真冬の中の、
寺で、
どんど焼きが行われ、
山門から、
鈴の音ともに訪れる男たちは、
そう、
裸参り。
まといをもつ消防団員。
巨大な御幣を捧げ持ち、
五穀豊穣、安全祈願を、
どんど焼きの火の前を通り、
人々の見守る中、
参道をゆっくりと、
一歩ずつ、四股を踏むように
踏みしめながら、歩いて行く。
これが、盛岡、教浄寺の「裸参り」
御幣を振り、
道中を清めていく。
男たちは、
寒さをものともしない。
老骨であろうと。
若きは纏をもち、
供物をささげ、
道を踏みしめる。
それが、一句一句の祈りであるように。
【撮影日:2015/1/14】
余談コーナー…
別にこれは盛岡教浄寺独特の祭りというわけではなく、盛岡の八幡宮でも行われます。ちなみに、仙台の大崎八幡宮はありとあらゆる市内の会社や団体などが参加するため、ものすごい規模になるみたいです。いつか取材に行きたいと思います。
信仰心の篤い東北ならではの行事でしょうか。恰好を見ればわかるように、藁の腰みの、縄をまとい、御幣のような示飾りも身につけていることから、神道の影響も見えます。それでお寺にお参りするのは神仏習合の日本らしい光景と言えます。
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