★真夜中のひとりごと★

二児の母「たっちー」のひとりごとです。

無縁社会を有縁社会に

2010年04月04日 | ★道をひらく
NHKスペシャルの無縁社会を観た。

昔の方がつながりがあってよかったかというと私はそうは思わない。

昔のつながりは、ただ単に家父長制やしきたりで無理やり繋がされていただけで、まったくそこには気持ちは伴っていない。この人と一緒にいたいからいたんではなく、村八分にされるからとか、周りから何を言われるかわからないからとか、そんな理由からだったと思う。
苗字が一緒だから家族というわけではなく、夫に気持ちがなくったって、女一人や子どもだけでは生きていけなかったから、どんなひどい人だったとしても仕方がなくみんな離婚もしないで家族をしていただけだと思う。

だから、昔に戻るのはなんの意味もなさない。
昔のつながりは、表面上の形だけのものに過ぎなかったんだと思う。

夫婦別姓を反対している人たちは口々に、別姓にすると家族が壊れると言っているけれど、形だけの気持ちが伴わない家族になんの意味があるんだろうか。苗字を強制的に一緒にして、拘束しても気持ちのない家族などあってもないようなものだと私は思う。

30代の独身男女が出演していて、皆、無縁死を恐れていた。
かといって、誰かと実際に積極的につながろうとはしていない。
でも、インターネットという媒体を使い、結局は人とのつながりを求めている。

人は一人じゃ生きていけない。
金八先生の名言じゃないけど、「人という字は支えあってできている。」

そう。

人は誰かに支えてもらわないと生きていけないのだ。
人はつながりの中でしか生きていけない動物なんだと思う。

これからの時代、一人で強がって生きいくよりも、
みんなで支えあって、頼りあって生きていくのが素敵なんじゃないかな。

人が弱いのは当たり前。
まったく悩みのない人もいない。
強い人は、後ろに支えてくれる誰かがいるから強くなれるんだと思うな。

結婚も苗字が同じだけの形だけの家族は家族じゃない。
苗字が別だろうがそこに相手を思いやる、愛する気持ちがあって、お互いの責任や協力のもと一緒に暮らしていけば、それが家族だと思う。血縁なんてどうでもいいと思う。

この社会は今、本当の気持ちでつながるべきときが来ていると思う。



そこで考えた。
私にできることはなんだろう???



老若男女が集える場所があるといいなぁと思った。
つながりを持てる場所。

今はそれがないんだと思う。

昔は商店街がその役割を果たしてくれていたのかなと思った。
顔見知りの店員さん。「どうしてる?」って話しかけてくれたり。
今はスーパーに言っても、会話なんかしなくても買い物ができる。
わずらわしさがない代わりに、もし一人暮らしで独身だったらむなしいと思う。

子どもができて、感じたこと。
独身の頃より他人に話しかけられることがとても多くなった。
お年よりや少し年上の人たちが子どもがいると「かわいいね~」ってとてもいい笑顔で話しかけてくる。
まったくしらない母親同士でも、自分の子が同じくらいだと話ができる。
不思議と子どもを介してつながりができる。
子どもって人をひきつける力があってすごいなって感じた。

みんなが笑顔になれる場所。
色々なつながりを持てる場所。
そんな場所をつくれたらいいなぁ。
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