

嫌な予感がしました。

振袖袷 仕上がり後 

画像はありませんが、すごく染料が出て洗浄液が黄色くなりました。

余分な色が出て表地はすっきりしました。またぼかし八掛の洗っている途中で余分な染料が

出て八掛の白場に移染してしまいました。想定内なのですぐに脱色剤で余分な染料を除去しました。

よく洗い張りをしていた両親から初洗いは難しい、注意しろ、気が抜けないと言っていた事を

思い出します。なんとなく、くすんでいた色が冴えて綺麗になりました。

 

着物と洋服のお手入れは

厚生労働大臣認定一級染色補正技能士のいる

山三 三ツ屋染舗にご用命下さい。

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