中古のFCRが届いた。

題材をDトラにしようと決めたときからキャブの交換が前提となっていたけど、なかなか程度の良い出物が無かったので、探してたらこのタイミングになってしまった。
前のオーナーは ほとんど走行してなかったと思われる新品同様が縁あって格安で入手できた。
BITO R&Dから発売されたDトラ専用品のモノで化粧箱からセッティングマニュアル、付属品やジェット類のセッティングパーツまで揃っていた。
勿論、スピゴットとエアクリーナーのアダプタも専用設計だ。

オマケで規制前の吸気ダクトまで付いてきた。倍くらい吸気口が大きい。

33φのスモールボディを選んだ事もあって、装着自体は特に問題なし。
強いて言えばヘッドカバーに触れているワイヤー取り回しの再考くらいかな?
で、インストール後に早速エンジン始動。
パイロット系の調律はエアスクリューの恩恵もあってすぐに決まった。

手前にボックスがあるのでこんなドライバーで調整。
出口のパイロットスクリュー(最終的に1.5回転戻しで落ち着いた)はE/G始動したままの調整が出来ないので、基本 入口のエア流量メインで調整した。
問題はアクセル開度1/2から全開までのところ。
最初に装着されていたMJ#132+ニードルFTR(クリップ最上段)のまま、早朝のバイパスでテスト走行。
いきなりソコソコ走ってくれたけど、ベストまでは程遠い状態。
ボコ付くので明らかに濃いみたい。排気系が規制後のノーマルだから仕方ない。
クリップ位置は最初から最上段だったので、迷わずMJを小さくする方向で再トライ。
持っていたMJは#125が一番小さいので、これ以下は新たに買ってこなきゃならなくなった。
初日はこれで終了。
2日目
パーシャルからアクセル開度 3/4への急開でボコつきが酷かったので(濃い感じ)、加速ポンプが悪さをしていると判断。調整プレート間隙を標準の2.5mmから倍の5mmまで拡大。
結果、低速(低開度)の流速が追いつかなくなりあっさりNG。上は試すまでも無かったw
店が開くまで待とうと思っててたら、見かねたFCRヲタクのN先輩が爆音のGPzで手持ちのMJとニードルを朝から大量に持ってきてくれた。

感謝感激!近所のKさんも程なく合流し、3人でにぎやかに作業再開。

まずは、大外れはしていないという判断からニードルの交換からリスタート。
・MJ#130 / FTT(針径が太い)最上段 / 加速ポンプ間隙 2.5mm
走り出してすぐにNG。パイロット域含めフィーリングが悪化。
・MJ#130 / FTT最下段 / 加速ポンプ間隙 2.5mm
念のため、クリップ位置を最下段にしてみたけど、スタートでエンスト。
・MJ#130 / FTR最上段 / 加速ポンプ間隙 2.5mm
針だけ元に戻す。当然ながら3/4のボコつきを確認。
・MJ#125 / FTR最上段 / 加速ポンプ間隙 3.1mm
全域でフィーリング良好。加速ポンプのタイミング遅らせて少し改善したけど開度3/4でボコつきまだ出る
・MJ#120 / FTR最上段 /加速ポンプ間隙 3.1mm
意地悪な速度/開け方/ギアの条件で3/4でモタつくけど、下から上まで
全域でいい感じ。現時点でのベストかな。
但し、全開時のパワー感は#125や#130から少し落ちたかも。
時間があったらMJ#118も試してみたかった。

久々にキャブの調律をしてみて思ったけど、FCRは最終的に加速ポンプが肝じゃないかな。
メカ構造からして、吐出量がほぼリニアなのは仕方ないけど、二次曲線的にプログレッシブな特性にチューニングできたら、こんなに苦労しないと思う。
シングルはどうしても吐出量がマルチ比で多くなってしまうので、個人的にはチャンバーにスペーサを仕込んで吐出量を少なくしてみたい。
それと、ワイヤーホルダーを自作もしくは位置変更でシリンダヘッドとのクリアランスに余裕を持たせたいな。これは比較的簡単に出来そう。
また、続きは別途報告しますね。

題材をDトラにしようと決めたときからキャブの交換が前提となっていたけど、なかなか程度の良い出物が無かったので、探してたらこのタイミングになってしまった。
前のオーナーは ほとんど走行してなかったと思われる新品同様が縁あって格安で入手できた。
BITO R&Dから発売されたDトラ専用品のモノで化粧箱からセッティングマニュアル、付属品やジェット類のセッティングパーツまで揃っていた。
勿論、スピゴットとエアクリーナーのアダプタも専用設計だ。

オマケで規制前の吸気ダクトまで付いてきた。倍くらい吸気口が大きい。

33φのスモールボディを選んだ事もあって、装着自体は特に問題なし。
強いて言えばヘッドカバーに触れているワイヤー取り回しの再考くらいかな?
で、インストール後に早速エンジン始動。
パイロット系の調律はエアスクリューの恩恵もあってすぐに決まった。

手前にボックスがあるのでこんなドライバーで調整。
出口のパイロットスクリュー(最終的に1.5回転戻しで落ち着いた)はE/G始動したままの調整が出来ないので、基本 入口のエア流量メインで調整した。
問題はアクセル開度1/2から全開までのところ。
最初に装着されていたMJ#132+ニードルFTR(クリップ最上段)のまま、早朝のバイパスでテスト走行。
いきなりソコソコ走ってくれたけど、ベストまでは程遠い状態。
ボコ付くので明らかに濃いみたい。排気系が規制後のノーマルだから仕方ない。
クリップ位置は最初から最上段だったので、迷わずMJを小さくする方向で再トライ。
持っていたMJは#125が一番小さいので、これ以下は新たに買ってこなきゃならなくなった。
初日はこれで終了。
2日目
パーシャルからアクセル開度 3/4への急開でボコつきが酷かったので(濃い感じ)、加速ポンプが悪さをしていると判断。調整プレート間隙を標準の2.5mmから倍の5mmまで拡大。
結果、低速(低開度)の流速が追いつかなくなりあっさりNG。上は試すまでも無かったw
店が開くまで待とうと思っててたら、見かねたFCRヲタクのN先輩が爆音のGPzで手持ちのMJとニードルを朝から大量に持ってきてくれた。

感謝感激!近所のKさんも程なく合流し、3人でにぎやかに作業再開。

まずは、大外れはしていないという判断からニードルの交換からリスタート。
・MJ#130 / FTT(針径が太い)最上段 / 加速ポンプ間隙 2.5mm
走り出してすぐにNG。パイロット域含めフィーリングが悪化。
・MJ#130 / FTT最下段 / 加速ポンプ間隙 2.5mm
念のため、クリップ位置を最下段にしてみたけど、スタートでエンスト。
・MJ#130 / FTR最上段 / 加速ポンプ間隙 2.5mm
針だけ元に戻す。当然ながら3/4のボコつきを確認。
・MJ#125 / FTR最上段 / 加速ポンプ間隙 3.1mm
全域でフィーリング良好。加速ポンプのタイミング遅らせて少し改善したけど開度3/4でボコつきまだ出る
・MJ#120 / FTR最上段 /加速ポンプ間隙 3.1mm
意地悪な速度/開け方/ギアの条件で3/4でモタつくけど、下から上まで
全域でいい感じ。現時点でのベストかな。
但し、全開時のパワー感は#125や#130から少し落ちたかも。
時間があったらMJ#118も試してみたかった。

久々にキャブの調律をしてみて思ったけど、FCRは最終的に加速ポンプが肝じゃないかな。
メカ構造からして、吐出量がほぼリニアなのは仕方ないけど、二次曲線的にプログレッシブな特性にチューニングできたら、こんなに苦労しないと思う。
シングルはどうしても吐出量がマルチ比で多くなってしまうので、個人的にはチャンバーにスペーサを仕込んで吐出量を少なくしてみたい。
それと、ワイヤーホルダーを自作もしくは位置変更でシリンダヘッドとのクリアランスに余裕を持たせたいな。これは比較的簡単に出来そう。
また、続きは別途報告しますね。