goo blog サービス終了のお知らせ 

ON AND OFF (2nd Stage)

元気にオートバイに乗れる幸せ。

FCR

2016年07月25日 | D-Tracker
中古のFCRが届いた。


題材をDトラにしようと決めたときからキャブの交換が前提となっていたけど、なかなか程度の良い出物が無かったので、探してたらこのタイミングになってしまった。

前のオーナーは ほとんど走行してなかったと思われる新品同様が縁あって格安で入手できた。
BITO R&Dから発売されたDトラ専用品のモノで化粧箱からセッティングマニュアル、付属品やジェット類のセッティングパーツまで揃っていた。
勿論、スピゴットとエアクリーナーのアダプタも専用設計だ。


オマケで規制前の吸気ダクトまで付いてきた。倍くらい吸気口が大きい。


33φのスモールボディを選んだ事もあって、装着自体は特に問題なし。
強いて言えばヘッドカバーに触れているワイヤー取り回しの再考くらいかな?

で、インストール後に早速エンジン始動。
パイロット系の調律はエアスクリューの恩恵もあってすぐに決まった。


手前にボックスがあるのでこんなドライバーで調整。
出口のパイロットスクリュー(最終的に1.5回転戻しで落ち着いた)はE/G始動したままの調整が出来ないので、基本 入口のエア流量メインで調整した。

問題はアクセル開度1/2から全開までのところ。
最初に装着されていたMJ#132+ニードルFTR(クリップ最上段)のまま、早朝のバイパスでテスト走行。

いきなりソコソコ走ってくれたけど、ベストまでは程遠い状態。
ボコ付くので明らかに濃いみたい。排気系が規制後のノーマルだから仕方ない。
クリップ位置は最初から最上段だったので、迷わずMJを小さくする方向で再トライ。

持っていたMJは#125が一番小さいので、これ以下は新たに買ってこなきゃならなくなった。
初日はこれで終了。

2日目
パーシャルからアクセル開度 3/4への急開でボコつきが酷かったので(濃い感じ)、加速ポンプが悪さをしていると判断。調整プレート間隙を標準の2.5mmから倍の5mmまで拡大。
結果、低速(低開度)の流速が追いつかなくなりあっさりNG。上は試すまでも無かったw

店が開くまで待とうと思っててたら、見かねたFCRヲタクのN先輩が爆音のGPzで手持ちのMJとニードルを朝から大量に持ってきてくれた。


感謝感激!近所のKさんも程なく合流し、3人でにぎやかに作業再開。


まずは、大外れはしていないという判断からニードルの交換からリスタート。

・MJ#130 / FTT(針径が太い)最上段 / 加速ポンプ間隙 2.5mm
走り出してすぐにNG。パイロット域含めフィーリングが悪化。

・MJ#130 / FTT最下段 / 加速ポンプ間隙 2.5mm
念のため、クリップ位置を最下段にしてみたけど、スタートでエンスト。

・MJ#130 / FTR最上段 / 加速ポンプ間隙 2.5mm
針だけ元に戻す。当然ながら3/4のボコつきを確認。

・MJ#125 / FTR最上段 / 加速ポンプ間隙 3.1mm
全域でフィーリング良好。加速ポンプのタイミング遅らせて少し改善したけど開度3/4でボコつきまだ出る

・MJ#120 / FTR最上段 /加速ポンプ間隙 3.1mm
意地悪な速度/開け方/ギアの条件で3/4でモタつくけど、下から上まで
全域でいい感じ。現時点でのベストかな。
但し、全開時のパワー感は#125や#130から少し落ちたかも。
時間があったらMJ#118も試してみたかった。


久々にキャブの調律をしてみて思ったけど、FCRは最終的に加速ポンプが肝じゃないかな。
メカ構造からして、吐出量がほぼリニアなのは仕方ないけど、二次曲線的にプログレッシブな特性にチューニングできたら、こんなに苦労しないと思う。
シングルはどうしても吐出量がマルチ比で多くなってしまうので、個人的にはチャンバーにスペーサを仕込んで吐出量を少なくしてみたい。

それと、ワイヤーホルダーを自作もしくは位置変更でシリンダヘッドとのクリアランスに余裕を持たせたいな。これは比較的簡単に出来そう。

また、続きは別途報告しますね。


対策#2

2016年06月19日 | D-Tracker
先週、ふとDトラ見て気付いたけど、サイドカバー溶けている!


某オークションで社外品買った奴だけど、やっぱりね。


違う角度から。
サイレンサーの熱に耐えられず変形してしまったらしい。
まだギリギリ使用できる範疇なので、土曜日に耐熱シートを用品店で買ってきた。

店内物色してたら余計なものまで買ってしまった。


ドライブスプロケット13T。
標準から1T落とし。

V11でのツーリングから戻ってきてから これらを装着。

まずは耐熱シートから。


スペース的に余裕があったので念入りに3枚重ね。
これだけ厚くすれば大丈夫でしょう。


スプロケもインパクト一発。

カムは標準の2から4まで引くとちょうど。

で、今日 日曜に試運転を兼ねて早朝の名栗から秩父までひと走り。

・サイドカバー溶け、確認できず。
・減速比変更、いい感じ。

ここら辺の峠を走る分は13Tの方が合ってる。ただ、FCR入れたらどうかね。
気になったのが、外形が小さくなった分、チェーンスライダーの当たりが強くなったみたいで音が気になる。
スライダー自体の磨耗も早そうだ。

道中の峠で何度かリッターバイクの後ろに着いたけど、小さいオートバイで大パワー車をアオるの痛快。
登りと高速コーナーでは全く相手にならないけどね。。。

対策

2016年06月11日 | D-Tracker
とりあえず仕上がったDトラッカー初ライドの感想から。。。


引き取ってきてから色々あったけど(苦笑) 先週末に近場を少しだけ乗ってきた。

早朝の車の少ないクネクネをペースを上げていくと、すぐにパワー不足を感じた。
特に登りは顕著。

非力なセロー系と比べてもう少しトルク感があるかな?と思ったけどブン回さないと走らない。
この時点でFCR導入決定。CVキャブだとレスポンスが悪くてストレスが溜まる。

峠を越えて下りになると速度が乗ってソコソコ楽しめた。
リーンアウトで高回転をキープしながらヒラヒラと切り返す感覚はすごく新鮮。これまでのセカンド車はずっとふにゃふにゃのトライアルタイヤを履いていたので、剛性感のあるロードタイヤとオフ車体の組み合わせは手放しに楽しい。思いの外、サスもしっかりしているし。

ギリギリまで突っ込み、鋭角的に一気に向き変えして速度保ったまま立ち上がる感覚は絶対に重量車では味わえない独特なもの。こりゃ病み付きになりそう。。

暫く走っていると気になったのはエンブレ時のアフターファイヤー。
ノーマルマフラーにも拘らずパンパンと耳障りなので、帰ってすぐに二次エア供給装置キャンセラーを購入。


こんなのが届いた。
作業自体は排気側バルブからキャブとエアクリーナーボックスに繋がるホースを除去し、それぞれメクラ蓋をする。


取り外したホース類。
タンク下がかなりスッキリした。

そうそう、ガリガリだったリアのブレーキローターも届いたので中古品に交換。


結構きれいなのと、厚さも十分なのでまだまだ使えそう。
オーバーホールのついでにハブ、キャリパー、サポート、スポークまでピカピカに磨いてみた。


という訳で、今日の試運転。
向かった先は日の出直後の道志。


相模原ICの先、バックミラーに写る朝焼けがあまりにも綺麗だったので・・・

で、二次エア供給装置の除去結果は… 少しはマシになったかな?と言う程度か。
相変わらずエンブレでパンパン喧しいので、パイロット系が薄いのかもしれない。

ま、FCR入れてからセッティングしてみよう。
相変わらずパワー感が希薄なので立ち上がりは右手全捻り。ハイスロが欲しい今日この頃。。。

変身

2016年06月02日 | D-Tracker

先週引き上げてきたDトラ。
直後から車両の点検整備。

基本的に中古車なんて信じていないから全て自分でコンディションを確認する。
まずは引き回しで違和感を覚えたリアの足回りから分解。

サスの動きがおかしいと思ってショックを取り出した。

すると何故かスズキのコーションステッカーが貼ってある。
距離からしてもくたびれているので、中古でSB250に装着されていた物をを買ったのだろう。

ちなみにリンクシャフトのナットもトルクが全くかかってなかった。 怖い怖い。。。

リンクを確認するとベアリングがカラッカラに乾いている。
恐らく、10年間グリスアップしてなかったんだろうな。当然、動きが渋いのでグリスアップ。

最もびっくりしたのがコレ。
ホイール外した時にブレーキローターのダメージを発見。

もしや?と思ってキャリパー見たらブレーキパッド面がこちらを向いている??

あー、パッド裏表逆に組んである。。。
ベース部がもろローターを挟んでいたので完全に齧っちゃってるよ。

もし、この車両がビギナーやオートバイの構造に詳しくない人の手に渡ってたら、と思うとゾッとする。
中古車を買った時にまず分解整備を行っているのはこういう事が過去にもあったから。
自分で確認して壊れたなら納得するし。

さて、どんどん進もう。
次にマフラー。

サビが浮いているので、いつも使っているホルツのサビチェンジャーで下地処理。

乾燥後に耐熱ブラックで塗装。

乾燥させている間に、外装の傷消し。

耐水ペーパーでひたすら均す。360番から600番、1000番、最終的に1200番で研いだ後、コンパウンドで鏡面化。

左右の立ちゴケ跡を満遍なく研いでから、お手軽なデカールでリフレッシュ。
外装一式交換するより確実で安い。

ちなみに、サイドのゼッケンカバーだけはオークションで見つけた社外品(カーボン調)。

ヘアドライヤーで伸ばしながら、まぁまぁの出来かな?


倉庫にあった20年前に買ったナックルガードも取り付けた。

昔BMWに付けてたやつかな?

更に、宅急便で届いたテールランプキットを取り付け。

これはV11に付けてるのと全く一緒のDF製。安くて加工しやすい。サイズもピッタリ収まった。

後日、純正パーツも届いた。


現行モデルXのフロントフェンダーと破れてたクラッチホルダーのブーツも交換。


錆と油だらけで汚かったスポークも磨いてピカピカに。


こうやって比べると先週からの変身ぶりがよく分かる。違うオートバイみたいだ。


ふぅ、これでようやくナンバー取りに行けるかな?


にゅうか!

2016年05月28日 | D-Tracker
先週、ブロンコを売って得た利益で新たなベース車両を夕方に仕入れてきた。


Kawasaki D-Tracker 250
自分には似合わないモデルだと分かっているけど、縁があって入手。

水冷エンジンなんてこれまでの車暦でも数えるほどしか所有していない。
しかもツインカム!
スーパーシングルだね。。。近年乗り継いできたセロー系とはえらい違い。

川崎車は25年振り。実に四半世紀の時を越え、漢カワサキの復活w。。。

Dトラの現行モデルはインジェクションなのとあのキツイ顔が個人的にNG。
計画としてはFCR組込んで遊びたいので旧モデルをあえて探した。

以下、さっき引き取ってきたままの状態。


前オーナーが小柄だったので、恥ずかしい立ちゴケ傷が散見。


10年落ち車両なので仕方ないけど外装は紫外線による退色がみすぼらしい。


モタードにこの不恰好なFフェンダーはナシでしょう。
傷も入っているので即交換予定。


何じゃコレ?リアフェンダーもあり得ないほど野暮ったい。これもすぐ外そう。


お気に入りな点。やっぱKLX系はこの四角い顔だよね。


エンジンはすぐ始動して幸運な事に異音、煙、異臭無し。
外装汚い割には足回り含めた機関状態は今のところ問題ない様子。


全体的に10年間の汚れが酷く、足廻りとか触ると寒気がする。
綺麗になるまでガレージ立入禁止にしたかったくらい。


まずはリアショックとリンクのメンテから。
サイレンサーも錆が浮き始めているので防錆処理してから耐熱ペイント予定。

自賠責と任意保険はブロンコからそのまま切り替えるので、陸事に行けばすぐに走れるけど
このままの状態で街に出るのはちょっと恥ずかしい。
最低限の箇所だけ手を加えてから試運転してみようと思う。

今回もすぐに転売する気は無いので、自分の好みに仕上げた上で 少し楽しんでからから考えよう。