南部吟遊詩人の写真館

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2009年チャグチャグ馬っこ(前半)

2009年06月13日 22時36分31秒 | 盛岡の祭り
(画像が多すぎるので前後半に分けます)
『チャグチャグ馬っこ』って、「日本の残したい音風景100選」(環境省選定)に選ばれているそうです。
(「日本の残したい音風景」って…よくわからないなあ…)
 もともとは大名行列に参列を許された馬を誉れとして、そのとき殿様から賜った装束で馬の無病息災を祈るために神社に参拝に行ったことから始った行事だそうです。
参考URL:http://www.dydo-matsuri.com/archive/2007/umako/
↑2年前の記事ですが、「チャグチャグ馬っこ」について知るならここ!!とっても詳しく載っています。構成もいい!さすがプロのHP!!

南部曲がり家といい、この地方は馬と密接した文化が色濃く残っています。もともと、馬産地として有名な土地柄だったそうですからね~。
(曲がり家については、以前のページ参照)


さて、チャグチャグ馬っこと言えば、なんとなく「盛岡市」の行事みたいなイメージがありますが、スタート地点は隣の「滝沢村」(人口5万人。日本一人口の多い「村」)からになります。
↓↓↓スタート地点の「鬼越蒼前神社」(おにこしそうぜんじんじゃ。「鬼越」はここの古くからの地名。「蒼前」は農耕神らしいです。昔この地でこの神からの啓示があり、馬のための神社が開かれたと社伝にありました。)


では、早速写真の方を載せていきましょう。

滝沢村役場は、出発の1時間前から人、人、人で賑わっていました。(神社には駐車場がないから、ここで車を止めて見学する人が大勢いるみたい。)

目的の鬼越蒼前神社に近づくにつれて、路上には「落し物」が…(食事中の方すいません)

ようやく、目的の神社に着きました。って、車いっぱい停まっているじゃん!!関係者かな???

この駐車場には、当たり前のように、馬が右往左往しています。

馬を搬入してきたトラックもいっぱい停まっています。したがって、あたりは馬フン臭でいっぱいです。

「あねっこ」(この地方でいう女性(特に優雅な美人))の格好をして、準備をする人びとがいっぱいいます。


準備ができたら、神社に向かいます。

馬の飾り。一つ一つに所有する家の名前が入っています。もちろん中には家紋の入った飾りもあります。

神社には立派なのぼりが立っています。


中に進んで…

拝殿でお参りをします。出発の前のお参りというわけですね。

この神社は馬となじみの深い神社なので、「絵馬」ならぬ「木馬」が奉納されています。(顔がロバみたい)

拝殿の中では氏子たちが酒盛り。田舎の社交場(サロン)です。

普通の縁日の屋台も出てますが、記念グッズも売られています。商魂たくましい…

境内の中では、みんなが出発前に待機中。





小さな女の子も、きれいにおめかししています。

しっかし、この馬の装飾って本当に凝っていますよね~~


さあ、いよいよ出発!!

馬っこの上に乗った子どもは、沿道の人々に手を振ります。かわいらしいです。思わず、こちらもにっこりしてしまいます。

この日の馬の参加は97頭(主催者側発表)。行列は前後の誘導車などを含めるとおよそ1キロといったところでしょうか?ここから、盛岡市内の八幡宮までおよそ15キロの道のりを、休憩を入れながら歩いていきます。もちろん、市内は交通規制を敷きまくり。


(後半に続きます)

【今日の一句】

馬の耳に柏手(かしわで) とし蔵

あくびしてっぞ、おい!(≧▽≦)












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